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025 親が子どもにクロールを教えるためのTIPS ③-5クロールの完成:クロール完成(キャッチアップクロール)

さて、いよいよ今回が最終回です
ラストは呼吸を完成させましょう!
let's go♪

確認:ローリングはできているか?

前回記事で話をしました。楽に呼吸をするにはローリングありきです。泳ぎを見て大人が評価してあげるもよしですが、子どもが自分自身で評価をできるように導いてあげるのもさらにいいことです。

見ていない方は↓



呼吸の仕方

「手のかき終わりのタイミングに合わせて顔を出して呼吸する」という指導をよく耳にしますが、結論を言えばコレは的を得ていると思います

ただ、その言葉の中には色々なものが詰まっていると僕は思っています。大事なことを3つ挙げますのでチェックしてみてください

①その時ローリングがしっかりできていること
②かく手と伸ばす手がしっかりできていること
③顔は回転で出すこと

ここが揃っていると概ね上手くいきます。
ひとつづつ説明しますね。


①ローリングがしっかりできていること

要は回転で呼吸動作に入るわけですが、順番があります。先にローリング、後に首を回す、です。前回「見て確認」をオススメした理由はコレです。自分の肩や腕が視界に入ってきてから(ローリングの確認)首を回し始めると随分楽に呼吸動作ができます。

順番が逆になる(首から回し始める)と首がキツいし、ローリングを確認できません。この順番をしっかり見極めてください。

2段階の動きで呼吸を行うイメージを持たせるんですね。上手くなれば確認せずに、感覚だけでローリングも分かるようになるので、2段階で分けていた動作がシームレスに1つの動作にまとまっていきます。そこまでは順番をしっかり意識してやりましょう。


②かく手と伸ばす手がしっかりできていること

呼吸動作の課題として「どれだけ顔を出していられるか?」ということが挙げられます。その対策として「スピード」を出すことをオススメします。スピードがついているうちはなかなか沈みません。

かく手は推進力を生み、伸ばす手は推進力を最大限活かします。要は両手の動きで呼吸に入る時にスピードが落ちないようにするということです。

因みにこの動きを美しく、楽に行うためにもローリングができているかがキモになります。ローリングは様々な要素に絡む重要なスキルだということがココでも分かります。


③顔は回転で出すこと

上げてはダメです。あくまでも回して呼吸するんです。人が泳いでいる時をよくみると、頭は一部が(後頭部)浮いて水面から出ています。

そうです、元々頭の一部は水の上に出ています。

だから、地球儀のように回転して出ている部分に顔を持ってきて呼吸するイメージ。コレがクロールの呼吸です。

もう一度言います。上げてはダメです。上げると、重力でその後必ず沈みます。不必要な浮き沈みを入れると呼吸をできる時間が減るため、慣れていない初心者が安定して呼吸をするのは難しくなるでしょう。

浮くと沈むのことに触れた過去記事↓

浮きも沈みもなく、ただ回すだけ。
ココに集中してください。

まとめ

「呼吸のタイミングは手のかき終わり」に合わせる

ただ、それだけではなく

①その時ローリングがしっかりできていること
②かく手と伸ばす手がしっかりできていること
③顔は回転で出すこと

この3つを意識しながら行うといいです。


最後に

いかがだったでしょうか?

テキストのみの情報で、パパママが子どもさんに25mを楽々クロールで泳ぐことにどれだけ近づけたのか?答えは分かりませんが、社会体育移行の進むこんな時代だから、「両親が先生になる」というコンセプトもアリかなと思っています。

結構細部まで伝えていますので是非何度も見て、まだ泳げぬ子どもさんの上達を直接パパママがやっちゃってください!

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!次回からはまたテーマを変えて発信していくつもりです。

#子ども   
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#泳ぎが苦手な子ども

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