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数の並びを考えながら、運命の判断がドキドキの紙ペンゲーム。ダイス版とカード版を両方やってみた。


こちらは、クウィックスの説明ですが、ダイス版とカード版の比較記事です。クウィックスカードのルール等はこちら


どんなゲーム?

サイコロバージョンとカードバージョンがあり、それぞれサイコロやカードで出された「数」を手元の紙に並んだ数に順に✔していく。相手より先により多くの数を✔したい、だけどを✔を入れてしまうことで未来の落胆をつくるかもしれない、、、運名を読む自分の判断がすべての鍵!

何ができれば遊べる?


・数の並び(大小)がわかる
・数字とサイコロの数が一致する(サイコロバージョンのみ)
・合計12までの数の組み合わせがわかる(サイコロバージョンのみ)
→まだ怪しくても、大人の手伝いで遊んでいくうちに身に着けられるから大丈夫。

大人と子どもの実力差は?

・カードの方がより戦略性が上がるため、子どもが勝つのは難しくなる傾向(子どもの運がめっちゃよければその限りではない(笑))
・サイコロは運命に翻弄される感じもあって一喜一憂、子どもと対等に楽しめる可能性は高い。子どものダイス運と勘は侮れません( *´艸`)

子どもへのおすすめポイント

・テーマ性や世界観が全くないので、イメージの世界に住んでいる低学年までの子どもには「サイコロを転がすのが楽しい」くらいかも。
・サイコロバージョンはサイコロの点を数えることで楽しく数の組み合わせや足し算が理解していける。数の概念→数字に触れ始めた子にお勧め。
・カードバージョンはカウンティング(出たものを覚えておく)や戦略性が出てくるので9歳以降の論理的思考が発達したあとがお勧め。

親へのおすすめポイント

・小さな箱で小さなバッグに入れても持ち運べて、省スペースでできる。
・ルールもとても簡単で、初めてテーブルゲームに触れる子どもでも理解できる
・1ゲームが短く軽いので、考えることがあまり好きでない親でもこどもに付き合いやすい。
・ゲーム大好きな大人でも、運だけでない悩ましさや自分の判断の結果に「もう一回!」といいたくなる!?

簡単ルール説明

クウィックスに共通するルールをざっくりというと、、

◇2から12までの数字が並ぶ各々のシートに、ルールに従って出た数を鉛筆で✔し、その✔数を競う

●ゲームの進め方
1,手番の人が数を出す
2,全員がその同じ数を自分のシートの4色のうち好きな色に✔する
3,手番の人はプラスでもうひとつ選ぶ
※手番のひとのみ、なにも数字を✔しなかった場合は⊖5点

<<✔の制限>>
1,チェックは左から右へ。✔がついている数字より左には✔できない。
2,一番右の数字に✔するには、そのラインのそれ以前の数字に合計5つ以上の✔がついてなければいけない。

●終了条件 (以下のどちらか)
1,一番右の数字にチェックできたらそのラインが完成!
  2つのラインの完成でゲームが終了
2,誰かのペナルティが⊖20点になっても終了

●点数計算
4色それぞれの点数を合計、ペナルティをひいて、総合点が高い人の勝ち。
ひとつのラインの✔が増えるほ点数の上り幅が大きくなる。

クウィックス ダイスver.

クウィックス カードver.


オンラインでは、、
日本語訳がついているかついていないか、確認して購入するのが大事。また、英語ができる人も、ドイツ語しかルールが入ってない場合に気を付けて!海外ボードゲームは中古もたくさん出ています。内容物の破損や欠品にも気を付けながら、ニーズに合わせて調べてみてね。


ダイスver.とカードver.を遊んでみた感想

カードver.は、足し算ができなくても、12までの「数字」とその並びが分かればゲームは可能。ただし、ランダムに出るダイスとは違って、数字を選んでいけたり想定できたりする部分があり、ある程度の予測ができるので計画性がある方が勝率が上がる。

もうひとつ大きな差は、カードver.には一度に3チェックまでできる可能性ができたことで逆転性が生まれたところ。最後まで勝負がわからないことで、「あ~、もう勝てない~」と途中で投げ出したくなる気持ちが緩和されるのがいい♪

ダイスver.は、ほしい目を出すぞ!という気合いと運試しが好きな人にはぜひ!そして、出たたくさんのサイコロ目の中から、ほしい数字の組み合わせを見つけ選択するという楽しみがある。

足し算が得意になるには、この「数の組み合わせ」を記憶することにあるそうなので、低学年の数の躓きも遊んでるだけで楽しく克服できそう♪

【column1】
このゲームで必要な力を伸ばすほかの方法

低学年までは、数の概念は身体で覚えるのがベストといわれています。
積み木を積んで触って視て、量的な感覚を得るのもひとつですし、お手玉やボールを数を数えながら投げてキャッチする、数と共に一歩ずつ歩く、などのリズムと共に身体に染み付くというのが発達に合わせた上手な数の習得だそうです。

数の変化については、「四則計算」はこどもにとっては実はすべて同じ階層にあります。小学校に上がるころには実は実体験の中ですでにこどもたちは「四則」を体験しているんです。それを、あえて「計算」という形に置き換えられるかどうかだけの話。経験の土台が、数字という「シンボル」へとつながっていきます。

四則を確認するのに最適なのは、お話。ストーリーの中でイメージしやすいように伝えていきます。例えば、、どんぐりを拾っていけば足し算、集まったどんぐりを同じ数ずつに袋詰めしたら掛け算、帰り道でどんぐりを落としてしまったら(または誰かにおすそ分けしたら)引き算、帰ってきて家族に同じ数づつ分ければ割り算。ストーリーがあり、それを一緒にたのしむことで、四則がすっと、感覚的にこどもの腑に落ちます。もちろん実際にどんぐりなどをつかってお話を模倣してみるのも大事♪

【column2】
アナログゲームの良さって?


そもそも、無味無感想な紙面上の数字を学ぶなんて美味しくもないし感動もない思うから、どんどん遊んで経験から楽しく勝手に覚えてるを推奨します(*´▽`*)♪

楽しい嬉しい世界が心を豊かにして、大きな実を結ぶ。
でも、枠まで全部 ”与えられるだけ” のその場限りの快楽や楽しみは、思考停止・創造力停止も生む。たくさん手先やからだを動かした方が脳も心も活性化する。

画面の中だとどうしても、視野が狭くなったり自分中心のココロになりがちだけど、目の前にいる人と笑いあいながら会話して、時には喧嘩もしながら相手の気持ちも自分の気持ちも大切にすることも覚えたい。

だから、アナログで行く♪

足りないものに不満を抱いたり環境を嘆くより、自分で工夫し、創り出す世界をこどもたちにあげたい(*^^*)





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