小1ASDとASD/ADHD夫@2人で留守番の課題①
息子のクラスが学級閉鎖になりました。
最近の学校は一斉配信で保護者へお知らせがくるので(ハイテク)、水曜の日中に父さんにもメールが。なんと「休もうか?」と連絡があり、木金曜日の二日間休みをとってくれることに。
正直、ちょっと…いや、だいぶ心配ではありましたが、父さんが自ら仕事を休んでくれるのは大きな進歩。任せることで成長に繋がるかもしれない。
私も仕事が立て込んでいたのでお願いすることにしました。もちろん、息子が発熱するなどイレギュラーがあれば父さんに看病はムリと判断し、(詳しくは『ニュータイプ@関節痛の話』を参照)全予定キャンセルして引きこもるつもりで。
翌日の木曜日の朝、息子が
「お父さん休んでくれたん?急な予定変更してしんどくない?大丈夫?無理させてごめんね」
と父の特性に配慮したのでビックリ。
父は「仕方ないやろ」と答えました。
肩身の狭い、なんとも不安そうな顔の息子。そしてその表情を読み取るとこができない父さん。
「いや、いいんだよ!父さんの言う『仕方ない』は、息子は1ミリも悪くないんやからね。ウイルスが蔓延してるのが仕方ないって意味。防ぎようがないから仕方なく学校が休みになったわけで。お父さんは世界一大切な息子を守るために、親としてできることをしたいって自ら休んでくれたんやから、子どもはたっぷり甘えたらいいんよ」とフォローすると
「そうなんや。お父さんありがとう」
と息子の表情が晴れていきました。
「お礼が言えるの素敵だね。よし、じゃあ仕事行ってくる。何か困ったことがあればアレクサからアナウンス(母の携帯へメッセージや通話ができる)してね」
「はーい」
こうして、朝は穏やかに出発しました。
が、
仕事して、しばらくすると…
息子からメッセージが…
『おとうさんがボクを泣かせてきた』
『話を最後まで聞いてくれずに自分の言いたい話ばかりする』
『ボクがボクにも悪いところがあったかもしれないと言ったら、本当に父さんには悪い所がないと思ってる』
その後も鳴り止まない着信とメッセージ
『お父さんが2回もボクを泣かせた』
『お父さん自分の都合の良い話する』
『ボクの話を聞いてくれない』
『きんきゅうじたい。電話で話したい』
『すぐ電話して』
あちゃーー。
上司に許可をもらい、息子へ架電。「昼休みに一旦帰るから待てるかな?お仕事が忙しいから、それまで電話は出られないけど、伝えたいことがあればメッセージを送って」と伝えると納得した様子。
その後も「メッセージは送っていい」という話を言葉通りに受け取った息子からの
『さっき伝えた2回は間違いだった』
『4回泣かされた』
などの大量のメッセージ。
数字の訂正は彼にとって一大事。
うーん、特性だなぁ。
息子にとっては心が壊れそうな緊急事態なので、ルール設定が難しい。これを制限してしまうと、万が一1人で留守番している際に命に関わる緊急事態が起きたとしても、連絡を躊躇してしまう可能性もあるので無碍にできず。
息子には緊急事態を伝えれば母がアクションを起こしてくれるという体験はとても大切で(何もしてくれないと判断されて本当の緊急事態に連絡が来なくなるのは避けたい)、一方的にメッセージを送ってくるだけなら害はないので仕事に集中!
昼休み、急いで家へ帰りました。