心の不調は体に現れる?東洋医学からみる心身の不調
病は気からそんな言葉を聞いたことはありませんか?私もまだまだ東洋医学は勉強中なのですが心と体は繋がっている。ということをまさに実感したテーマでもありました。これからお伝えすることを意識していただくだけでも、心身の健康の回復を促すだけではなく綺麗な肌や陰気から卒業をすることができるようになります。
内臓の状況から自分の性格が分かる
東洋医学では五つの内臓、つまり『五臓』をカラダの中心と捉えます。これが肝、心、脾、肺、腎です。この臓器は、心の状況と密接をしています。
この流れを表現すると、
「何かの感情を感じる→臓器に負担がかかっている」ということです。私たちは生きていれば必ずしも感情を感じています。私も最初は衝撃を受けたのですが、自分の感情が体に負担をかけているのは意外すぎました。
●怒り=肝
●喜び=心
●思い悩む=脾
●悲しみ=肺
●恐れ=腎
もう少し、詳しく詳細をみていきましょう。本来は5つの感情がバランスよくあれば問題はないのですが何にせよこのストレス社会ですから一部の臓器に負担をかけてしまうことも多いと思います。このまま放置をしておくと、本当に臓器が弱り、臓器と関連している体の一部に症状が出てきてしまいます。
内臓の状況が性格に影響を与えている可能性もある
東洋医学では、主に2つの方法から考えます。
①感情→臓器に影響をしているタイプ
②臓器の状況→感情に影響をしているタイプ
双方の視点から、今の状況を客観的にみることで対策をとることができます。
あなたはどのタイプ?自分のタイプを知ろう
腎、肝、肺、心、脾、にはそれぞれの性格の傾向と表面化した時に現れる身体的な症状が異なります。占い感覚で自分はどこに該当するのかを読み進めてみてください。
<イライラしやすい肝のタイプの場合>
怒りが溜まっているかどうかは、目、爪、筋に現れます。
◆性格
・怒りっぽい
・我慢強い
・不機嫌
・喜怒哀楽が激しくなる
◆出やすい症状
・生理不順
・PMS
・筋肉の痙攣
・目の充血
・眉間に皺ができる
・爪が欠ける
・すぐに泣けてしまう
・顔の黒ずみ、肌が黄色くなる
◆対策
・自分の気持ちを溜め込まないようにする
・言いたいことを冷静に相手に伝えるようにする
・暴飲暴食を控える
<陽気な心タイプの場合>
この心には、心臓などの循環機関という捉えかただけではなく、精神的なものも含まれています。
◆性格
・食欲旺盛
・陽気な人
・活動的
・交際上手
・他者の心の読み取りが弱い
・行き過ぎた行動をとりやすい
・心のバランスを崩しやすく、躁鬱状態になりやすい。
◆出やすい症状
・背中に現れやすい
左側の肩甲骨の内側に刺された様な痛みを感じたら心筋がくたびれているサイン。
・のぼせや動悸
・不安感、胸騒ぎ
・むくみ
・不眠
・恐怖心増加
・舌の色が悪くなる
・四肢の冷え
◆対策
・マインドフルネスを取り入れる
・自分のことを客観視する
・感情に流されないように意識をする
<悩みやすい脾臓タイプの場合>
消化吸収を表しています。臓器でいうと胃腸全体のことです。これらの症状は主に、消化器、口唇、肌肉、四肢に現れます。痩せ型や水太り体質の人に多いと言われています。
◆性格
・思い悩む
・くよくよしてしまう
・食欲不振
・脳労働が多い
・記憶力が優れている
・過食傾向がある
◆症状
・顔が黄色くなる
・顔が弛む
・お尻がたるむ
・浮腫
◆対策
・消化吸収の良いものにする
・よく噛む
・適度な運動をする
<落ち込み、繊細な人に多い肺タイプ>
肺は呼吸を行う皮膚や鼻も含まれています。肺は悲しみの気持ちが反映されると言われています。
◆性格
・感情の起伏が少ない
・感傷的になりやすい
・共感力が高い
・弱者にやさしい
◆症状
・色白
・お腹を下しやすい
・鼻炎になりやすい
・声が出にくい
・温度変化に弱い
・浮腫やすい
・線が細い
・アレルギーを出しやすい
◆対策
・ヨガ
・マインドフルネス
・乳製品を避ける
・油の多い食事を避ける
<臆病な人に多い腎タイプ>
生殖器、内分泌、骨、耳、髪に症状が現れやすいと言われています。
免疫やホルモンも大きく関係をしています。
◆性格
・臆病
・恐れが多い
・驚きやすい
・些細なことが大きく感じる
・何かに怯えている
・腰が重い
・現実的
・着実
・分析力がある
◆症状
・顔が黒ずむ
・疲れやすい
・手足がほてる
・まぶたが浮腫やすい
・抜け毛
・腰痛
・耳鳴り
・目眩
◆対策
・栄養バランスの良い食事
・塩分、動物性脂肪、糖質を取りすぎないようにする
・早食いをしない
・DHAやEPA(青魚)をよくとる
・運動をしっかりとする
このように、心と体は繋がっています。よく、第一印象では人はわからないと言われていますが、人相を見ればその人の性格や状況をすぐに把握をすることができるようになります。それぐらい、人の心は体に現れてくるのです。また、この東洋医学を学ぶことにより自分自身の悩みも解決しやすくなります。
<東洋医学を利用したケース①>
例えば、便秘で悩んでいる場合は、消化器系に不調が考えられます。
消化器系は、脾に該当をしますので、思い込みやすい傾向があるということです。合わせて、小腸は心に繋がっています。
心は不安感や恐怖心を感じやすいので、ただ思い悩む原因は、恐怖心や不安感が関わっているということも分かります。そのため、便秘を改善しようと思ったたら、「思い悩む」という潜在意識、思考パターンを変えることで悩みが解消をしていきます。
●怒り=肝臓=目/爪/筋
●喜び=心=心臓、小腸、舌
●思い悩む=脾=消化器、口唇、肉肌、四肢
●悲しみ=肺=鼻、皮膚、毛
●恐れ=腎臓=免疫、骨、髪、耳、内分泌
<東洋医学を利用したケース②>
髪の毛がひとよりも抜けてしまう、顔の浮腫が多くて悩んでいるケースは、腎が大きく関わっています。この腎は「恐れ」が関係をしているので、自分の中で何かを恐れていないか、無意識の中で怯えていることはないのかを振り返ることで、肌艶もよくなり抜け毛から卒業をすることができます。
●怒り=肝臓=目/爪/筋
●喜び=心=心臓、小腸、舌
●思い悩む=脾=消化器、口唇、肉肌、四肢
●悲しみ=肺=鼻、皮膚、毛
●恐れ=腎臓=免疫、骨、髪、耳、内分泌
このように、自分の中にある悩みのタネは、深層意識や思考パターンを通じて全て表面に出てきてしまいます。この表面的に悩みが出てきたときがしっかりとしたケアをするときのチャンスです。自分の潜在意識に気づき、本当はどうしたいのかを教えてくれているのですから、自分を大切にするためにもぜひ活用したいものですよね。
<音声でも解説をしています>
音声で学びたい方は、ここのリンクをクリックしてください。
https://youtu.be/OGOzUVCOC9c
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