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2024年8月の振り返り

9月ももう半分終わってしまうけど、今更ながら書いた。
先月分はこちら

読んだもの

疲労とはなにか

前に読んだ 休養学 とやや重複する箇所はありつつ、もっと疲労それ自体の仕組みに迫る本だった。結構読みにくかった(内容が難しいというより、分からない単語が多い)けど、うつ病の原因が脳内炎症で、それは遺伝ではなく(ヘルペスウイルスを通した)感染症(に近い) というのは結構すごい発見だよなぁ…と思いながら読んだ。

以下メモ📝

  • 疲労と疲労感は別物

    • 疲労感はマスキングできるけど、疲労は消せない(なのでエナジードリンクなどが体力の前借り、というのは的を射ている)

    • 疲労感は脳内に炎症性サイトカインが入り込むことで発生する

  • 疲労には生理的疲労と病理的疲労がある

    • 生理的疲労はいわゆる肉体的な、物理的な疲れとか

    • 病理的疲労の代表格(としてこの本で紹介されていたのが)慢性疲労症候群、うつ病、コロナ後遺症

  • 病理的疲労は脳内炎症が起こることで発生する

  • この脳内炎症を起こしやすくする遺伝子が SITH-1 で、これはヘルペスウィルスによってもたらされる

  • ヘルペスウィルスは身近な人に感染しやすい(例えば母親から子供に、とか)ので、その結果うつ病も身近な人に感染しやすい病気 ≒ 遺伝する病気 というふうに思われていた


世界最高のフィジカル・マネジメント

確か Amazon のレコメンドを見て買ったのかな。トレーニング・リカバリー・栄養の3つの観点から自分のフィジカルをどう最大化させるか〜みたいなことが書いてある。割と知っている(別の本で読んだことがある)内容が多くて個人的にはあまり刺さらなかった。

蔦屋書店で平積みされているのを見かけて買ってみた。タイトルのせいでやや怪しい本のように見えるが、内容は至極真っ当だった。

  • 曰く、運はコントロールできる

    • コントロールできるというか、例えば「運が悪いこと」があったときは「同じくらい運が良いこと」が起こるはず(長い目で見れば良いこと・悪いことがトントンになるはず)なので、それに備えて「自分がコントロールできること」に集中すべき、みたいなニュアンス

    • 運の良し悪し自体は直接コントロールできないが、運が向いてきたときに備えて ”自分が(コントロール)できることに集中する” ことで最大限のパフォーマンスを出せる ≒ 運をコントロールできる、みたいな感じかな

  • 運にも「個運」と「集団運」というものがあって、「集団運」は表現こそ違えど、スタートアップ界隈でいうところの ”モメンタム” のことなんだろうな〜と思った

    • この集団運を作り上げるための1つの手として「仕事のゲーム化」を挙げているのも面白かった。ゲームをするように仕事をするのが一番パフォーマンスがでるよね、として、そのための条件として、1/明確な勝敗があること、2/タイムリミットがあること、3/最小限のルールになっていること、4/大幅な自由裁量権があること、を挙げていた

  • やや関連して、上手くいく権限委譲は ”狭く、深く” が大事と言っていて、これは広くて(浅いと)ステークホルダーが多くなってしまい、結果的にしっかりと委譲することが難しくなる ということで、確かにあるあるだな〜と思った

  • あと ”主語の転換” が大事ということを繰り返し述べていて、これはマジでそうだなと

    • 何か問題にぶち当たったとき、相手(ユーザー)の視点で問題を眺めることで解決につながるという当たり前のことなのだけれど、そのためには自分の頭の中にある「きっとこうだろう」という思い込みを一度捨てないといけない(≒ 自分の考えが間違っていることを受け入れないといけない)から、意外と難しいのよね

    • 似たようなところで、サイバーエージェントの藤田さんの ユーザー目線の勘違い というブロク記事を思い出した

他にも色々好きなフレーズがあったので、たまに読み返すと都度新たな発見がありそうだな〜という本だった。すごく良かった。

やったこと

ランニング

8月は 316.6km 走ることができた。天気都合で3日くらい走れない日があったが、何とか目標の300km超えは達成できた。9月はある程度距離維持しつつ(250〜300kmくらい目安)、もう少しスピード意識した練習を積んでいけると良いなぁ。

体調管理と仕事

家族が急に熱出したり、そこそこ長め(1〜2週間くらい)に体調崩したりと、結構ドタバタした1ヶ月だった気がする。一方仕事は仕事で大きめのリリースが控えていてなかなか佳境で、バランス取るのが大変だった。とりあえず自分自身は変に体調崩すこともなく何とかやり切れたので良かった。

毎日養命酒を飲み続けているのと、少しでも体調に怪しさを感じたら(自分の場合、だいたい鼻か喉に違和感を感じる)麻黄湯を倍量接種して未然に防ぐことを徹底するようにしている。倍量接種が果たして良いのか分からないが、かかりつけのお医者さまに教えてもらった技なので、まぁ大丈夫なのだろうと思っている。

年齢を重ねるにつれて、一度体調を崩すと復活するまでに時間がかかるようになったので、”未然に防ぐ” というところに出来るだけ意識を向けていきたい。そういう意味ではもうちょっとお酒の量とかも減らせると良いのだけれど、その辺の脱習慣化がなかなか難しい(習慣を新たに作ること、よりも既存の習慣を書き換えること、のほうが難易度が高いイメージ。といっても、B=MAT でいうところの Trigger に対して別の Action を紐づければよいのだろうけど、それがなかなか上手くいかない)

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