見出し画像

Netflix「恋するムービー」(韓国ドラマ)レビュー

あなたは先日のバレンタインデーをどのように過ごしましたか。
家族や恋人と過ごす人もいれば、私と同じように一人寂しい人もいるのではないでしょうか。こういうカップルのイベントは、独り身だと肩身が狭い思いをしますよね。そういう時、私は少しでも世間の熱を感じるために、甘いスイーツと一緒に恋愛ドラマを見ています。

今回観たのは、Netflixで2月14日に配信開始された韓国ドラマ「恋するムービー」。バレンタインに配信される恋愛ドラマなんて、まさに今の私が求めているものです!


「恋するムービー」(韓国ドラマ)

あらすじ

映画ばかり見て育ったコ・ギョムは、映画の世界に貢献したいと役者を目指しています。とあるオーディション会場でキム・ムビと出会い、運命の歯車が動き出します。ムビは父親の影響で映画を好きになれずにいますが、助監督として働いていました。
ギョムは役者としての才能はありませんでしたが、周りの人から好かれる才能が発揮され、撮影現場には欠かせない存在になります。そして、現場でムビにもうアピールをして、二人は結ばれるのですが…
突然、ギョムはムビの前から姿を消してしまいます。

それから5年の月日がたち、ムビは映画監督としてデビューします。その舞台挨拶に批評家としてギョムが現れ…

主な登場人物・キャスト

この作品は4人の男女の青春ラブロマンスが主軸になっています。主要な登場人物・キャストを紹介します。

・コ・ギョム
 兄と共に暮らす、生粋の映画オタク。映画のことばかり考えていたが、ムビとの出会い、恋に落ちる。しかし、突然、ムビの前からいなくなってしまう。

演 : チェ・ウシク
   『パラサイト 半地下の家族』などに出演している演技派の俳優。本作の脚本家とは、「その年、私たちは」以来のタッグです。

・キム・ムビ
   父の影響で映画に興味を持つも、映画を恨んでいる面を持つ映画監督。助監督をしていた頃にギョムと出会い、彼に心を奪われる。

演 : パク・ボヨン
   韓国では、「国民の妹」の愛称で愛されています。近年は、『コンクリート・ユートピア』などの話題作にも出演しています。

・ホン・シジュン
   無名の天才作曲家を夢見ている。大学を中退して、音楽の道に進んでいる。元カノであるジュノとの出会いで、止まっていた時間が動き出す。

演 : イ・ジュニョン
    U-KISS、UNBの元メンバーで、現在は俳優として活躍している。Netflixシリーズ「マスクガール」で注目を集め、多数の映画やドラマに出演しています。

・ソン・ジュア
   シジュンと別れた後、脚本家として成功を納める。自身の脚本した映画の音楽を作曲してもらうために、シジュンと再会する。

演 : チョン・ソニ
    大学在学中に、俳優デビューする。『ソウルメイト』などの話題作に出演。Netflixドラマ『寄生獣―ザ・グレイ―』では主演をしています。

映画監督と批評家という関係性

今作の二人の主人公は、映画監督と批評家という丸出て対するような職業についています。しかし、映画はこの二つの職業が力を合わせることによって、多くの人に届いていると私は思います。どちらも映画を世に届けたい想いと映画を愛する思いは一緒です。意見が対立することもありますが、かけている部分を補いあう関係性はまさにギョムとムビのようです。

20代から30代と移り変わるリアルな感情

物語の軸となるのは、回想で描かれる幼少期と出会いと別れを描いた20代、素子て、現代の30代と年齢と主に変わっていく登場人物の感情です。それがとてもリアルで、すべての年代を経験した30代以上の人には、共感できるポイントが多くあると思います。特に、私も20代の時は、30代ってもっと輝いているものだと思っていました。しかし、現実は…というのがこのドラマでも描かれていて胸が痛くなりました。

人生は恋愛映画!?

映画好きにとっては、たくさんの映画が出てくるこのドラマはとても楽しい内容でした。ギョムのように、映画の中の世界を自分の人生に重ねて生きていくのも理解できます。人生は、ハートウォーミングな家族の物語だったり、人間関係が複雑なドラマだったりしますが、結局は愛の物語のように感じます。

▶感想

やっぱり韓国ドラマはこうでないと!っていうぐらい、シンプルで王道な恋愛ドラマでした。このキュンキュンする距離感や近づいたり、離れたりがたまりません。

しかも、このドラマは全10話と短いのでとても見やすいですし、登場人物もさほど多くないのでわかりやすいです。個人的には、ムビのキャラクターに惚れてしまいました。ギョムが一目で恋に落ちるのは理解できます!

あっという間に観終えてしまったので、名残惜しさと少し物足りなさがあるのですが、飽きるよりはこのぐらいがちょうどいいですね。バレンタインに胸きゅんのドラマをありがとうございました!!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集