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2024年に読んだ本ベスト10

2024年に読んだ本は104冊。

宅建の勉強に時間を取られたわりにはけっこう読んでました。

とくに良かったベスト10を選出します。

シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』

原書を英語で読破。ジェイン・オースティンと前期ディケンズを組み合わせたような作風。なんだかんだこれが一番印象に残ったかも。


吉川英治『親鸞』

自分は司馬遼太郎よりも吉川英治のほうが合ってる気がする。ちなみに今は『三国志』を読み進めています。


ユング『ユング自伝』

英訳版で読破。評判通りの興味深い内容。かゆいところにギリギリ手が届かないみたいな感じもある。


高橋和夫『スウェーデンボルグ 科学から精神世界へ』

ヨーロッパ最大の霊能者の評伝。異能が目覚めるのは50歳以降でそれまではヨーロッパ随一の科学者だった⋯というのは知っていたのですが、生涯のあいだ国会議員としてそして鉱山局の職員として働いていたというのは初めて知りました。


小杉英了『シュタイナー入門』

ルドルフ・シュタイナーの評伝。彼の神秘学の内容を解説した本や動画は多いですが、どういう生涯を送ったのかを教えてくれるものは貴重な気がする。


ソギャル・リンポチェ『チベットの生と死の書』

十数年ぶりに読破。もっと何度も読み返しておくべきだったと思える良書。チベット仏教の奥義『チベットの死者の書』を現代人向けにアレンジしたような内容。


宮坂有勝・梅原猛『生命の海 空海』

仏教の思想シリーズ第9巻。空海はすごい。夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』は途中で止めてしまったのでそのうち通読したい気持ち。


吉本隆明・梅原猛・中沢新一『日本人は思想したか』

言葉と概念を使って本を書いて⋯という一般にイメージされがちな哲学とは違ったかたちの思想を日本人は行ってきた、という内容。日本哲学史を書くならこの3人への言及は外せないと思う。


中沢新一『レンマ学』

大乗仏教の華厳経を更新し、現代の知と接続せんとする内容。なにげに生物学がカギを握っている。井筒俊彦に通じるものもあります。


田尻裕一郎『江戸の思想史』

江戸時代の哲学者を順番に取り上げ、わかりやすく解説してくれる本。

来年は日本、中国、インドを中心とした東洋哲学系の本を読んでいく予定。

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