ぐうぜんのかくしごと
普段ほとんどアニメを観ないが
映画館でたまたま見かけたポスターで直感的に観ることを決めた。
有名俳優をふんだんに使う商業広告然としたものとは明らかに一線を画す。
風景と人物の描写が丁寧に描かれたポスター。
先に予告編を観ていたら普通のアニメとして見過ごしてしまったかもしれないが
1枚の絵との偶然の出会いを信じてみることにした。
実際の本編もストーリーからキャラクター設定まで愛おしく素敵だった。
漫画家という職業を隠し 娘との日常をコミカルに描きながら
きちんとシリアスもあり 最後はホロリとくる。
止めの大瀧詠一は言わずもがなだ。
タイトル、ポスターをはじめ最初から最後まで
絵を中心に据えた作品が私の右脳を揺らし続けた。