休職理由を因数分解 私が休職に至るまで④
休職してから1年7ヶ月が経とうとしています。
今は、日常生活は送れているけど、労働に耐えられる体力、気力が戻っていない状態です。少しずつジムに通ったり、カウンセラーさんと面談したり、社会復帰に向けて動いているところです。
そんな私がなぜ休職に至ったのか、まとめてみようと思いnoteを開きました。わかりやすくまとめられる自信はありませんが、誰かの役に立ったら良いなと思っています。
まずは簡単に自己紹介。さとうゆかです。30代、夫と二人暮らし、メーカーに勤めていましたが休職中です。3ヶ月くらいの休職で元に戻れると思っていましたが、そんな簡単には行かず1年7ヶ月が経ちました。
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職場異動:17〜19ヶ月目
ようやくここで、心療内科に行く決断をします。やはり、心療内科に行くってハードルが高くて行く決断をするまで時間がかかってしまいました。でも、行ってみたら怖い場所でもなく、先生もよく話を聞いてくれたし、なんてことなかったというのが感想です。心療内科でのことは別noteにまとめています。
心療内科ではまず、頓服で抗不安薬が処方されました。服用すると気持ちは落ち着くけど、眠気が酷くて仕事ができなかったのをよく覚えています。ほとんど集中できないような状態、心身症もすぐには改善しないのでしょっちゅうトイレに避難していました。あまりに眠気がひどい時は、トイレの個室でこっそり仮眠をとっていたこともあります…
そんな状態でしたが、新しい仕事を受けるようになっていました。受けたくて受けていたというより、他人の視線という負担が新しい仕事を受ける負担にまさってしまったというほうが近いと思います。それでも、残業時間はできるだけ短くなるように、仕事の量は調整してもらっていました。
そんなとき、先輩の異動が決まり、先輩の仕事を少し引き継ぐことになります。その中には、まだ着手したことのない完全に未経験の仕事もありました。正直、心的負荷が高かったように思います。フォローをつけてもらう条件付きで仕事を受けることにしました。というより、断ることができなかったのでフォローをつけるという条件で妥協したという感じです。そのほかにも、組織内での担当割が増えたりもしました。
仕事の見通しを立てみると、半年先くらいまでなんとなく予定が決まっているような状態でした。「こんな状態がずっと続くのか」と小さく絶望しました。
上司には心療内科に通っていること、薬の副作用があり集中できないことがあることなども相談していました。ですが、新しい仕事を引き受けたり、先輩の仕事を一部引き継いだりと、表面的には改善傾向にあると見えていたのかもしれません。
そんなある日、仕事を継続しようとする頭と悲鳴をあげている心のよじれが一気に元に戻ろうとする現象が起きました。具体的には、足元がふわふわして、自分の声が遠くに聞こえるような感覚がしました。なんか、魂が身体から離れちゃった感じでした。そこからは、もう仕事をしようとしても涙が止まらなくなりました。
次の日、会社に行こうと試みましたが、涙が止まらず乗り換えの駅で会社に行くのを断念しました。
そのことをカウンセラーさんにすぐに相談して「休む必要があると思う」と言われました。やっと休めると思いました。本当はもうとっくに限界は超えていたし、ずっと「休みたい、誰かに止めてほしい」と思っていたことがようやくわかりました。
その後、心療内科で診断書を書いてもらい休職が確定しました。
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