頑張ることをお暇します
3月ーー社会人からは「年度末」と呼ばれる時期。いろんな会社が、決算に追われ、施策に追われ、一年でいちばん忙しくなる時期。
私もその洗礼を受けていた。特にこの2週間は、ずっと仕事をしていたと思う。といっても「苦しい」みたいな負の感情はなく、むしろ「お仕事をいただけてありがたい」と喜んでいたのだけれど、どうやらそれは心だけだったようで、気づかぬうちに体は疲れを溜めていたみたい。
エッセイを書こうにも、仕事ばかりしていたものだから、書きたいものが浮かばない。日課となっていた読書より、今は活字からちょっと離れて、ゆっくりご飯を食べたり、ゲームをしていたい。
仕事が落ち着いた今、私、そんな感じ。
ということで、今日はエッセイを頑張ることをお暇してみる。いつもみたいに、なにやら考え込んだ文章は書かず、「今日は肩肘はった文章は書かないぞ〜〜!」と宣言してみる。
そんな日があったっていいじゃない。だって、人間だもの。休憩だって、きっと働くくらい大切だもの。
そんな私は今、ビールを片手に枝豆をつまみながら、これを書いている。いつもは絶対にシラフで書くけど、今日は特別。「ほろ酔いで文章を綴ったら、どんな感じになるのかな」なんて、ちょっとウキウキしている自分もいる。
銘柄はハイネケン。いつもは発泡酒を選ぶけれど、「今日は自分との打ち上げってことで!」と奮発してみた。大学の頃、オランダに向かう飛行機の中で、何回もこのビールをおかわりしたっけ。久しぶりに飲んでも、相変わらずとってもおいしい。
そういえば最近、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」を購入してみた。ゲームには疎くて、これまでも「どうぶつの森」みたいなほのぼのとしたものしかしてこなかったのだけど、去年、「ゼルダの伝説」の前作を借りたのをきっかけに、RPGの面白さに気づいてしまった。
正直、モンスターを倒すのは、そこまで好きではない。でも、広大な土地を走っているときとか、目立たない洞窟を見つけたとき、とてつもない幸せを感じる。
でもそれってつまり、「どうぶつの森」みたいな楽しみ方をしているような気も……?私って、RPGだろうがなんだろうが、結局ゲームの世界をマイペースにフラフラするのが好きなのかもしれない。
明日は休みだから、このまま「ゼルダの伝説」をして、昼ごろに起きて、残っている仕事でもしようかな。友人や恋人とご飯を食べたりなんかもして、そうやってエネルギーを溜めて、週明けから心も体も元気に仕事もエッセイも楽しめたらいい。
とりあえずいろいろあったけど、お疲れさま、私。そしてきっと、私以外にも怒涛の3月を送った人が、たくさんいるはず。頑張ったみなさんもお疲れさま。
あぁ、なんだか今日はずっと気の抜けた、まとまりのない文章を書いている気がする。明日の私がこれを見たら、「ちゃんと書けばよかった」と後悔するだろうか。意外と普段は真面目だったりするから。
でもまぁ、いっか。たまには。
免罪符として今日は、「お暇デー」ということにしておこう。私が強制的に頑張ることを休めなければならない日。どうせなら、毎年3月最終週は、「お暇デー」にしてしまおうか。
……なんだか「サラダ記念日」みたいになってしまった。そしてちょうどビールも飲み終わりそうだ。
今日はここで終わりにしよう。あまり、明日の自分を不安にさせないためにも。
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