米澤シェフが手掛ける新店舗のQRメニューを制作しました!
はじめに
本日は、とっても嬉しいnoteです!!
現在私はTsuzucleのデザイナーとして活動しています。そんな駆け出しのデザイナーである私が、初めて会社の一員として取り組んだお仕事に、つい先日一区切りがつきました。
このお仕事を通し、会社のメンバーとこれからのスタートラインに立った感覚がありました。
たくさんの方々からのバトンをやっと受け取り、初めて形にしてお返しすることができました。本日はその感謝を込めて。また、自分たちの軌跡をしっかり残すため、noteにてまとめていきます。
noteのはじめは、お世話になった方々への感謝の気持ちから。
今回、私たちにバトンを渡してくださったのは本田直之さんでした。というのも、現在私達は本田さんのデジタル戦略チームとして、本当にたくさんのサポートをしていただいています。
本田さんからは日々ご指導していただきながら、沢山のバトンを渡していただいているのですが、中々きちんとした形で結果を残すことができておらず、ずっと踠いている状況でした。
そんな状況の中、ある日突然、本田さんから届いたバトンがありました。
それは、な・ん・と
ニューヨークミシュラン三ツ星店【Jean-Georges】本店にて、日本人初のスーシェフをご経験された後、【ジャン・ジョルジュ東京】(六本木)にてシェフ・ド・キュイジーヌを経て、自らプロデュースしたグリルレストラン【The Burn】(青山一丁目)にてエグゼクティブシェフを務める、米澤文雄さんとご縁があり、お会いできることになったのです。
本田さんがご多忙の中、このチャンスを私たちに届けてくださったのです。
本当に本当に、素晴らしい機会をいただきました。改めて、noteを書きながら痛感しております。
本日は、私たちが米澤さんにお会いするまで、そして米澤さんに食らいついて実際にもがき足掻いた末、得た経験を記録していきます。是非ご覧ください!
全ての始まりは『Facebook』
とあるFacebookの投稿をきっかけに、全ては始まりました。
私達はこの投稿に返信をしました。しかし、他にも大量のコメントが。
誰が選ばれるのかわからない状況。むしろ、私達が選ばれる可能性なんてあるのかな・・・?という状況でしたが、
なんと、しばらくしてから米澤さんから返信が届いたのです。
米澤さん:今日会えますか?
!!
まさかの今日!?!?
ですが、私たちには外せない商談が2件...。
しかし、食い下がるわけにはいきませんでした。
明日ならいかがでしょうか!と
食い気味に返信しました。すると
米澤さん:では、明日会いましょう!
米澤さんからのこの返信をきっかけに、お会いできることになりました。
もちろん、米澤さんにはご多忙の中お時間をいただきお会いするので、事前にしっかり米澤さんの現状調査をしました。
すると、EAT PLAY WORKSにて米澤シェフによるヴィーガン専門店「Salam」。
そして、ブルックリンでオープン5ヶ月でミシュランで5つ星を獲得した「OXOMOCO」が出店されるのですが、
その店舗のQRコードメニューの導入をご検討されていることがわかりました。
ブルックリンから、日本、広尾に上陸されること、さらに、米澤シェフが手掛けていらっしゃること、衝撃で、驚き。そして喜びの嵐でした。
・・・チャンス到来。
しかし、このことを把握できたのは
お会いできる1日前でした。
...でもこんな機会、逃せるわけない。絶対に🔥
米澤さんにお会いする1日前
私達は、さらに米澤さんについて記載されている記事や、インタビュー内容。またYouTubeを全て見ました👁👁
すると見えてきた米澤さんの人物像。
米澤さんに一貫していらっしゃった思想、それは『思いついたらすぐにやる』『実行・実践あるのみ』でした。
それを感じた私達は、
お会いする日の内容は打ち合わせのみの予定でしたが、その日にあえて、モックアップ を作成し、持っていくことを決意しました。
それから米澤さんに食らいつく一心で、私達は米澤さんがオーナーである【The Burn】と、ヴィーガン専門店「Salam」、「OXOMOCO」の
3つの店舗のメニューを
QRコードバージョンにデザインした
モックアップを1日で作り上げきり、
初対面の日に持って行ったのです。
当日もっていったものがこちら。
正直、大変でした🌝🌚
もちろん私達は現段階で、モックアップ作りやQRコードメニュー作りのプロではないので、簡単にはいきませんでした。
しかし、とにかく、たくさんの紙に構成や導線を書き出し、デザインに落とし込むのみ。とにかく必死に食らいついていきました。
打ち合わせ当日
無事になんとか制作を終えた私は、次のデザイン作業があったので、実際の現場に立ち会うことはできませんた。
その代わりに他のメンバーに意志伝達をお願いしました。
打ち合わせ開始時間になり、
時計がきになりはじめます。
ずっと「大丈夫かな〜、どんな反応してるかな...、」とドキドキしていました。笑
そしてミーティングが開始されてから約1時間半後、メンバーから電話が!内容は、
『QRコード、やらせてもらえることになったよ!』でした。
昨日から張り詰めていた何かが、、
ホロっと解けた瞬間がありました。
よかった...そう思いましたが、
本当の勝負はここからだったのです。
なんと、提示されたQRコードの納期は7/14に行われるEAT PLAY WORKSのプレオープン記念歓迎会。
つまり、2日後に実際にお客様がQRコードで注文されるということです。
本当ならば、
もう少し時間が欲しいという企業さんやデザイナーの方が多いと思います。
正直、私自身の実力は第一線で活躍されているデザイナーよりも劣っていることもあり、多少の尻込みはありました。
ですが、私たちは目の前にいる米澤さんに食らいつきたい一心で、
とにかく飛び込んで行きました。
失敗は許されない。時間と根気の戦い。
さらに丁寧さ、正確さが問われるものでした。
真剣勝負!QRコードメニュー制作スタート
早速社内で役割分担。
そして怒涛の制作がスタートしました。
打ち合わせでお見せしたモックアップでは、お客様が料理に興味を持ちやすくなるように米澤さんのコメントを添えたり、
その料理のクチコミを見れたり、YouTubeが見れるような導線も設計していました。
しかし、米澤さんからの依頼は
「限りなくシンプルなメニューにする事で、お客様と店員の間に自然なコミュニケーションが生まれるようなデザインにして欲しい」というものでした。
EAT PLAY WORKSは、
比較的お客様同士の席が近かったり、普通のレストランというよりも、お洒落で本当に美味しいお店が本気の屋台を出店し、集まった食の祭典のような空間です。
確かに、QRコードメニューの内容に拘ってしまうとお客様がQRコードメニューに集中してしまい、せっかくの楽しい空間が台無しになってしまうのです。
米澤さんのイメージを理解した私たちは、
米澤さんの意向に寄り添い、
なおかつQRコードメニューによりお店のブランド感とEAT PLAY WORKSの空間をよりよくするデザインを目指しました。
お店の世界観と米澤さんのイメージ、
そしてお客様の立場を行き来しながら制作を進めていきました。
そうして完成したのがこちらです。
ぜひご自身の携帯でQRコードを読み取ってみてください📷(たった今、リアルタイムで更新中なので、気になる箇所あるかもしれません!ご了承くださいませ🙇♀️)
みたことのない、
美味しそうなメニューがズラ〜〜り並んでいますよ!
当日の様子
いざ、当日です🔥
わくわくした気持ちと、ほんの少しの緊張が胸の中にありました。
飲食店では、その日によって食材の仕入れが変動したりします。その為1時間前入りし、シェフの方々とメニューやデザインの最終調整を行いました。
お店の方々からは大好評。
とても喜んでいただけました。
その後、実際にロールプレイがスタート。
この空間でのお食事を楽しみにされたお客様がたくさんいらっしゃいました。
そして、実際に私たちが制作したQRコードを読み込んでいる姿。
思わずジッと見てしまいます。
どんなところに目が止まっているのか?
どんな会話が生まれるのか。
耳と目を凝らして見ていました。
初めてQRコードを読み取ってくださったお客様は
「うわ〜〜凄いね〜!」
「イマドキ〜!!」
「楽ちんで良い!」と、
新しいメニューの体験を楽しんでくださいました。
一安心。
お客様が楽しむ姿、とても滲みました。
また、この日のロールプレイでは、
まだお店の準備が整いきっていないこともあり、お出しできるメニューには限りがありました。
このトラップにお客様を引っ掛けないよう、
かつ、店員がお客様に対し説明しやすくするよう、当日お出しできるメニューに『Today』のマークをつけました。
この作戦もしっかりクリア。
店員さんも「今日お出しできるメニューにはTodayというマークがついています」と、
お客様に声がかけやすくなっていましたし、
いきなり店員さんがお客様を誘導しすぎないことで、「このお料理って、どんな味?」
「これは何が入っているの?」と
お客様から自然なコミュニケーションが生まれていました。
その光景を見て、少しでも米澤さんの描く理想像に近づけたような気がしました。本当に嬉しかったです。
こうして、
私達の第一関門はなんとか無事に終了しました。
ロールプレイが終了した後に再度、米澤シェフ、また当日いらっしゃっていたお客様や、EAT PLAY WORKSの関係者の方々から、たくさんのアドバイスやご意見をいただき、再度ブラッシュアップ。細かな調整をしました。
そして現在は、今後のメニュー展開に備え、実際に店舗の方が自分でもメニューの変更・追加ができるような仕組みづくりをしています。
また、このような出会いや機会をくださった本田さん、米澤さん。素敵なお食事を提供してくださった皆様。ご意見やアドバイスをくださった方々、本当にありがとうございました。皆さんのお支えがあり、今日、このように形にすることができました。この場をお借りしまして、感謝の気持ちを書き留めさせていただきます。
そして、今後ともご指導等、よろしくお願いいたします🙇♀️
さいごに
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
私は、美味しすぎるお食事と密度の濃い経験を通し、心も体も幸せな時間を過ごすことができ、幸せです。
ぜひ、皆さん!!
EAT PLAY WORKSにある
Salam、OXOMOCOへ行ってみてください!
繊細で味わい深い、そして美味しすぎて忘れられない味がここにあります。
(もう既にあの味を求めている自分がいます。また食べたい。。。。)
個人的に特にお勧めなのは、
Salamのコーンポタージュと、コシャリ。OXOMOCOのワカモレ(チェリートマトとの相性が最高)
あとは、ブルーコーンで作られたタコスです。本当に食べて欲しいです...。
今後も気を引き締め、
お客様と依頼者様に寄り添った良いデザインができるよう、たくさんの制作を繰り返し、努力してまいります!!!!
是非、私たちにデザインをお任せいただけませんか?私たちがお手伝いできることがあれば、どんなことでも結構です。ご連絡ください!
全身全霊で取り組ませていただきます!お問い合わせはこちら↓からお気軽にご連絡ください!
応援のほどよろしくお願いします🔥