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小1ASD@忘れ物の課題

筆箱がカラッポになって持ち帰ることが続き、補充して、また翌日補充…を繰り返していたら、ある日なくなったはずの鉛筆が大量に詰まって帰ってきました。

「キミの学校、座敷わらしでもおるん?」

といったら、目に見えるものしか信じない息子に

「は?科学的にありえないやろ」とツッこまれ

「いや、鉛筆が大量になくなって戻ってきたからさ」

というと

「あ…」とトーンダウン。

実は支援の先生から「授業中に下敷きを坂道にして鉛筆を転がすことに熱中しています」と聞いていたので

「なんでなくなるん?」と聞いてみたら、遊んでいたことをケロッと自白。

「気をつけようと思う気持ちはあるけど、ぜったいやらない自信がない」というので(100%できる約束しかできないASDの特性)

「下敷きに『ころがさない』って書いたら、遊んでしまいそうなときに思い出せる?」

と聞くと「いいかも」と。『ころがさない』の禁止ワードでは息がつまるので、油性マジックで『もじをかくときに つかいましょう』と両面(片面だと裏側では遊ぶかもしれない)に書き込みました。

禁止ワードは行動をストップさせるだけで、脳をひねらないと正しい行動は導き出せない


結果。

「今日下敷きどうやった?ころがした?」

「ううん、下敷きではころがさなかったよ」

……

下敷き『では』…

定型発達なら当たり前に理解できることが繋がらないことがあるので

「へー、じゃあ何でころがしたん?」

と平然を装い探りを入れたら

「かんじドリル!」と得意げに答えてくれました。

物の取り扱いについて基本的なことを説明してから、筆箱には『ちゃんと使いましょう』なんて曖昧な表現では伝わらないので、『えんぴつ たいりょう なくなりじけんの はんにんを さがしています』と彼を悪者にしないで次の犯行を抑止できるメッセージをしたためました。

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