イックーさん第5話 〜秘伝の書〜
(鐘の音)
イックーさーん!
はい。
(うわっるしあの彼氏じゃん…やば…)
イキスギ イキスギ イクッ イクッ
本編
「イックー、今から私は京の町へ行きます。ついて行きませんか?」
「はい。同行させてください」
イックーたちは京の町まで行こうとしましたが、そこに繋がる橋には「このはし渡るべからず」という立て看板がありました。
「えぇ…これじゃ渡れないじゃないですか…」
「和尚さん。"はし"を渡ってはいけないと書かれてあるんですから、橋の真ん中を渡ればいいんですよ。」
「その手がありましたか。じゃあ渡るとしましょうか。」
「じゃあ、先に渡りますね〜」
ガラガラガラ…‼️
橋は崩落しました。
ホギャアアアアアアアア‼️‼️‼️
「イックー⁉️⁉️⁉️」
「いやなんで渡るなって看板があったのに渡ったん?マジで死ねよ」
「うう…ごめんなさい…」
「ごめんなさいね…。それではイックー、今から店に行くので一緒に行きましょう。」
こうして木村和尚とイックーは秘伝の書が売られていると言われている店に到着しました。
「どこに秘伝の書があるのか…」
そして、イックーは1冊の本を見つけました。
うひょおおおおおお!!!これが"秘伝の書"かあああああ!!!!
ドピュドピュドピューー‼️‼️
「イックー❗️ここは店の中ですよ❗️❗️」
ドピュピュピュピュドピューーーーー‼️‼️‼️
「おい、何してるんだ?」
「え、わ、わちきはただシコっただけでザンスよ⁉️」
「まさか、店内を汚したなんて言わないよな❓」
「いやああああああああ‼️‼️‼️‼️‼️‼️助けてください‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️」
「こいつ何回捕まったら気が済むんだよ…」
イックーは建造物侵入罪と公然わいせつ罪、器物損壊罪で逮捕され、すぐさま裁判が執り行われた。
裁判の結果非常に悪質な犯罪である上に反省の色が一切見られなく、被害者や遺族の心情を思うと極刑以外の選択肢はないとして死刑判決を下された。
裁判の3日後、イックーの死刑が執行された(執行方法は30m先からレーザーディスクを首にめがけて投射)。
イックーはこの世を去ることとなった。でも安心して欲しい。イックーはみんなが忘れない限り、みんなの心にずっと残り続けている。そして、木村和尚は蘇生術を使うことが出来るのだから…
~完~
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