015 親が子どもにクロールを教えるためのTIPS ①-4水慣れ:壁を蹴る
ここまで3つの「安全を確保するスキル」を話してきました
※水慣れの概要については以前の記事を参考にされてください
ここからは「カラダをコントロールしていく」スキルを話していきます。
水慣れ4つ目は、壁を蹴ること
はじめて自分で水の中を「進む」能力を手に入れます。
今回は、ポイントを先に示しておきます
①蹴る足は高い位置にセット
②頭は上げない
これだけ。めっちゃ簡単でしょ?
こーゆーのを目指しましょう↓
ではいきましょう
①蹴る脚は高い位置にセット
もし脚を低い位置セットに蹴ってしまうと、進む方向に対して大きな抵抗を受けてしまう可能性が上がります↓
コレでは前に進みません
はじめから高い位置に足をセットできると、蹴ったあとの姿勢もかなり抵抗の少ないカタチになります↓
水抵抗って大きなものですので、セットの位置で結果が大きく変わってしまうんですね
②頭を上げない
①の話と繋がります。壁を蹴る時に頭を上げると
頭が重力を受けて、沈んでしまう
必ずこーなります。
とぶと、と書いていますが、要は頭だけに限らず水の中からカラダを出してしまうと、出した部分が重力を受けてしまうためその後に沈むんですね。だから
壁を蹴るまでの準備が「ゆっくり」できない
のです。ほらこーゆーこと↓
コレで初心者が足を高い位置にセットするのはかなり難しいことになります。結果こーなる↓
力みマシマシ、抵抗大盛りですね(悲
だから頭を入れて、ふわふわゆっくりセットしようね
やり方について、前回の記事が参考になりますので是非チェックしてみてください
立つスキルで、水の中にカラダを入れておくと、ふわふわゆっくり動くことができることを体感的に理解していると思います。これを壁を蹴る時にも活かしていきましょう。
壁際に立った状態から
頭を入れて、脚を床から離します。ほら!ふーわふわゆっくり動ける
簡単に脚を高い位置にセットできました。おぉ!進む進む!やったね!!
片足を壁につけてやる人もいますね。その場合も同様です。
以上です。分かってしまえば簡単なことです。もちろん最後に立つ時も、前回の記事を参考にして、安全に立ってくださいね。
お疲れ様でした
水泳選手は慣れているので、スタートで飛んで沈んで壁を蹴ることができます。でも、初心者がいきなりそれを真似するのはなかなか難しいことです。まずは簡単にやりましょう!それではまた!
#子ども #プール #水泳 #泳ぎが苦手な子ども