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小1ASD@尿失禁の課題①

日中のおしっこの失敗が続いている息子。

デイサービスの帰りの車で靴まで濡らしてもムスコは黙っていたそうで、発見した職員さんは気づいてないふりをして私にコソッと「早めに着替えさせてあげてください」とお声がけくださったり。

授業中に支援の先生が気づいてコッソリ保健室へ連れて行き、「先生も今でも失敗があるよ」なんて優しいフォローでなぐさめてもらっていました。

息子から話を聞こうとすると、あからさまに嫌そうな表情。

「叱る気はないんだよ。保育園の頃はお昼におもらしなかったのに小学生になってから失敗が続いてるからどうしてかなと。昼間のおもらしは膀胱の病気の可能性もあるから心配で。ムスコが寒い時期に毎度ズボン濡れて風邪ひかないかも心配で。ムスコのことが大好きだから、もしムスコが困ってることがあるなら全力で助けたいの」

「…びょうき…とかではないと思う」

「そうなんだね、少し安心したよ、ありがとう。おしっこ行きたいなと思ったら数秒ですぐ出ちゃったりするかな?」

「いや、そんなことはない」

「しばらくは膀胱に溜めておく力はあるんだね」

「うん」

「じゃあどうしてうまくいかないんだろう」

「僕もそれが分からない。デイの車の掃除をする先生は大変だろうし、パンツを水洗いする支援の先生も、洗濯をするお母さんの工程数も増やしてしまって、よくないことだとはわかる。でも失敗しちゃう」

「そっか、分かっているのにできない状態って苦しいね。できない自分を認めるのって、すごく勇気のいること。言葉にしてくれてありがとう」

「どういたしまして」

「授業中ってトイレ行きたいっていうの難しい?」

「そうだね」

「デイの先生から、場面緘黙…気持ちを言葉で伝えられない子の支援で、ヘルプカードを使ったらうまくいった話を聞いたの。ムスコの場合は緘黙とは少し違うけどヘルプカード使ってみるのはどうかな」

「ヘルプカードって?」

「行政で配布してるのとは違うイメージなんだよね。ちょっと作ってみようか」

ポケットに入る手のひらサイズ。視覚的に気づいてもらえなかったときのために小さな鈴もつけました。

「これ、いいね!」

「良かった。学校の先生にはヘルプカードのこと伝えていて、どんな形でもいいって許可いただいてるから安心して持って行きな」

「うん、ありがとう」

ムスコは何かが根本からズレて問題に繋がっていることが多く、そのズレを見つけて、修正をかければケロッと解決することが多い。

問題を解決するためのプロセスは3つ。
①意識の確認
②事実の確認
③目標の設定

これまでの聞き取りでは明確な問題点は見当たらなかったので、意識の確認をすることに。

「ところで、ムスコの中で日中のおもらしって100MAXだとしたら、何%の恥ずかしさ?」

「うーん……40点くらい?」

ん?思ってたより低い。

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