G100を持って出る旅 ~広島~
少し不完全燃焼だった尾道を後にして、広島へ移動。
打って変わって広島は、娘の希望。(修学旅行がコロナの影響で、もともと広島だった旅先が変わったためらしい。)
さて我が家の家族構成は、男二人、女二人の4人家族。
ツインの部屋を二つ。年頃の娘がいるので、それが旅の基本になっている。
ところが今回は、僕の仕事の都合や子供達それぞれの予定がうまくかみ合わずに、日程がなかなか決まらなかった。
それもあってか、いざツインの部屋を探すと全く無い。
広島ってそんなに人気の旅先なのか?
僕自身初めての広島なので、そのあたりの感覚が掴めないままに広島駅。
広島駅に着いた途端、あっちこっちで見かけるツアーっぽい外国人観光客。
ああ、だからツイン無かったのね。
原爆ドーム
はだしのゲンを何度も読んで育った子供二人にとって、原爆ドームと平和記念資料館はマストの目的地。
同じく初めて訪れた僕にとっても、そこは時間の止まる場所だった。
訪れる前はやたらと乱発されている世界遺産、その中のひとつにすぎないと思われてしまうんじゃないかという危惧すらあったけれど、いざ目の前にするとそんな考えを抱いた自分が愚かに思えるほどの荘厳さよ。
厳島
近頃は、(特に短い旅程の場合)移動の多い旅が疲れる。
当初は、瀬戸内海に浮かぶ島のどこかでのんびり過ごすプランを提案していた。
春の穏やかな海を眺めつつ過ごす。
同じような海の写真ばかり撮って過ごす。
そんなのが良いなあと思っていた。
子供達も大きくなって、構わなくてもよくなったし(むしろ構うと煙たがられる)
ところが、なかなか旅行の日が決められなかったことも災いして、いざ宿を探す時点でほぼ全滅の状態だった…
結局広島市内のアパホテルに一泊することになったのだが、根っからの貧乏性で途中の尾道を加算してしまい、のんびりどころか慌ただしいプランになってしまった。
思いっきり観光地の厳島ですら、船で往復するだけでなぜか気持ちは揚がるし、ここに泊まったら、もっと静かな厳島神社をお参りできるんだろうなあ。などと思うわけです。
喧騒とした場所から少し離れただけで島の生活の雰囲気を感じちゃうと余計に島旅への憧れは募ってしまう。
だからか?帰りの船を待つ間、スーツケースを転がしてやってきた外国人ツアー客を少し羨ましく感じてしまった。
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