【感覚型か】歴代戦隊レッドのMBTI分析を集計してみたその2〜『百獣戦隊ガオレンジャー』から『爆上戦隊ブンブンジャー』まで〜【直感型か】
さて、前回に続き今回も歴代戦隊レッドのMBTI分析と集計を行いますが、どうやら某所にて私に対する誹謗中傷を行った愚か者がいるそうです、プライバシーを尊重して誰とは言いませんが。
裏を取ったところ、その人は以前に少しだけ私がXをやっていた頃にスペースか何かで軽いお喋りをしたことがある程度の人ですが、2年経っても相変わらずポンコツでした(笑)
詳細は敢えて書きませんが、少なくとも人様が目にしていい類のことは書いてなかったので(普通に基地外とかって差別用語使ってていい大人のやることじゃない)、近寄らないのがベストかなと。
本当にXってヤフコメと並んで民度も思考の抽象度も物の見方の解像度も低い人たちが多すぎてうんざりして、だから私はX辞めたんですけどね。
少しだけ思い出話をすると、その人が褒めていた作品は私と一致するものはありましたが、意見の根拠を聞くといかにも一般の雑誌に載ってそうな薄っぺらいものばかり。
2年ほど前に私がXで交流を持っていた人たちは似たり寄ったりのエピゴーネンしかいなくて、だから親友の黒羽翔さんともそのことを話して関わりを断ちました。
まあそもそも戦隊トップ3に挙げる作品が『秘密戦隊ゴレンジャー』『未来戦隊タイムレンジャー』『轟轟戦隊ボウケンジャー』な時点で「批評眼もセンスもねえなこいつ」って思いましたから。
確かにその3作は作品としての完成度は高いし私もA(名作)扱いはしていますが、じゃあ戦隊シリーズの中で抜群のクオリティを誇り戦隊の「現在」を揺さぶる作品かというとそうではない。
詳細は別途書きますがある程度ここで前倒しで述べると、その3作品は「再現性がない=属人化した作品」であり、後続の作品群がお手本にしにくい=文法・文体として後世に継承できないわけです。
「ゴレンジャー」も確かに「集団ヒーローの雛形」を作り上げた作品としての完成度は相当に高いし面白いですが、じゃあ映像表現も含めた究極の完成形かというとそうではありません。
実際その後の戦隊で「ゴレンジャー」を本当の意味で継承した戦隊は一個もありませんし、「タイムレンジャー」「ボウケンジャー」に至ってはあくまでシリーズ作品の中では「変わり種=サイドパンチ」です。
どちらも日笠プロデューサー作品で評価が明らかに脚本家の作家性に依存している以上、その作家性は他の誰にも真似できない独自性はあるものの、独自性が強すぎて継承は不可能となっています。
もちろんだからと言って『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『百獣戦隊ガオレンジャー』『炎神戦隊ゴーオンジャー』辺りのような「再現性が高すぎる」作品はいいのかというとそうではありません。
再現性が高すぎると逆に「どこかで見たような」というn番煎じ感が強くなってしまい、「これ別に他の作品見れば良くね」になってしまうのであまり褒められた物ではないのです。
だから理想としては、再現性はある程度必要で後世の作品群が継承していながらも、同時にその作品にしかない唯一無二の個性や独自性は欲しい、というところになります。
つまり絶妙なバランスで「再現性の高さ」と「独自性の高さ」を両方満たし、スーパー戦隊の現在に影響を与えうる作品となると『電撃戦隊チェンジマン』『鳥人戦隊ジェットマン』『星獣戦隊ギンガマン』になるのです。
「個人の感想」として単純にその3つが好きというだけではなく(もちろんそれも何割かはありますが)、じゃあその中でなぜその3つなの?を徹底的に詰めて批評する必要があります。
それには絶対的な正解はなく常に考え続けなければならないし、だからこそあらゆる角度から色んなアプローチでひっくり返して物事を見て考えることは悪いことじゃないと思うわけです。
戦隊シリーズをMBTIに当てはめて考えるのだってあくまでエンタメの一環としてやっていることでですし、創作のパターンなんてそんなに多いわけではなく、ある程度はカテゴライズできます。
MBTIで分析するのがダメだというのであれば、私以外にもそれをやっている人はいくらでもいるわけだから他を注意すべきなのに、そいつらは叩かずなぜだか私を叩くのですからちゃんちゃらおかしい話です。
まあいいですけどね、どうせ関わることは金輪際ないでしょうしそいつは風の時代に淘汰されていく石ころですから。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、前回に続き戦隊レッドのMBTI分析と集計ですが、今回は『百獣戦隊ガオレンジャー』から『爆上戦隊ブンブンジャー』までです。
既に別個で記事を作った戦隊に関しては個別のリンクも貼っておきますので、どうぞそちらから飛んでみてください。
それではどうぞ。
21世紀初頭戦隊レッドのMBTI分析
ガオレッド/獅子走
分析結果:ENFP-A(自己主張型の運動家)
ハリケンレッド/椎名鷹介
分析結果:ESFP-A(自己主張型のエンターテイナー)
アバレッド/伯亜凌駕
分析結果:ENFP-A(自己主張型の運動家)
デカレッド/赤座伴番(バン)
分析結果:ESTP-A(自己主張型の起業家)
マジレッド/小津魁
分析結果:ESFP-A(自己主張型のエンターテイナー)
ボウケンレッド/明石暁
分析結果:ENFJ-A(自己主張型の主人公)
ゲキレッド/漢堂ジャン
分析結果:ESFP-A(自己主張型のエンターテイナー)
ゴーオンレッド/江角走輔
分析結果:ESFP-A(自己主張型のエンターテイナー)
詳細はこちら
シンケンレッド/志葉丈瑠
分析結果:ISTJ-T(慎重型の管理者)
詳細はこちら
ゴセイレッド/アラタ
分析結果:INFP-T(慎重型の仲介者)
ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス
分析結果:ENTP-T(慎重型の討論者)
レッドバスター/桜田ヒロム
分析結果:ISTP-T(慎重型の巨匠)
キョウリュウレッド/桐生ダイゴ(キング)
分析結果:ESTP-A(自己主張型の起業家)
トッキュウ1号/ライト
分析結果:ENTP-A(自己主張型の討論者)
アカニンジャー/伊賀崎天晴
分析結果:ESFP-A(自己主張型のエンターテイナー)
ジュウオウイーグル/風切大和
分析結果:ENFP-T(慎重型の運動家)
シシレッド/ラッキー
分析結果:ESFP-A(自己主張型のエンターテイナー)
ルパンレッド/夜野魁利
分析結果:ENTP-T(慎重型の討論者)
パトレン1号/朝加圭一郎
分析結果:ESTJ-A(自己主張型の幹部)
リュウソウレッド/コウ
分析結果:ESTP-T(慎重型の起業家)
キラメイレッド/熱田充瑠
分析結果:INFP-A(自己主張型の仲介者)
ゼンカイザー/五色田介人
分析結果:ENFP-T(慎重型の運動家)
ドンモモタロウ/桃井タロウ
分析結果:ENTJ-A(自己主張型の指揮官)
ギラ/クワガタオージャー
分析結果:ENFP-A(自己主張型の運動家)
ブンレッド/範道大也
分析結果:ESTP-T(慎重型の起業家)
集計結果
分析家
指揮官(ENTJ)……ドンモモタロウ/桃井タロウ
討論者(ENTP)……ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス、トッキュウ1号/ライト、ルパンレッド/夜野魁利
外交官
仲介者(INFP)……ゴセイレッド/アラタ、キラメイレッド/熱田充瑠
主人公(ENFJ)……ボウケンレッド/明石暁
運動家(ENFP)……ガオレッド/獅子走、アバレッド/伯亜凌駕、ジュウオウイーグル/風切大和、ゼンカイザー/五色田介人、ギラ/クワガタオージャー
番人
管理者(ISTJ)……シンケンレッド/志葉丈瑠
幹部(ESTJ)……パトレン1号/朝加圭一郎
探検家
巨匠(ISTP)……レッドバスター/桜田ヒロム
起業家(ESTP)……デカレッド/赤座伴番(バン)、キョウリュウレッド/桐生ダイゴ(キング)、リュウソウレッド/コウ、ブンレッド/範道大也
エンターテイナー(ESFP)……ハリケンレッド/椎名鷹介、マジレッド/小津魁、ゲキレッド/漢堂ジャン、ゴーオンレッド/江角走輔、アカニンジャー/伊賀崎天晴、シシレッド/ラッキー
まとめ
前回の20世紀戦隊(『秘密戦隊ゴレンジャー』〜『未来戦隊タイムレンジャー』)とはある意味対照的な結果となりましたが、MBTI上で分析したことで21世紀以降の戦隊レッドがどうなのかもある程度見えてきました。
大きな傾向としては割と初期の頃に多くいた指揮官(ENTJ)・主人公(ENFJ)・幹部(ESTJ)が激減し(それぞれ一人しかいない)、逆に増殖したのが運動家(ENFP)・起業家(ESTP)・エンターテイナー(ESFP)です。
また、数は少ないですが討論者(ENTP)や仲介者(INFP)も増えており、いわゆる「戦隊レッド=優等生気質のカリスマリーダー」という風潮は00年代に入るとすっかり過去の文化になってしまいました。
尚且つそのカリスマタイプに属するドンモモタロウ/桃井タロウ・ボウケンレッド/明石暁・パトレン1号/朝加圭一郎もストレートな優等生タイプというより優等生タイプを茶化してパロディしているようなのばかりです。
1つ面白い傾向としては俗称「バカレッド」と呼ばれるタイプの戦隊レッドはMBTIだとエンターテイナー(ESFP)に分類される奴らがほとんどだということです。
運動家(ENFP)や起業家(ESTP)にもいわゆる「バカレッド」と呼ばれるタイプはいますが、エンターテイナー(ESFP)に比べると「いい人」感があるので「バカっぽさ」は薄まっています。
特に起業家(ESTP)に関しては「天才とバカは紙一重」を地で行く感じで、露骨なバカというよりも人によってはその行いが考えなしの勢いだけに見えてしまうという感じでしょうか。
探検家タイプは4グループの中で一番「考えるよりも先に体が動く」タイプであり、外交官グループに比べると思考の抽象度や直感力が低いタイプが多いのかもしれません。
トッキュウ1号/ライトに関しては最初はエンターテイナー(ESFP)かと思いましたが、ライトは勉強ができないだけで思考の抽象度と直感力自体は物凄く高いという割と特殊なタイプです。
まあ小林靖子脚本なので安直な「バカレッド」にするわけがなく、「愉快犯」的な面白さという意味でゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスやルパンレッド/夜野魁利と同タイプだと納得できました。
そして仲介者(INFP)がゴセイレッド/アラタとキラメイレッド/熱田充瑠ですが、どちらもギンガレッド/リョウマの持っていた「リーダーらしさが全くないバランサー型」という点を継承しています。
その上で違いを述べるとリョウマが「自己評価が低かっただけの完璧超人の強キャラ」だったのに対して、アラタが「戦闘力は低いが直感力と人間力が抜群」、充瑠が「芯の部分と直感力が異様に発達」という分け方です。
漫画・アニメキャラに例えるとリョウマが『ドラゴンボール』の孫悟飯、アラタが『リトルバスターズ!』の直枝理樹、充瑠が『デジモンテイマーズ』の松田啓人に近いでしょうか。
そしてたった一人しかいない管理者(ISTJ)のシンケンレッド/志葉丈瑠と巨匠(ISTP)のレッドバスター/桜田ヒロムがどちらも小林靖子メインライターというのも興味深いところです。
前回の記事でも述べましたが小林靖子さんがメインライターを担当した主人公レッドはいずれもキャラの属性が全く違っていて「同じ」ものが1つもありません。
5人が5人とも全く違っていて、しかも結果的にとはいえMBTI上の4グループを網羅していますから、他の脚本家と違って主人公の傾向が似通うことがないのです。
今やっている『爆上戦隊ブンブンジャー』もそうですが、戦隊レッドは「主人公」にして「顔」なのである程度の「華」「ヒーロー性」は絶対あって欲しいわけです。
その上で旧来のカリスマリーダータイプが激減したことで、どうやって「引っ張っている」感じを演出するのかというのが永遠の課題ではあります。
00年代だとその答えが「直情径行の熱血バカに突っ込ませて引っ張らせよう」というのがありましたが、これもこれでワンパターンになってしまいました。
だからそこでシンケンレッド/志葉丈瑠をそのバカレッドに対するカウンターとして打つことで、10年代は「俺様系レッド」が主流となっています。
ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスやキョウリュウレッド/桐生ダイゴ(キング)がそうですけど、俺様系だったらカリスマリーダーの代わりになるというのは確かにあります。
しかしそれもまたパターン化してきたので20年代になるとあまり殺意の高くないゆるキャラみたいなレッドが多くなっているわけですけど、令和の今はまだこれという模範は出ていません。
原点回帰と言われるブンレッド/範道大也も昭和戦隊というよりは10年代の「俺様系レッド」へ回帰している感じで、あまり目新しさは見受けられないのは残念なところです。
MBTIで言うと、まだ出ていないのが建築家(INTJ)・論理学者(INTP)・提唱者(INFJ)・擁護者(ISFJ)・領事官(ESFJ)なので、今後この辺りの戦隊レッドが出てくる可能性もあります。
と言うことで、大雑把ながらMBTIで分類してみましたが、一見分かりにくい戦隊レッドのキャラ造形の変化もこうして分けてみると傾向が一目瞭然で面白いです。
まだまだ研究の余地はありますが、キャラクターを考える上で1つの見方としては決して悪くないと思います。
なので私は今後どんな非難・誹謗中傷の的に晒されようと自分のやりたいことは貫き通していく所存ですので、そこんとこよろしく。
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