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憧れの存在
仕事で出会った人の中で1人だけ、
「こんな大人になりたい」という人がいる。
30人ほどのIT企業の社長をされている方だ。
若く見えるが、50歳半ばぐらいだろうか。
まず、何よりも、
とにかく優しい。
社長だからと威張らず、権威を押し付けず、
常に謙虚な姿勢を崩さない。
私のような青二才の電話や面会に対しても、非常に丁寧に対応してくださる、仏のような方だ。
「いつもご足労頂いちゃってすみませんね」
「寒かったでしょう」
「今日は冷たい飲み物の方が良かったね」
柔らかく、包みこむような気遣い。
杓子定規ではない、心からの気持ちが伝わってくる。
殺伐とした職場では味わえない、希少な「愛」を感じられる。
素敵な方だ。
そしてポイントなのは、
その優しさや謙虚さに、
「嫌われたくない」
「自分に自信がない」
などという自意識を一切感じないこと。
だからこそ、思いやりの気持ちがストレートに伝わってくるのだと思う。
もう一つの憧れる要素は、
自身のプロフェッショナルの分野を確立していること。
プロのプログラマーであり、
またプライベートでは音楽を始めとして非常に多趣味で、
どうやら学生時代は学者になりたかったようである。
これだけでも話をしたら楽しそうであるし、
おまけに仏のような優しさときている。
自然と仕事が集まり、人が集まる方なんだろう。
私に垣間見える範囲だけでも、会社の仕事に限らず、いつも忙しそうにしている。
そんな姿に憧れるのだ。
きっと、社長じゃなくても憧れるだろう。
専門分野があり、多趣味で、前向きに生きていて、人望があり、
本人がどうお考えかは計り知れないが、私からは非常に充実しているように見える。
専門分野が欲しい。私は〇〇だ。と言いたい。
そしてその自分への自信を土台に、真っ直ぐに人に優しくできる人間でありたい。
そして人と一緒に、面白そうなことをたくさんしたい。
そんな人生を送りたいのだ。