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2/20_お茶と味噌汁のハーフ
五時半に起きた。アラーム鳴らず。iPhoneの充電がなかった。
十分もそもそして外に出る。昨日より気温が低い気がする。
今日は少し道を変える。
四足歩行動物がいるゾーンを通る。ゾーンに入ってすぐ、右の方でガサガサと歩く音がした。この時間は、だいたい雀が草の中から出てくるから、気に留めず通り過ぎようとおもったが、音からして、歩き方が鳥ではない。雀は、少し歩き、少し飛んで、草むらから飛び出ていくが、聞こえてくる足音は、一歩ずつ草をかき分けて歩いているように、のそり、のそりとしている。草の音からすると、猫くらいの体格にしては、体重がけっこう重い気がする。車やトラックの音がしても、逃げ出したりしないので、それなりに住み慣れてそうで、そのまま足音を聞き続けてみたが、自分と平行に歩いているみたいで、近付いてくる雰囲気はなかったので、通りすぎた。
さらに歩き続けると、10mくらい前を、鶏より少し大きいくらいの鳥がすごい速度で走り抜けていった。あそこまで足を使う鳥を見るとおかしくて笑いがこみ上げてきた。飛ぶようの腕は走りには向いてないみたいで、足オンリーで今まで走ってきたんだな、というような、陸上選手みたいに走りを極めた鳥だった。アヒルが全力ダッシュしてる動画をみたことを思い出したけど、アヒルはバランスを崩さないように頑張って走っている感じが可愛かったが、今さっき目にした鳥は、走りを極めすぎて体幹ができていた。体軸をぶらすことなく走り抜けていく姿が、一秒にも満たないぐらいのできごとだったのに、しっかり記憶に残っている。
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反対側までたどり着いた。迷った末、きた道を折り返さず、ちがう道から道から変えることにした。
家に戻り、お茶を淹れる。
今日は、煎茶の二煎目にかつおぶしを入れ、だし茶を淹れた。
煎茶と味噌汁のハーフが、意外と空腹感にはまった。
前に出汁コーヒーを試してみた時、なんともいえない味がした記憶を更新してくれた。机の隣から、虫の羽音のような音が聞こえてビビる。紙が擦れた音だった。
もう少し調べたくなり、Rice、Hanako、Elleのお茶特集を読む。
「氷温抽出茶漬けオリジナルXO醬添え」by 茶禅華
ボトルに茶葉、水、日高昆布を入れ、二日間、低温下におく。
油を切ったXO醬に日高昆布と茶葉をあえる。
お茶に塩を加える。
ご飯にお茶をかけて出来上がり。
気になったコラムには、茶禅華で提供されているお茶漬けが紹介されていた。半年前、料理長のインタビュー記事を読みまくり、お茶に関する工夫の数々に驚いてから、遊茶でお茶を買うようになり、今度は雑誌で見つけて、お茶と食事の境界線を溶かしていることに痺れる。お茶の可能性がまだまだ埋まってそうでうれしい。
最後のページには坂口恭平さんの料理奇稿が掲載されている。
そういえば昨日、宿無し弘文の著者・柳田さんの文章が掲載されていた。その前日に禅を調べたくなったきっかけが宿無し弘文だったので、引きの強さを感じた。どこかに手繰り寄せられてる気さえしてくる。でもそれが言語化をしっかりやることなのかもしれない。自分が知りたいことを見つけるのが上手になれたらもっとつながりを見出せるようになる。
2/21
とりあえず茎煎茶の水出しの準備をして、冷蔵庫に設置した。
今日もだし茶を作り、豆乳を加えたが、だしがうまく出せず、少し酸味を感じた。苦味だけより飲みやすい気がする。