中学受験算数に最も必要なのは哲学?
そろばん教室をやっているので、昔受験業界にいたけれども足を洗って(失礼!)久しい。
けれども個人的に、3年ぶりくらいに中学受験生の算数をサポートすることに。
受験に一番大事なこと、それは哲学なんじゃないかな?
指導の方針ってすごく重要で、長い目で見てその子の血肉になる本質的なことしかしたくないなと思う。なので、受験テクニックは最小限に、思考の本質・原理をとことん追求して、賢さを伸ばしていくことに注力していきたい。
賢いとは?
考えるとは?
ものごとが上達するということとは?
頭がいいってどういうこと?
3年前だったか、そろばん教室でこどもたちに、「頭がいいってどういうこと?」と問いをぶつけたことがある。
だいたいこどもは即レスしてくる。「勉強ができる!」「色んなこと知ってる!」
その中で、当時1年生の男の子が即答で次の言葉を放って驚愕した。
なんだその洞察力は・・・おぬし、名言製造装置か・・・と耳を疑った。
そう、確かにそれを手に入れたら最強だ。
この先AIがどうだとか変化の加速がどうだとか関係ない。
時代、社会が変化してもしなくても、いつでも新しく学ぶことができれば、いきたい方向に自在に自分を変化させられる。
以来、その言葉が常に頭の中に響いてます。
こどもから教わることは、ときに鋭く真を突いていて深い。
そろばんをツールとして、受験算数をツールとして、「賢くなる」ことを目的に取り組んでいきたい。奥が深すぎて、一生かけても追いきれない、やり尽くせないテーマだけに、楽しい、幸せな仕事。
ドイツのそろばん教室 Bingo! Soroban School
そろばんを手段としてこどもたちが自分で学ぶ力、自分で幸せになる力を伸ばしていけるようにとサポートしています。