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音が9割、テクが1割。そんなギターの話。

ギターを弾くにあたって大事なことってなんですか?
多くの人は練習することだと思っています。しかし、どれだけ演奏技術があがっても、音がイマイチでは様になりません。むしろ、意図した演奏をちゃんと届けることができないかもしれません。音へのこだわり、実は弾く技術よりも大切なのです。

アコースティックの場合

アコギの場合は音色に対してできることは限られています。
まず、良い個体を選ぶこと。良い個体を選ぶと言ってもなにが良いのかわからないと思いますのでここでは1つ定義を決めます。

・各弦の音量バランスがよく、ギター全体が淀みなく響く個体であること

ギター全体の鳴りの部分では好みの問題も多いかもしれません。大事なのは各弦の音量バランスの良さ。どうセッティングしてもバランスが整わない個体では、どんなすばらしいストロークをしてもいびつな音になってしまいます。

エレキギターの場合

エレキギターの場合は音色に対してできることがたくさんあります。
ギター本体のカラーはもちろん、エフェクター、アンプ、キャビネット。など。

その中でもウェイトをしめるのはキャビネットです。音の出口の個性によって出音はだいぶ変わってきます。ギターを変えるよりも、キャビネットを変える方が、音の変化を感じられるように思います。

このように様々な要素がからみあって音を作っていくわけですが、絶対に押さえた方が良いポイントがあります。

・キャビネットは状態の良いものを使う

スタジオやライブハウスなど不特定多数が乱雑に使う環境にある機材は、まず本来の音が出ていません。壊れている状態と言っても過言ではありません。そのような機材を通していては、良い音、悪い音もわからないまま過ごしてしまうでしょう。(多くの人は悪い音とわからず使い続けてるかも)

1度でいいので、ちゃんとした状態のアンプに自分の機材をつないで音を作ってみてください。これをすることで、自分の音作りの良し悪しが掴めてきます。音に対するイメージが明確になったら、今度は状態の悪い機材を使ってもそこからイメージに近づけるための方法を模索することができるのです。

少し話が逸れてしまいましたが、リスナーは普段から良い音を聞いています。プロの音とはそういうものです。いくら安いギターを使ってるのをアピールしてる人がいたとしても、使えない楽器を使ってる人はいないです。

ちゃんとした音が出るから、ちゃんとしたプレイができるという順番を忘れないように、たくさん練習しましょう!

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