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一日に二度もやって来る白キジ君

昨夜、白キジ君がやってきた。朝5時過ぎに続いて、同じ日に二度め。

割と綺麗に撮影できたので写真を引き延ばしてみた。雑種でちょっと洋猫の血が入っているかも知れない、目鼻がくっきりした、なかなかの美猫ちゃん。大きさは5キロ台前半の勘九郎よりちょっとだけ小さいが手足ががっちりしている。首輪はないが、白い毛並みがきれいで汚れていないので、外を散歩してよい環境で飼われている家猫で確定だろう。

それにしても、一日に二度も縄張りを主張しに来る、気の強さよ。自分の縄張りに自分に従わない猫がいるのは気に入らないから出て行け、という主張らしき威嚇の声を上げて、勘九郎を睨む。

我が家にきて満6年の勘九郎は同じミルクママさん家で育った七之助(同じ時期に保護されたが母猫は違う個体。近所で保護されたので父猫が同じ可能姓はあると聞いている)に対しては運動能力と気の強さで上回っているので優位劣位がはっきりしている。ご飯を食べる時は勘九郎が優先。毛づくろいは七之助が勘九郎に行う頻度がはるかに逆のパターンより高い。ガチで喧嘩しているのを見たことはないが、我が家に来た生後2〜3カ月の時には体格差があり勘九郎の方が大きかった上に、七之助は笑っちゃうほど猫パンチひとつ本気で奮えないビビリなので、勘九郎の優位が揺らぐことはなかった。後に七之助の体格がちょっと勘九郎を上回るようになっても、七之助は勘九郎に従う弟分だ。

我が家では王様だった勘九郎が、この夏ちょくちょくやって来る白キジ君によって「ここはワイのシマや。出てけ」と脅されるようになった(関西弁なのは、私が関西暮らし10年を超えるので脅しには関西弁——特に河内弁——の方が怖いという刷り込みがされているからなのでご容赦いただきたい)。ガラス越しなので実際に取っ組み合うことはないが、白キジ君の来る頻度からして、かなり本気だ。勘九郎は防御姿勢ではあるが、引き下がらず、今のところ気力で負けてはいない。

これ、いつまで続くんだろう……そして、白キジ君の来る頻度はどこまで上がるのだろう……というのが目下の私の悩みである。

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