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外大のAA研
東京外国語大学のアジア・アフリカ言語文化研究所(通称:AA研)には、とくに思い出はない。
講義棟とは別の、一つの建物として存在している。
学部の授業で研究所内の部屋が使われる場合もあったが、少なくとも私がいた十数年前は稀だった。
ちなみに当時、無断で所内に立ち入ると侵入者扱いされた。
少しくつろぐくらい良さそうなものだが、研究員(?)から無下に排除された記憶がある。
まさに象牙の塔だ。
玄関付近にあったソファも、いつしか撤去されていた。
文化人類学者が多く所属しており、西ヶ原キャンパス時代には岡正雄、山口昌男、川田順造、中沢新一がいたようだ。東洋史学者の岡田英弘もいたのだから大したものである。
現在のAA研の様子は知らないが、先人たちの自由闊達な気風を受け継いで、もっと開放的になっていることを願う。