ニュータイプ@発達編⑩
猫の介護をしながらの、息子との生活は快適でした。
父さんは実家に住まわせてもらったそう。
ご実家はお兄さん家族と同居しているので、とても肩身が狭いだろう。いや、その感覚はあるのかな…周りが思い通りに動かないストレスなら感じていそう。少しは反省してくれると良いのだけど。
夜は父さんからのメールを対応していました。
対人が苦手で、隣の家のインターフォンを押して回覧板を届けることすら拒否したり、子どもを預けるための就労証明を会社にお願いするのも1ヶ月前からピリピリして不機嫌になる父さん。ハンデのある子のひとり親として通院、療育、支援級の各先生とのやりとり、毎朝付き添い登校、PTA、子どもの急な病気で仕事を休めるのかと問うたら「今の仕事では難しい。転職すればできるし、そうなればする」と主張されたり(親権を譲る気もないので現段階で虚勢であるとの証拠がない)。
「子どもから父親を奪わないでください」という息子の人生に影響するぞという脅迫や、「誕生日だからプレゼントを届けたい」「相手の気持ちに寄り添える大人に変わりたいです。変わりたいけれど急には変われない自分がいて迷惑をかけてしまって申し訳ないです」とロミオメールがきたこともありました。
でもね、22時にはメールが途絶えるんですよ。
以前も自室に籠ってメールで話し合いをしていたときに、22時5分前に電動歯ブラシの音が聞こえて(就寝前の歯ブラシは父さんのルーティン)、そのまま連絡が途絶えることがありました(22時就寝は父さんの以下同文)。翌日咎めたら
「捉え方はそれぞれです。」と。
なんの捉え方ですか?と聞いたら
「急に意識が飛ぶほどの眠気がきて眠ってしまったことへの捉え方です」と。
私の常識とは真逆のコミュニケーションに心がすり減る一方で。不毛な水掛け論に何が得られるんだろうと虚しくて。
そんな中、父さんから「病院を受診した」と。
私が以前から父さんのASDを疑っていたので受診を進めるも、親族の前で「こいつ俺の頭がおかしいっていうねん!」問題(過去の話参照)以降、棚上げになっていた問題。
「発達障害は違うと言って、病院受診を拒んでいたはずですが?それを勧めて、苛立たれ、私がどれほど苦しんだか分かりますか?それを今更ひっくり返すのですか?」と尋ねると
「ひっくり返します、こんな事になるなら通院でもなんでもします。苦しませて申し訳ございません」と。
さらに
「カウンセリングとLINEを見てもらった結果、ASDの傾向は弱いとの見解でした。詳しくは心理検査で調べるそうです。あと、母さんの診察を勧められました」と。
父さんの説明を聞いた先生は、父さんはおかしくなく、私に何か精神疾患がある、と判断したそうです。