水瓶座さんへ ２０２１年上半期の手紙
私らしい航海の始まりあなたがこれまで見てきた海は、鈍色のものだったかもしれません。
あの海には入りたくないなあ。
あの海に漕ぎだしたくはないなあ。
そんなふうに思いながらも、社会の中に放り出されたなら、そこがどんなに興味のない鈍色の世界でも船を漕がなくてはならなかったことでしょう。
早々に鈍色戦線を離脱して、自分の好奇心をワクワクさせてくれる世界に飛び込んだ人もいたかもしれませんが、それでも背後に広がるあの海の色は変わらないと半ば諦めていたのではないでしょうか。
でも２
