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いつも心に音楽を

当方しがない牛丼屋さんである。
3年目に掛かろうかという年ですので、リーダーや教育などやらせていただいている立場でもある。

学生アルバイトの多い飲食店では、3月に卒業していく先輩方とお別れし4月には胸踊りながらニューカマー達を迎えるというサークルのような季節がある。

サークルと違う点は、これが仕事であるというところ。

4月中は新人さん達も初々しく、可愛がりながらも皆が皆ほとんど仕事にならないのでスタッフの増員がなされる。
実はこの時期に、増員にかまけずどれだけ叩き込めるかが今後の鍵になってくる。

というのも、5月も半ばになってくると出来る人出来ない人の差が歴然と現れて来るからだ。
そして、スタッフ人数は当たり前のように削られていく。

さらにこれがまた不思議な事に、気温が上がると財布の紐が緩むのか最高気温30℃を超えると入客が爆増する。

一般の飲食店ならホールの人、キッチンの人別れているのだろうがこちらは牛丼屋、キッチンをやりながらホールの新人さんに指示を出さなくてはいけない。
さらにその提供も1分1秒を争うのだ。

あぁ忙しい!!!

そして忙しくなってくると必ず弊害が生まれる。
出来ない新人さんに強く当たってしまったり、逆にしなくてはいけない教育を後回しにしてしまったりするのだ。

教育をしっかりしたい気持ちと
なぜ君は他の人と同じ事を言っても出来ないんだい?何度同じ事を言わせるんだい?って気持ちと
スタッフ削りすぎでしょって気持ちと
後ろは暖かいうちに出してるからホールで止まらないでくれるかい?って気持ちと
そんな小言言ってる暇あったら商品作らなきゃ!って気持ちと
それでもやっぱり時間をとって教育をしたい気持ちと。

そんな爆発寸前のストレスを抱えながら働いているので新人さんがちょっとしたミス(大体は再三教えたのに出来なかった等のミス)でペースを乱されると爆発だ。新人さんに強く当たってしまったりする。

誰しもそんな経験あるんじゃなかろうか。
新人さんごめんよ~と思いつつ、しっかりひとりひとりと向き合って教育したい気持ちと、時間的に出来ない気持ちの狭間に立って今日も社会は回る。

じゃあどうしたらいいのよって話

でもせめて新人さんに当たるのだけは辞めたいじゃん。

いくら彼が覚えが悪いと言ったってそれは

初めてのバイトで緊張してるからかもしれないし

自分がピリピリしてるから萎縮してるのかもしれないし

プライベートで何かあるのかもしれないし

自分の教え方が悪いのかもしれないし

本当は掘り下げて聞いてみたいじゃん。でも今はとにかくまず、当たっちゃうのだけなんとかしたい。せっかく一緒にバイトしてるんだし仲良く楽しくやりたい。

そこで最近編み出した方法を3つ程紹介したい。

1.自分のコンディションを整える

どうやったって寝不足やお腹空いてる状態では笑顔になれないよね。小さい事も気になっちゃうし。
まず、自分のコンディションは自分で整える事。ここから。
特にカロリーは知らぬ間に失っていて、お腹空いてる事に慣れてしまうとお腹空いてると感じないのにカロリー不足でイライラしてしまうとか、糖分が足りないとか。自覚症状無いけど何となくイライラしてしまうなって時はカロリー不足糖分不足が多いかも。気を付けよう。

2.言葉尻を優しくする。ありがとうを言う。

言葉の刃を鋭くするのは直ぐに出来てしまう。
放っておくと忙しさに比例して言葉は汚くなってる気がする。
忙しい時ほど言葉尻を優しく。感謝を忘れずに。
余裕がある事を装うだけで余裕は生まれる。

3.いつも心に音楽を

好きな音楽を脳内再生ループ。
小さな声で鼻歌なんか歌っちゃったりして。
音楽は何も落ち着いた時に聞くものに限らない。
鬼忙しい中でも脳内再生なら聞ける。
聞けば気分を上げてくれる音楽は気分を上げたいの即効薬。

いかがでしょうか。
忙しくて人に優しく出来ない時にふと思い出して使ってみてください。

【追記】
自身のやっている「忙しい時に人に優しくする方法」、コメントにてお待ちしています。
たくさん知りたいです。

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