行った国、カリフォルニア州バークレー
私は、2ヶ月前カリフォルニア州バークレーを訪れました。成田空港からZIPAIRに乗って。バークレーは5年前に行った事があり、今回で2度目の訪問になります。
今回、そのZIPAIRさんが後援した募集とのことで何かご縁を感じ、初めてこのようなコラボ企画への応募に至りました。
下記は、私がバークレーで感じたことを文章に書き留めていたものです。
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「成功体験を積める」
このことが、海外にくる良さだと感じる。
大人になるにつれて、自分で出来ることが当たり前に増えていく。日本人であれば、日本で暮らす分には困ることがほぼなくなる。語学に不自由はないし、道に迷うこともない、電車やバスに乗るのにあたふたすることもなければ、買い物も慣れていて、日常生活を送る上で自動的に、無意識にこなせることばかりになる。
「はじめてのおつかい」という番組があるように、子供の頃は初めてのことばかりで刺激が多い。子供はたくさんの成功体験をもとに成長していき、しだいに1人でできることが増えていく。小学生にもなると、日常生活の大抵のことは1人でできるようになるであろう。
そして、大人になると成功体験も少なくなっていく。それは、全てのことに“慣れ”が生じるからだ。もちろん、ライフステージが変わるごとに変化もある。だが、人生におけるライフステージの変化は、節目節目でありそう頻繁に訪れるものではない。
しかし、海外にくると話は別だ。私のように母国語しか話せないとなると、語学は不自由で、街中の文字も読めない、お店で注文することすら勇気がいるし、電車やバスに乗るのも一苦労。日本では味わえない苦労が至る所にある。
だが、不思議とこの苦労が楽しかったりする。
拙い英語が伝わった時、注文したものがきちんと届いた時、目的地にたどり着けた時、相手の言葉を理解できた時、そんな当たり前のことがとてつもなく嬉しい。
自分の力で生きているという実感が湧いて、とてもワクワクする。自分にはもっと多くの可能性があるのだと思うことができる。日本にいる時には気がつかない自分の長所や、性格、やりたいことが見えてくることもある。言語も分からないのに、知らない土地で、知らない人と交流する。これはとても楽しくて新鮮なことだ。
忘れかけていた人生の面白味、自分の可能性、世界の壮大さ、日本にいるだけでは見えてこない景色がたくさん見えてきて、不思議と感性も研ぎ澄まされてくる。
多くの成功体験を積み、新しい自分と出会える。新しい自分には、もっと何かできることがあると思わせてくれる。自分が何をしたいかが見えてくる。
現実問題、生きていると日本での仕事や生活でいっぱいいっぱいになり、海外にでる余裕もなくなっていくと思う。しかし、そんな時にこそ、海外に出るべきだと思う。きっと新しい自分に出会えて、人生の刺激になる。だから私は、これからも海外に来たい。いつでも来られるように日本での生活を頑張りたい。
私はアメリカに来て、何かを創り出す人になりたいと強く思った。
そしてそれが、誰かの心を動かした時、人生のきっかけや刺激になった時、私は自分の人生に意味を見出せる気がしている。
おわり
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