今の自分を作っているのは、未来の自分かもしれないという話
「今までがダメだったからこれからもダメ。」
そんな風に、
現在、または過去を基準にして、
未来の自分を否定をしてしまう人って結構多いと思います。
これは、
過去の延長線上に未来がある
過去が未来を作る
という考え方によるものですよね。
でも、その逆で
「未来が過去を作っている」
そんな風に考えることもできます。
■とある東大卒のダメADさん
ずいぶん前ですが、ワイドナショーというテレビ番組の出来事です。
東大出身のADさんが、エッグタルト(お菓子)を裏返しにして、
演者さんに持ってきました。
おまけにお皿には値札が付けっぱなし。笑
演者さんからは総スカンを食らいます。
そして、「どこの大学出身?」と聞かれ、
ADさんは「東大です」と答えます。
全員、「東大出身でそれなの!?」と総スカン。
「東大に行ってそうなるの!?」という騒動になってしまいました。
東大の評価が180度変わってしまい、
東大出身という過去がネガティブに捉えられています。
これがどういうことかというと、
未来の行動が過去の評価を決めている ということですよね。
■「過去の延長に未来がある」という誤解
このように本当は「未来が過去を作っている」のかもしれません。
これって意識していないだけで、身の回りに結構あります。
例えば元バリバリのヤンキーで、国会議員になった義家さん。
「ヤンキーで勉強が出来なかったから、
みんなの気持ちが分かってあげられるんですね」と、
ヤンキーだった経歴が、彼の評価を高めているようにすら見えます。
もし仮に、(仮にですよ!)彼が893だったらどうでしょう?
「そりゃ元ヤンキーだもんね」という風に、
未来の姿によって過去の評価が180度変わってしまいます。
こういう見方をすると、
過去の出来事が、将来を決めるわけではないんですよね。
「あの時の失敗があったから、今の自分がある」
という風に思えるか、
「あの時の失敗ですべてが終わった」
と思うのか、
それは、これからの自分次第ということになります。
■泣く泣く志望校を下げた受験生へ
私は自分の生徒が受験をする時、
願書提出の直前まで粘れ!と言います。
学校の先生は11月~12月には「志望校を下げろ」と言い、
不安になった親御さんも「志望校を下げなさい」と言います。
でも、私は、
申し訳ありませんが、「そんなものは全部気にするな」と言います。
特に中学生は、部活を引退した8月ごろから受験勉強に本腰が入ります。
だから、12月下旬~1月の受験直前でメチャクチャ伸びるのです。
でもやっぱり、全員が全員じゃありません。
中には泣く泣く志望校を下げざるを得ない生徒もいます。
そんな時に、
高校のレベルを下げたからって、
人生のレベルを下げたわけじゃない。
この先の人生の生き方で、
「受験勉強が上手くいかなくてよかった」って思えるような
そんな生き方をしよう、と伝えています。
なぜなら、過去は過去、未来は未来、
それぞれが個別のモノであって、
未来の生き方によって
自分の過去の受け止め方や周りの評価がガラッと変わるから です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました( ^ω^ )
もしこの記事が何かの参考になったら、ハートボタンをお願いします( ^ω^ )
そしてぜひ、お気軽にコメントも残してくださいね( ^ω^ )