私を見つけるまで-「小さな私」の物語2 寄り添う
私の母が私にいう言葉はいつも「あなたなら大丈夫」。
全然ダメな時でも、「乗り越えられるよ」って言われてしまう。
そう乗り越えたいと思っているけれど、
私はその前に寄り添って欲しかったんだ。
お腹が痛い時にはね、原因を探すんじゃなくて、
「お腹が痛いんだね、ここかな?ここかな?それともこっちかな?」
「さすってみるね」「お薬飲んでみよう」
「これが効くかもしれないから巻いてみよう」「あたためてみよう」
「辛いね〜、でもすぐ良くなるからね。今だけ頑張ろう」
「ずっとついてるからね」「一緒に寝よう」
こんな温かい言葉かけてもらえたら、どんなに嬉しかったか。
私の話し聞いてる?私を見て!
っていつも心の中で叫んでました。
私の家は、祖父母同居で、本家。
私を筆頭に、祖父母から見た孫が13人、1つ違いで続いてます。
ということは、里帰り出産で叔母さんたちが帰ってくるたび、私の小さい頃は、ずっと小さな子どもがわんさかいる。それでいて、その分の家事が母に、遊び相手が父に・・・という風になっていましたから、
当然、一番上の私は面倒を見る側で、一番我慢する側。兄弟分じゃなくて、親戚中の子ども分。少なくとも10人はいたので、その分我慢してました。
だから、母と何かした思い出は一切なし。
ご飯は美味しい記憶はあるけれど、絵を描いたり折り紙をした事はないな・・と子育てをしていると悲しい思い出ばかり出てきてしまいます。
母は、いつも「嫁業」に追われて、家事を完璧にしていました。
1人で、しかも夜中まで。当然、一緒に寝てもくれません。
私はさみしかったんですね。でも、さみしいと言えない。
ずっとずっと、そのひと言が言えなくて、苦しかったんです。
そしてお腹が痛くなっていたんですね。
悲しみの下にマグマのような怒りがあってずっと抑え込んでいた状態です。
それでも、
小さな私に「お腹痛かったね、辛かったね。わかったよ、置き去りにしてごめんね」と声をかけ続けて、「一緒に歩いて行こうね」と歩いていました。
たくさんの人の力を借りて、一つひとつほぐして、寄り添って、乗り越えて来ました。
今回、新しい事に挑戦しようと思って、思い切って、
理江さんの「サイキックリーディング」
をお願いしました。
夢を見るきっかけになったのはこちらのセッションでした。
このセッションを受けた最後に、守護霊(ガイド、導きの存在)が
「お腹を大切にと言っています」と言われました。
この小さい頃の出来事は話していなかったので、
最初はピンと来なかったのですが、
なんと次の日、滅多に見ない夢を見ます。そして
「小さい私」が出て来て、ハグをしてくれるというミラクルが起こったのです!(信じてもらえるかしらw)
苦しさでいっぱいの時には、目も合わせてくれなかった「小さい私」が笑顔になっていました。
私のさみしさと怒りの感情は、消化する時が来て、やっと次のステージに行く事ができるようです。
小さい頃に一番つかえていた感情にやっと決着をつける事が出来た気分です。
さあ、これからは
新しい私、よろしくね。
では、また明日。