インターン1年間を振り返る。
みなさん、はじめまして!駒澤大学3年、青木そのかと申します。先日、ノインで約1年間のインターンシップを経て卒業しました。ノインの皆さん、大変お世話になりました。
今回は、私がNOINを見つけ面接まで至った経緯、そしてこの1年間から得られた経験についてお話しさせていただきます。
NOINを見つけたきっかけ
フィジーへ短期留学をしたことをきっかけに、帰国後、バイヤー志望でインターンを探していました。最悪、バイヤー業務のお手伝いが出来ればどんな形でも良いと考えていました。
そこで 「検索:バイヤー,インターン」で検索。するとタウンワークか何かのサイトでコスメバイヤーアシスタントという言葉を見つけました。
その内容が、ノインのコスメバイヤーアシスタントの社員枠の掲載でした。
そんなことも知らず、直ちにNOINを調べ、代表の渡部さんがインタビューを受けている3億円を調達された記事を読みました。想像していたコスメ業界のイメージよりもリアルで、現実的な記事の内容でした。
その記事によってNOINに対し、キラキラ華やかなイメージから『ガツガツ働く今時のリアルな会社』というイメージに変わっていきました。
当初の野望
大学一年生の時から何かしら夢が欲しかった私は、海外留学に行ったり、いろんなアルバイトをしたり、ひたすら闇雲に手を出していました。
そこでバイト先の店長が元バイヤーであったことから影響を受け、バイヤーになりたいという野望を持ちました。そこで、「バイヤー 求人」「新卒バイヤー」とバカ丸出しの検索をしていました。バイヤーという職業について調べていくうちに、バイヤーはどこの求人サイトも経験者しか募集をしていませんでした。そこで、少しでも経験者と名乗るためにリアルな現場で働きたいと考えました。
「アシスタント」という言葉を浅はかに考えていた私は、アルバイトとしてお手伝いできることがあるのではないかと考え、10月に面接を受けました。ノインのHP内のお問い合わせホームから応募し、すぐにご連絡をいただきました。
面接当日
そして面接当日。今だから言える話、面接前日に海に行って盛大に遊んでいました。その為、面接時はふんだんに色落ちしたド金髪でした。ノインの入り口ガラスに映る自分の金髪を見て、「あ、落ちるかもしれない」と思いました。
ノインのオフィスはエレベーターが開いた瞬間、目の前がオフィスでした。とてもチビリました。ビビっている私を、小麦色の肌で金髪の爽やかな男性が面談の席へ案内してくださいました。 その方の笑顔と、金髪を見てこのような人もいるんだなと少し安心しました。
後々知ったのですがその方がノイン株式会社代表取締役の渡部さんでした。渡部さんに案内された瞬間、そのギャップから自分が金髪で面接を受けていることを忘れていました。
面接スタート!
面接を担当してくださった社員さんの第一声は、
「青木さんが応募してくれたのは、社員枠だから学生は採用できないんだよね。」でした。
固まる私に、社員さんはインターンシップを勧めてくださいました。色々な業務の説明を受け、その場採用をいただきました。
私は来週からでも働きます、と伝えたのですが、「こちらとしてはウェルカムなんだけど、今日お話ししたことを踏まえて少し時間を作るので、本当に青木さんが良いと思ってくれたら追って連絡してください。」とおっしゃいました。私はこの一言に感動しました。その人の為を考え、きちんと時間を作ってくれる会社なんだと感じました。その日は帰宅し、1日考え、次の日にはお願いしますのメールを送っていました。こうしてノインでのインターンがスタートしました。
NOINのインターンを通して得たこと
NOINのインターンでは様々な方と関わる業務をしていました。そこで一番身についたのはコミュニケーション能力の柔軟さと自分の納得軸を作ることです。会社にはいろんな考えを持つ人がいます。その人によって求めるもの、求められるものが変わってきます。
コミュニケーション能力の柔軟さ
例えば、Aさんから仕事を頂くときは仕事内容がアバウトだったり。Bさんから仕事を頂くときはスピードを求められていたり。Cさんから仕事を頂くときは、クオリティが求められていたりと様々です。自分のコミュニケーション能力が柔軟でないと、それぞれの人が求めるものを返すことができないんだな、と学びました。
人によってまずはここまでやって欲しい、という考えが異なります。いただいた仕事のどこまでを自分が行い、いつ確認をもらうかというタイミングも人によって変えました。
またその状況、場合によってもコミュニケーションの重要性が変わってきます。そのコミュニケーションを柔軟にする為に、相手の仕事の忙しさや、性格を少しでも思い、考えました。
相手を最初から分かる人はいません。私は、たまにすごく質問をし、細かく詰めたり、逆に大きな外枠だけを教えていただきざっくり取り組む、という試みをこっそり一人の方に対して何回か行いました。その時々によって、相手の方からは意外なフィードバックが来ます。
こんなことを求めてるんだ。この人はここまでやらせてくれるんだ。逆にここで確認したらよかったんだ...、とたくさんの発見があり、その発見の数が増えるほど、コミュニケーション能力の柔軟性につながったと感じました。
タスク調整力
業務をこなしていくごとにインターン以外の自分のタスク(授業、試験、私生活、趣味)の調整力も身に付けることができました。
人と業務内容を共有すると、自分が今何をしなければいいのか客観視することができます。重要なのは常に自分のなかで優先順位を明確にしておくことが重要であると上司の方が教えてくださいました。自分の中で、その優先順位が少しでも不安になったらすぐ相談するという教えも学びました。それによりさらに効率化され、作業が素早くなっているのを体感しました。
わからないは当たり前。
自分が仕事を受け持っている間、仕事は完成していないのに途中で手が止まったり、どうしたら良いのかわからなくなったり、失敗してしまったときはすぐに相談しました。その時、「ここまで自分でやってみてからもう一度やってみよう。」と、具体的にどこをどんな風に改善したら良いのか教えてくださいました。
実際、わからなくて悩んでいることって、実際に挑戦しないとわからないことだらけで、わからないのは当たり前なんだなと教えられました。だからこそ、「わからない」と分かった時の、動き出しが重要でした。
わからない状態になった場合
わからなくなったとき、ちょっとぼーっとしてました。思考停止です。
そんな時はお菓子を食べます。そしたら案外仕事が進んだりしていました。笑
ノインのお菓子福利厚生は素晴らしいです。
お菓子じゃ解決できないこともある。
はい。お菓子で解決できない問題の方が多いです。
そんな時は、客観視点で自分が何がわからないのか原因を考えました。その原因がわかったところで、相談する相手も考えました。原因がわからない場合は、正直にその状況を話しました。
その時、ノインの社員さんはいつでも手を止めてくれました。そして絶対に「それはダメだ。」とか「それは悪い!」など、質問の内容を否定をすることはありませんでした。失敗した原因を一緒に考えてくれました。そして自分がミスをした改善策まで一緒に振り返ってくれます。その振り返りまでは的確な意見をいただける為、このようなやり取りを短時間で行います。それもまた刺激になりました。
このような環境にいたからこそ、仕事をする上で自分の立場を考え、コミュニケーションを柔軟にする能力を身に付けることができたと思います。
細かくコミュニケーションを取ることができる社員さんがたくさんいるノインでは、「わからない」をそのままにしない、という安心感がとても厚かったです。
上司との1on1
ある日、アプリ内通知の設定や、バナーの設定、コンテンツの作成や記事作成など色々なタスクを抱えていて毎日凄まじく忙しい日々が続いている時期がありました。
当初私はその仕事に対し、充実感があった為、1日中業務のことしか頭になかったのです。そんな私をみた上司の方が突然1on1の時間を作ってくださいました。1on1を組まれた時、私は自分の業務の荒さについて叱られるのかな、と半分泣きそうな気持ちになっていました。
ですが、上司の方が最初に言った一言は「最近大丈夫?」でした。
驚きました。上司の方は、私が業務のことに夢中になりすぎて自分が本来努めなければならない学生という時間、自分のやりたいことを見失っていると客観視してくださってたのです。私は、業務に関して感じていた思いと、自分に対する迷いを伝えました。
上司の方が言った結論は「旅行中にちょっと自分をリセットし、自分が今までしてきたことを文章にまとめて、整理しよう。旅行後にその報告として、また1on1しよう。」でした。
私に合ったやり方で、性格を十分に理解してくださっているからこそ、私も納得感を持ってその言葉に本気でそうしなければならないと感じましたし、その時間があったからこそ今の自分があると思います。
生きた会社、ノイン。
NOINに出社すると、どこかしら必ず変化しています。正直、2~3日空いただけでどこかしら変化しています。コンテンツ方針が変わっていたり、担当者が変わっていたり、会社のレイアウトが変わっていたり、あそこにあったものが違う場所に移動されていたり...。常に何かしら変化し続けている会社です。まさに生きた会社といっていいと思います。
ノインは常に枯渇せず、24時間、365日誰かしらが会社を支えています。生きた会社だからこそ柔軟で、時に物凄く動き出し、時に停滞し、時に楽しく、と数々の顔をもっているんだと感じました。
NOINは最高に楽しく充実した会社です。
鋭い人間センサー
各部署に所属されている社員さんが持つセンサーは、凄く鋭いです。部署の枠に囚われず、全ての方が自分のことのようにお互いの疑問に思ったことや意見をストレートに伝えます。そのリアルさを体感できたことは、今後の私の強みであると感じています。
このようにオープンなコミュニティを保てているメンバーがいることが、生きた会社ノインを創っているのだと思います。
凄まじい切り替え力
ノインの社員さんの特徴のひとつとして、切り替えが凄まじく早いことも忘れてはなりません。
私がアプリ内のバナー設定に関するミスをした時のことです。すぐに誰かが気づいてフォローしてくださいました。解決してすぐに原因の追求、改善点の提案がされます。
どんなフローで失敗したのか、原因追求と改善策の提案が即座に飛び交います。失敗を引きずっている暇は1秒もありませんでした。私が社員さんに謝ると、「あぁーまだ引きずってたの!仕事で返すしかないよ!」と言ってくださいました。
仕事というのはこういうことなのかな、と感じ、私の意識もそこから変わり、ミスをしてしまったときは原因と改善案を真っ先に考えるようになりました。
ねばねばノイン
NOINは粘り強いです。なんとしてでも日々の目標に達成するべく、皆さんが常に考え行動されています。目標に対してほんの少しでも達しなかっただけで、とても悔しがり、必ず原因を突き止めます。その姿を見て私は目標を掲げる大切さを学びました。
目標をただ形だけの目標にするのではなく、会社全体の共通認識の意識向上アイテムとして利用しているように感じました。言葉がなくとも、目標に向けて粘り強くいる姿勢がノインの雰囲気を創っているのだと思います。
私がNOINでのインターンを勧める理由
インターン生が「自由」
ノインのインターンを一言でいえば「自由」です。
今実際にどこかでインターンをしていて「自由」と感じていない人は、ちょっと肩の力を抜いてNOINのアプリを開いてみてください。
本当に、いろんなコスメがありますよね。初めて見るコスメや欲しかったコスメを見ている間にpush通知が飛んできて、気づけばTOPコンテンツをずーっと開いていたり。今触っているもの、感じていること、全て私たちインターン生が関わっているんです。そして関わることができます。全てです。凄いですよね。自分が気になる場所、なんでも担当できます。
ノインでは気づいたこと、やってみたいことを口に出すと業務に携わることができるのです。その分責任を持ちながら業務する為、インターンとしての出勤日も伴います。それにより、自分の調整力を常に試すことができ、自分の可能性を感じることができます。業務に関するリアルな課題を見つけられるインターンはなかなかないと思います。
だからこそ、私は学生インターンをするのであればノインをおすすめします。
NOINでインターンするべき人物像
・何かに挑戦したい人
・がむしゃらになんでもやってみたい人
・好奇心旺盛な人
・何事も楽しんで取り組むことができる人
・ベンチャー企業に興味がある人
・長期インターンでリアルな業務に携わりたい人
もちろん、コスメが好きな人はノインでインターンをすることはマストです!自分の知らないコスメの世界がたくさん広がっているのでもっとコスメを好きになると思います。しかし、インターンを始める時点でコスメに知識がなくたっていいんです。最初は。それがノインのスタンスだと感じました。
自然とインプット?
自分が関わる業務によって自然とインプットが必要になってきます。いろんな業務に携わりたいからこそ、自らインプットしたくなります。好奇心はインプットの最大のエサです。身近な上司に好奇心をエサにして大きな体になっている方がいました。その方は好奇心、向上心の塊です。好奇心と向上心はインプットのエサなので、そのエサがあるからこそ、たくさんのインプット(ご飯)を自然と食べ続けていました。
誰だって最初は何をしたらいいのか、何が理解できてないのかさえわからない状態です。そんな時私は社員の皆さんの姿を見て、インプットの仕方、姿勢を学ぶことにしました。
当時、私は「良いCTR」「悪いCVR」って何????と数字の見方さえわかりませんでした。
CTR,CVR,IMP...意味は自分で調べましたが、見方について社員の方に相談すると、社員さんは手を止めてホワイトボードを持ってきてくださいました。そして丁寧に説明したあと、私がどのポイントを理解できていないのかを指摘し、一通り私の質問に答えながらひとつひとつ「わからない」を潰してくださいました。
ノインは「わからない、わかりたい、これ、どう思いますか?」に耳を傾けてくれる会社です。ノインでインターンをすることで自分の苦手分野がわかったり、得意分野もわかります。今まで意識していなかった自分の強みが明確に見え、自然とそれが自信に変わります。
今このように思えるのは、ノインの社員さんと一緒に仕事をする中で、インターン生を一人の学生として、人として見続けてくださったからです。こんなに自分の強みができて、自信を持ってノインを卒業することができました。
さいごに
こんなにユーザー視点で生きたサービスはないと思います。ノインで働かれている社員の皆さんのその姿勢を自分に取り入れられたことが誇りです。正直、あんまり新卒が怖くないです。こんな気持ちで就活できているのはノインのインターン生として卒業することができたからです。
これから先何か壁に当たった時、ノインで学んだことを糧に生きていきます。
この度ノインを卒業した理由は、ノインで働く中で自分の興味の枠分野と出会えたからです。今まで知らなかった世界を、ノインの社員さんが教えてくださいました。
この選択をする時も私はこんなことがしたいというモヤモヤを社員さんに相談しました。社員さんはいつも色々な提案をしてくださいました。そして、ノインで体験した「常にユーザーを考える気持ち」と、自分がもともと興味のあったデザイン分野であるUXデザイナーという職業を目指すことにしました。
現在は第1志望のUXデザイン会社にて長期インターンをしています。そしていつか就職し、 色々な形でノインに恩返し出来るよう頑張ります。
ノインで出会えた皆様に感謝です。本当にありがとうございました。
そしてこれからもノインのユーザーとしてよろしくお願い致します!