小1ASDとASD/ADHD夫@言語化の問題
今日は父さんの寝かしつけ担当。夕食が終われば父さんがお風呂、寝かしつけを行います。
そんな夕食時、息子が食べながら学校でカタカナで褒められたとか、宇宙の仕組みの話とか、本ってどうやって作るん?と言う質問もありました。
入浴の順番は、食べるのが遅い息子に合わせて、息子が食べ終わっていなければ、寝かしつけない大人が先に入るルール。
先に食べ終わった私はお風呂を沸かしたり、食器を洗いがてら製本の仕方を話していましたが、今日の息子はなんとか食べ終わりそう。なので、先に洗濯を畳んでしまおうかと思っていると、息子が気弱な声で
「おかあさんさき、おふろはいってほしい」
と言いました。
父さんが「え?もうすぐ食べ終わるやん。先入れるよ」と、軽めのトーンで返したのですが
…
…
「な、泣かんでええやん!どうしたん?」
と父さんが息子に駆け寄る声が聞こえました。
チラッと見ると大粒の涙をポロポロ流しています。
黙って泣き続ける息子に、父さんは何がなんやら分からず、息子の涙を拭きながらこちらに視線を送るばかり。
「ムスコは、たぶん早く食べ終わること分かってたんだよね。それを重ねて言われて悲しかった。分かった上で、お母さんに先にお風呂に入ってほしいってことは、今から何かしたかったんやろ。そうやなぁ…本作りとか?やりたいことを止められたと感じて悲しかったんじゃないかな」と言うと、
コクリと頷くムスコ。
「ほんなら尚更先入っておいでや。お風呂さえ入っちゃえば寝るまでは時間できるし。お母さんのお風呂は後でいいから、作り方教えるよ。やることやってから本作りした方が集中したほうが良い作品ができるで。繊細な作業多いから」
と伝えると納得した様子。
きっと息子の性格上、「何言うてんねん、食べ終わってんからちゃっちゃと風呂入り!」なんて言おうもんなら、ココロがグチャっと崩れて泣いて荒れてお風呂どころではなくなっていました。
今回父さんは寄り添おうとしてくれましたが、全く意味が分からなかった様子だったので
「父さん、彼に寄り添おうとしてくれてありがとう。お察しの通り、この子は訳分からんことで泣く子やないから、確固たる理由があるんよね。まだうまく話せない課題はSTで伸ばすとして、まず彼には気づいて気持ちを汲んでもらう経験が必要だから、すごく素敵な対応だった」
「いやでも分からんかった。」
「うん、難しいと思うわ。彼の行動と発言、表情から何が引っかかってるのかで推察せなあかんもんね。でも今の父さんなら場数踏めばできるようになる。相手に寄り添う気持ちを持てるかどうかが、この問題の一番の課題だから。あとは繰り返し」
感情がまだ過敏だった息子には、翌朝、コミック会話で振り返りました。
息子には視覚的に自分を客観視する方法が合ってるようで、「これでは分からないね」と気づいてくれました。今はまだ気付きまでで合格点。それを言えるようになるには、STに期待です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?