西野亮廣が言っている「叱ってもらえないZ世代は逆にチャンス」の真意とは?
先日の記事の続き。
イチローの言葉を引き継いで西野亮廣が「叱ってもらえないZ世代というこの状況は逆にチャンス」というのがどういう意味なのか?
それを具体的にエンタメとして示してくれたのが、こちら。
私がYouTubeで数少なく見てる『トラブルバスターズ』の商談の話なのだが、この動画で説明するなら今のZ世代はアカシ君やテツさんタイプよりもマキハラやトリノタイプがほとんどだろう。
いちいち説明するのもめんどくさいので、該当箇所を数枚スクショで貼付させていただく。
わかりやすいだろう、要するにアカシくんタイプのような自分の足でしっかり動き、厳しいフィードバックをもらいながらも前線で矢面に立って動くファイターは今もうプレッシャー世代くらいまでしかいない。
ゆとり世代から下になると確実に多いのはマキハラやトリノのような自分は動かず楽なところで胡座を欠き、その人が頑張ってきた成果の上澄みだけを掬おうとするいいとこ取りタイプばかりというわけだ。
あるいは社長のバカ息子のように甘やかされてろくに叱られもせずに育った結果、言い訳まみれで自分では何も行動できず仕事もろくすっぽできない親の脛齧り思考のDQNばっか。
逆にいうとそういう人たちがごまんといる現状は頑張り続けている人にとっては美味しい状況であり、これが今後3年のうちにひっくり返って大逆転となるわけだ。
西野亮廣が言っている「叱られ慣れていない子に叱るコストが無駄」というのはそういうことであり、自ら向上心をもって取り組もうとしない奴は無言で社会から切り捨てられている。
それでは頑張って慧社長やミドリコ秘書のようになれるかというとそうでもない、それこそ慧社長の徹底した合理主義と戦略、そしてミドリコのような秘書タイプは上位6%の思考力を持った人間でなければなれない。
そしてそういう人たちこそ常にトップで居続けるために社会の微細な変化に目を凝らし、時代の流れを読みながら会社存続のために適宜必要な策を常に用意しているというわけだ。
ちなみに俺はこの動画の中で言うとテツさんタイプに近いかな、いわゆるトップには来ないけれどしっかり仕事をこなしていきながら、必要なことは全部しっかり言い、それでもダメだったら最終手段で損切りするタイプ。
今のXは「アリとキリギリス」で言えばキリギリスタイプが圧倒的に多い、実際何人かスクショしてみよう。
ほら、もう「働いたら負け」という最底辺の思考で頑張るべきところで頑張れないタイプの人間ばかりで、こういう人に限って他人の成功ばかりを羨み妬んでそれを奪い取ろうとする。
俺の場合もそう、俺のところに近寄ってくる人間はごく一部を除けばほとんどが俺が書いてる文章術の中で文体だけを模倣している割に根幹の思考をトレースできないアホばかり。
中には「ヒュウガさんみたいになりたい」「ヒュウガさんを追い越したい」とか平気で呟く人もいて、そういう発言を見る度に途方もない苛立ちと絶望と悲しみとに襲われる。
この発言の根底にあるのは「(自分は努力したくないから楽して)ヒュウガさんみたいになりたい」「(成果の上澄みだけを救う形で)ヒュウガさんを追い越したい」ではないのか?
違うというなら根拠を示して実践してみろと思うわけだが、それすらできないのが今SNSで飼い殺しにされている若者たちの悲惨で残酷な実態である。
それこそ「タイパ」「コスパ」「効率」をやたらに叫ぶ人は多いが、それでも未だに仕事の上で一番信頼されるのは「嫌なことを率先して頑張れる人」なのだ。
営業であればアカシのようにとにかく厳しいフィードバックを頂いてサンドバックにされても諦めずに挑戦し続けられる行動力とエネルギー・誠実さのある人。
また、教育係であればテツのようにいいところも悪いところも忖度なくしっかり見て評価して支える影の実力者、この2人に共通しているのは「諦めずにやり遂げる意思の強さ」である。
だから今の仕事でもそう、私も含めて4人いる同期の中で「じゃあ最初誰から行きますか?」と聞かれた時に躊躇なく俺が一番を選び、率先してやるようにしているのだ。
みんなは「嫌なことと向き合いたくない」からかなかなか名乗りを上げないのだが、仕事は決して遊びじゃないし「責任」が常に伴うし「結果」を残さなければならない。
だからむしろ嫌なことこそしっかり向き合って頑張れる人じゃなければ向かないし、いつの時代でもそうだが先陣を切って嫌なことをやれる奴はいつの時代も強いものだ。
これは決してスパルタがどうとか精神論・根性論がどうとかの話ではなく、事実として会社でも学校でも率先してやるべきことを頑張れる奴が結局は真っ当に生き残る。
ここから3年、間違いなく日本の経済は物価高騰に伴い間違いなくキツくなり、ただ会社員をやって漫然と過ごしているだけの人にはきつい地獄が待ち受けている。
だが、それ以上にもっと地獄を見ることになるのはその「会社員として働く」という最低限のレイヤーすら嫌がる人であり、そんな人から真っ先にAIに淘汰されるのだ。
働きたくない、嫌なことと向き合いたくないというZ世代の諸君、働きたくないのであれば結構、でも働かないなら働かないで収入を得る手段や人生設計はきちんとできているのか?
これからはもう親にも友達にも会社にも、そして国にも頼ることができない時代がやってくるのに、そんな甘やかしの脛齧り精神で生き残れると思っているのか?
俺はもうここから先の10年がどういうものになるかは確かな筋の情報でどうなるかは予測がついているから、ギンガ戦士のように水面下で準備中。
疫病・天災・経済麻痺・物価高騰・大量のレイオフ、そして戦争……我々を取り巻く「風の時代」はSNSのスピリチュアル界隈が言うような希望溢れる未来などでは決してない。
想像もつかないことが間違いなくこの3年で一気に表面化し社会は劇的に変化する、その変化に適応するための準備・種蒔きをして来たるべき時に備えて来た者だけが生き残る。
まさに適者生存・自然淘汰の時代に突入するのであり、その為に必要なものだけを今しっかり取り揃えている最中だ。
確かに俺の文章術やスキルは他人でも模倣だけなら自由にできるだろうし、他人がやった成果を我が物顔で奪うことだって可能だろう。
しかし、どんなに奪おうとしても奪えないものが1つだけあるのだが、それが何なのかはそれこそこの記事を読んでくださっている皆さんへの宿題としよう。
どんなテイカーにも唯一奪えないもの、それが何かはこれまでの記事でも実はヒントを散りばめているので、是非想像してみてほしい。
皆さんはアカシくんやテツさんタイプになろうと頑張りますか?それともマキハラ・トリノ・バカ息子のままでいますか?
西野亮廣が発信しているメッセージはおそらくそういうことである。