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摂食障害における体重のマジック

一生懸命ソノコ式の食事をしていたわたしですが、なかなか体重が減らないことが悩みでした。
体重を測ってはいけないと言われていたのに、わたしはそれを守れませんでした。

当時は体脂肪計はなく、体重のみを測るのですが、苦しみながら1週間頑張ってもわたしには効果がありませんでした。
本を読むと2週間目から体重が減ると書いてあるのに、わたしの体重は全く減りませんでした。

そして、糸が切れたように過食嘔吐に走っていました。
特にソノコ式の食事は非常に特殊であり、
わたしはスーパーで売っているお菓子やアイスクリームが食べたくて仕方がありませんでした。

いちど切れた糸は、留まることを知らず、
わたしをまた過食へ戻ってしまったのです。

ソノコ式の奥深さをまだ知らなかったわたしは、ただ「アブラを抜けばいい」と誤解していました。

そして、脂肪が減るときはとても緩やかであること。
もともと脂肪とは油の塊でもあります。
でも油は水に浮くのです。
これが、わたしがなかなか痩せられない理由でした。
脂肪というものは、まず内臓の脂肪から落ちていき、最後に目に見える部分の脂肪を減らしていくこと。
それに行き着くまで、わたしは何度もソノコ式に戻しては過食しての繰り返しでした。
そうした質問にも先生はきちんと答えてくださいました。

「体重計(体脂肪計)に乗る必要はないし、
無駄なことであること。
理由は個人個人によって内臓の重さ、骨の重さが違うこと。
痩せたことを実感したいならメジャーを持って、自分のウエストを測ること」

ウエストを測っているうちに気がつくと思います。
お腹のお肉が柔らかく感じたとき、
そこからお腹のお肉はスパーンと消えていくのです。
もちろんこれはソノコ式をしたことを前提にしています。
自分が経験したことだからこそ、ここに書けるのです。

お腹のお肉がぶよぶよと柔らかいなあ、とお風呂場でお肉をつまんでいた翌日に、わたしのお腹のお肉は消滅しました。
本当におへそのところのお肉は消えて、
皮しかつまめなくなっていました。

摂食障害を治すときは薄皮を剥ぐような作業です。
またたくさん食べたときも何回も何回もありました。
それでも諦めず、頑張れば摂食障害は治ります。
カロリーをとりすぎたとか、食べ過ぎたとか、そういうことを意識しなくなります。

そのあとに奇跡が起きるのです。