見たアクション映画まとめ177「帰って来たドラゴン」
Web上で小説を発表しているおひさまの日向満家と申します。
※著作リスト→ https://note.com/hyuga_mitsuie/n/n1330bce1f7b8
今まで数百本見てきたアクション映画ヲタでもあります。2023年視聴分からまとめていこうかと思います。(今更ww)
「帰って来たドラゴン」(1974・香)
視聴日:2024.9.1
視聴方法:劇場
監督:ウー・シーユエン
出演者:ブルース・リャン 倉田保昭 マン・ホイ ハン・クォツァイ ウォン・ワンシー ディーン・セキ 他
武術の達人達がチベットの秘宝シルバー・パールを巡ってしのぎを削る物語。
人間生きてりゃ1回くらいは倉田保昭の出演映画全制覇したいっていう欲求にかられることもあると思うんですが、香港時代の作品は輸入されていないものも多かったり、輸入されていてもソフト入手が困難だったりして、なかなか難しいんですよね。近作も含めて出来る限りは見ようと試みている中で、この「帰って来たドラゴン」は倉田先生の日本凱旋のきっかけとなった作品ですからぜひとも見たいとずっと思っていたので、今回の再上映は念願でした✨️
さてそんな中、今回なんと、倉田先生が来場される舞台挨拶付き上映に行くことができまして、倉田先生に直接お目にかかれたばかりか、握手にサインまで、いただくことができました。
ただひたすら、感激です!ありがとうございます!としか言えなかった不甲斐ないファンですが、それもやっぱりいざ吐き出しちゃうとあの場では到底語り尽くせないくらいの想いがあるからなんですよね。
あ、先程から倉田"先生"とお呼びしていますが私は特に倉田先生の門下にいたこともないただのファンです。それでもやっぱり、"先生"と敬称をつけたくなるくらい、今のジャパニーズアクションのメジャータイトルの源流はほぼ全て倉田先生なんじゃないかってくらい偉大なレジェンドですよね。全世界の映画人から尊敬を集める御方ですから。
さぁ、ということでようやく今作の話ですが、めっっちゃ面白かったです!!!
よく本作に関して話題が上がるブルース・リャン対倉田先生の長尺フリー(振り付けほぼなし)アクションですが、いや、それももちろん超すごかったんですけど、ストーリーもだいぶ面白いですよね?出てくる登場人物のキャラ全員立ってて。子分になる2人好きです。イシシとノシシみたいで。あとめっちゃ強いし。
エンターテインメント作品としてだいぶレベルが高いなぁと感じました。そのうえで、何ちゅうストーリーや、とは思いましたけど😅
なんか絶対清代にはないギミックのやつとかありましたよね。鉄枠のハンモックみたいな椅子とか、小型爆弾とか、電動(電動ではないか)スクーターみたいなやつとか。
さぁそのうえで中身についてですけど、まぁすごい。ドラゴン、イーグル、ジャガーの3人の屹立・拮抗具合がマジで凄いですよね。誰も見劣りしない。あとこの作品が日本では倉田先生メイン作品として語られることが多い理由も何となくわかりました。もちろん日本だからってのもありますが、ドラゴン側の方がなんか卑怯ですよね😅ジャガーの方が正々堂々振る舞って職務を全うしようとしている。
さぁ次にアクションについてですが、私結構ブルース・リャンも好きなんですよね。なのでこれもなかなか見られないブルース・リャン往年の主演作としてもめちゃくちゃ楽しめました。
今作はブルース・リャンがアクション監督もしてますけど、倉田先生が舞台挨拶でも語られてましたが、ほとんどがアドリブであったようで、それでもあれだけクオリティが高いアクションシークエンスになってるってことはやっぱりお二人の技量なんでしょうね。武術の技、そして身体能力。有名なシーンですけどなんですかあれ、壁登って。
最後勝負がつくまでもうこれ致命傷じゃない?とかオーバーキルじゃない?と思っても延々戦闘が続いていくのはジョン・ウィック:コンセクエンスにも通じるところがあるなぁと思いました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?