Just A Girl
2020年の春頃から、zineを作ろうと画策していた。
身体について、見た目について、愛や性愛について、
思うことが沢山あったから、それを形にしたいと思っていた。
それがやっと先日スタートして、
一先ず形になりはじめている。
だからこの機会に、私がzineに込めた想いとこれから込めていきたい想いを言葉にしてみようと思う。
"Just a girl"
ただの女の子。等身大の女の子。
私はただの、何者でもない、普通の女の子だ。
そんな何でもない私は、長い間、世間の理想の身体イメージに苦しめられてきたとおもう。
細くて、くびれがあって、胸は大きい方が良くて。
その"かわいい女の子"という理想のイメージに当てはまっていなくてはいけない。
漠然とそう思って生きてきた。
だけど私はもともと体質的に太りやすくて、油断をするとすぐに太ってしまうから、理想の女の子になるにはあらゆる我慢が必要だった。
夜ご飯はミニサラダだけ。
お菓子を食べたら罪悪感に襲われる。
大好きなケーキはお誕生日ですら食べたくない。
医療に頼ろうかと考えて寝ずに働いたこともある。
食べなければ太らないし、
あの時は今よりも痩せていた。
だけど、全然楽しくなかった。
痩せて理想の女の子に近付いているはずなのに、
全く良いと思えないし、いつも不安だった。
ご飯も食べず、寝ないで働いて、
もう全部やめたい
そう思っていた時に、ランジェリーという世界を知った。
ランジェリーを知って、世界の見え方がガラリと変わった。
そこには、私が縛られてきた"理想の身体"の概念が存在しなかったから。
ランジェリーのイメージに触れるたび、身体の特徴は、全部個性なんだと思えるようになった。
世の中に溢れる、
モテるファッション、
モテる身体、
理想の女の子像
そこにはいつも、さまざまな視線がある。
私たちは自分からも、他人の視線からも、
もっと解放されるべきだ
等身大の自分で大丈夫だ、
そんな私も最高だって思えるような、
そんなイメージは日本にはまだまだ少ない
ステレオタイプの男性像、女性像が
あまりにも社会に浸透しすぎていて、
きっとその存在に気付くことすら難しい。
本当は、私たちはもっと自由であるはずなのに。
だから、何でもない私が発信することで、
何かを考えるきっかけになれればいいなと思う
そういう経緯から、zineを作ろうと思った。
恵まれていることに私の周りには、
私の想いに共感してくれる友人がたくさんいて、
彼女たちの力を借りてzineを作る運びになった
私が私を肯定したい、
私が私を1番好きでいるためには、
リアルな自分を受け入れる必要があった
だからこの試みは、
私が私を受け入れるための画策であるともいえる。
その過程で、1人でも、共感してくれる人がいたら
とても嬉しいなあと思っている。
社会や広告に惑わされないで、
自分が素敵だと思うものに、
率直で、敏感でいたい。
誰がなんて言おうと、
私は超クールで素敵だって言っていたい!
どんな女の子も、そのままで十分美しいということ
わたしたちのもつリアルな身体をもっとポジティブに捉えられるようになりたい!
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