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夏の思い出2022~信州鈍行旅行の話②~
前回の記事で、松本に到着したところまで書きました。
今回は松本での夜から書きたいと思います。
松本(1日目夜)
一人旅の悩み事と言えば、「食事場所」と言っても過言ではないでしょうか。
特に女性一人の旅では、夕飯に悩むことが多い!
本当はこの日、昼に山賊焼き・夜に蕎麦の予定だったので、お蕎麦屋さんに行こうと思ったのですが、既に昼食で蕎麦は食べている…。
いくら蕎麦苦手を克服したとしても、連続蕎麦はきつい…。
居酒屋で夕飯を食べる気分でもない。
(さすがに一人居酒屋は緊張しますし…)
ということで、昼に食べることのできなかった山賊焼きをテイクアウトして、ホテルで食べることにしました。
そして山賊焼きを買うのに合わせて、長野県に来たら必ず立ち寄りたいあの場所にも向かうことにしました。
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実は私は、旅行に行ったら必ず立ち寄るほど、ローカルスーパーが大好き。
お土産も安く手に入るし、現地の雰囲気も感じることができるしで、訪問必須の観光スポットなのです。
長野県と言えば、プライベートブランドが充実している「TSURUYA」
ただ今回訪れた「TSURUYAなぎさ店」は、松本駅から徒歩約20分でした。
電車訪問の場合は、体力に自信があるときに行くようにしましょう。
(暗かったからかもしれないけれど、思った以上に距離がありました…)
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お風呂に入って、ラフな格好でビールも飲んで、ご当地グルメに舌鼓。
過去の一人旅でも、時々テイクアウトでホテル夕飯をしたことがありましたが、これはこれで気軽で楽しい。
一人旅で夕飯に悩むことがあれば、ホテルでテイクアウト、是非お試しください。
しかもこの日は話題になったJ2水戸と横浜FC戦。
(秋葉監督名言「This is 水戸ホーリーホック!」が誕生したあの試合。)
DAZNで試合観戦をしながら、気付けばビールは飲み切ってました。
こういう風に気楽に過ごせるのが、一人旅の醍醐味ですよね。
松本(2日目朝)
いつも一人旅の朝食は、前日にコンビニやスーパーで調達してホテルで食べることが殆どなのですが、今回は行ってみたい場所がありました。
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芸術的な注ぎ方でSNS上でバズっている「モカクリームオーレ」、自分の好きなように組み合わせて食べられる「モーニング」が有名な純喫茶です。
松本にホテルを取った後、偶然このお店のことを知り、是非行ってみたい!ということで、行ってきました。
結構な人気店なので並ぶかな、チェックアウトに間に合うかな、とドキドキして向かいましたが、無事にスムーズに入店することができました。
ちなみに朝7:00開店なのですが、私がお店に着いたのが8:00頃。
その段階で平日にも関わら席は殆ど埋まっていて、15分~20分後くらいには1、2組常に待つような状況になっていました。
平日でも開店直後に行った方が良さそうな印象です。
(余談ですが、同日10時頃に同店の前を通ることがあったのですが、店外まで3、4組待っているような状況でした。すごい人気だ…)
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例の芸術作品「モカクリームオーレ」、見てきましたが、一人なのではしゃぐわけにもいかず、心の中で大興奮していました。
朝食を食べ、ホテルでゴロゴロ過ごした後にチェックアウト。
繩手通り内の四柱神社へ参拝した後に、松本駅へ。
本日の目的地、諏訪大社上社へ向かいます。
松本~上諏訪
上諏訪駅到着後、上諏訪駅の観光案内所に行き、諏訪市のマンホールカードを手に入れます。
その時に何気なく諏訪大社上社の行き方を尋ねたところ、バスの乗り方や回り方を教えてもらったのですが、これが大正解!
(本宮・前宮を合わせた上社、春宮・秋宮を合わせた下社の4社を合わせて諏訪大社だそうです。)
今回は本宮・前宮に行こうと思っていたのですが、まぁバスが複雑で本数が少ないこと!
観光案内所のおばちゃんから時刻表やら地図やら数種類もらって、お昼ご飯を食べることに…
と、ここで最大のピンチ!
お昼を食べる場所がない!!!!!
事前に諏訪の味噌天丼を食べようと思っていたのですが、なんとそのお店が超満員。
お蕎麦屋さんも近くにあったのですが、長蛇の列…
私のリサーチ不足かもしれませんが、上諏訪駅でお昼を食べる予定の方、意外とお店がないので、覚悟した方が良いと思います。
結局、バスの時間もなかったので、駅待合所でコンビニで買ったおにぎりを急いで食べて、お昼終了。
バスに乗って、諏訪大社へ向かいます。
諏訪大社(本宮・前宮)
上諏訪駅から揺られて、本宮近くの「神社前」停留所で下車。
(バスの運転手さんが、道中、ご丁寧に諏訪観光案内のアナウンスをしてくれました。)
本宮へ行くかと思いきや、観光案内所の方に教えてもらった通り、先に前宮へ向かいます。
実は、前宮までは路線バスが全く通っていません。
そのため、「神社前」停留所から歩いて約20分、茅野市にある前宮まで歩くことになります。
ただ結構景色が良かったので、意外とあっという間でしたよ。
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前宮は、諏訪大社の中でも一番歴史がある社だそうです。
御祭神が最初に居を構えられ、諏訪信仰発祥の地と伝えられています。
確かに歴史を感じるような、静かにどっしりとした佇まいでした。
鳥居をくぐった後も、階段や坂道が続くので、意外と良い運動になります。
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今年は諏訪大社の「御柱祭」の年で、御柱が新しくなっていました。
バスの運転手さんが教えてくれたのですが、御柱は山から切り出て人力で引き下ろすので、本来なら柱は擦れて蒲鉾状になっているそうです。
しかし、今回は新型コロナの影響で引き下ろす人員を限定したので、機械でここまで下ろして来たそう。
そのため、綺麗な円柱になっています。
「(通常の御柱祭ではなくて)残念ではありますが、これはこれで珍しい物です。」とのことでした。
前宮の参拝後は、元来た道を20分歩いて本宮へ向かいます。
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「本宮」と言うだけあって、建造物も敷地内も、広大で荘厳な雰囲気。
さすが諏訪国一ノ宮に位置づけられた神社です。
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長い渡り廊下(?)は、どこか懐かしい気持ちになります。
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前宮は殆ど参拝客がいなかったのですが、こちらの本宮はたくさんの参拝客がいました。
心静かに過ごすなら前宮、壮大さを感じるなら本宮、という感じでしょうか。
前宮、本宮のパワーを存分に浴びて、諏訪大社を後にしました。
いずれ行ってみたいと思っていたけれど、今回訪問してみて大正解!
魂が洗われるような、清々しい気持ちになる場所でした。
ここまで歩いてきて、既にくたくた(2日分の荷物すべてが入ったリュックを背負っているので尚更)だったので、参道のお店で信州名物「五平餅」を頂くことしました。
(ちなみに本宮の参道には、食事処があまりありませんでした。
ここで食事をしようと思ってる方は、リサーチされてから行かれることをお勧めします。)
食べ歩きをしようと思ったのですが、お店の方が「中で待ってて!焼けたら持っていくから!」と言う言葉に甘えて、イートインをすることに。
今思えば、ここで食べずにバスに乗っていたら、この後待っている悲劇に遭わずに済んだのですが…
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諏訪大社~上諏訪~高尾
五平餅を食べて満足した私は、バス停の横にあった足湯で、バスまでの時間を待っていました。
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バス到着の時間になり、やってきたバスに乗り込んだのですが、これが最大の悲劇!
諏訪大社上社を巡回するバスは、本当に要注意です。
遠回りしたり、途中運行休憩が入る路線があるので、間違えて乗ると1時間以上かかったりします。
この時乗車したバスが、まさにその1時間コースの路線だったのです!
後で時刻表を見返して分かったのですが、本来私が乗りたかった上諏訪駅まで真っすぐ行くバスは、この遠回りコースバスの1分前に到着する予定でした。
それが、交通事情か何かわかりませんが、この遠回りバスの方が先に到着してしまったようで、気付かずに乗り込んでしまったのです。
上諏訪駅の中央本線の本数は少なく、当初は茅野駅で少し観光しようと思っていたのですが、この乗り間違いで残念なことに茅野駅に行くことは叶わず…。
バスの中で気付いた時の絶望感は、筆舌に尽くし難いものがありました。
ただ遠回りするだけあって、バス車中からプチ諏訪観光ができました。
諏訪高島城、ゆっくり見たかったな…。
結局何とか中央本線に間に合うことができ、帰路につくことができました。
本当なら上諏訪駅の足湯に浸かりたかったのですが、前述のトラブルで足湯を利用することもできず。
そう思うと、諏訪市博物館で足湯に浸れて本当によかった…。
相当距離歩いたので、足もくたくたに疲れていました。
上諏訪駅から高尾駅まで戻る道中は、行きと同じ路線なのでここでは割愛します。
上諏訪駅から高尾までの約3時間。
普段なかなか自宅ではできない読書をしてみたり、物思いにふけってみたり、自分の時間を過ごすことができました。
最後に
鈍行列車に揺られて、どこまでも。
首都圏から長野は、鈍行列車旅には程良い距離でしたね。
非日常を感じる距離感ではあるけれど、気軽に行ってみよう、と思える旅でした。
いくつになっても、新しいものや景色には興奮しますね。
甲府より先は鈍行で行ったことがなかったので、竜王駅からは食い入るように外を見ていました。
天気も、本当なら雨予報だったのですが、最寄り駅までなんとか保ってくれたので良かったです。
きっと、日頃の行いが良いからでしょう。
(そういうことにしましょう。)
思い返せば、完全な一人旅は数年ぶり。
自分のことだけを考えて行動できるのって、たまには良いもんですね。
備忘録も兼ねて、(失敗もあったけど)この楽しかった記憶を書き残せてよかったです。
前回の記事と合わせて、この記事が、信州方面の鈍行列車旅を検討している方、女の一人旅ってどんな風にしたら良いんだろう、と悩んでいる方の参考になればと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!