価値とお金を交換するという感覚が必要になるタイル配置。自分のタイル配置が相手にも恵みを与えることも。
cacao(カカオ)というボードゲーム
カカオを生産し、できるだけ高値で売ろう。
そのために効率のいいタイルを待つか?今やるか?川を上って有利になるか?神殿への影響力をアップするのか?
手にあるものが生む利益が最大限になるように考えつつも、他プレイヤーの利益を生まないように注意してタイル配置をしていくゲーム。
先を読める要素が少ないのでサクサクと進みます。得点方法だけ少し多種になりますが、システム自体はとてもシンプルなので初心者にもわかりやすいと思います。
どんなゲーム
☆8歳以上推奨
タイルを置いて楽しむだけなら低学年から、9歳を超えてきたら「労働者」ひとりあたりの働きをしっかりと計算しながら。
☆2人~4人まで遊べる
※BGGにて110人が投票した結果、3人がベスト、4人でもいいね、2人でも悪くはない。という感じのようです。
☆45分で遊べる
ルールのインストも、理解している人がすれば短くスムーズ。手番を待つ時間もあまりなく、あっという間に終わってしまう感覚です。
何ができれば遊べる?
4の段くらいまでの掛け算ができればスムーズかな?
ゲームに勝つには、労働者一人当たりが得られる点数を計算することが必要になるので、損得勘定というか、コスパ計算というか、そのような思考は必要です。
大人と子どもの能力差は?
タイルの数がそこまで多くないので、カウンティング(どのタイルがこの先出てくるのかを予測する)するプレイヤーがいると戦略性が上がってきますが、どのタイルが残っているのか?ということ以外には先を読めるようなものがないので、計算が得意な子は大人と同等に勝負できるでしょう。四則計算の感覚がなければ勝つことは難しいと思います。
子どもへのおすすめポイント
インタラクション(他者の動きが自分の計画に作用する)は多少ありますが、他者からの攻撃要素がないことと、単純に、何かをどんどん得られたり、川を進んでいけたりというプラスになっていく要素ばかりなのでそれが楽しいようです。
準備に手間がかからないのも、こどもたちにとってはうれしいポイントかな?と思います。
親へのおすすめポイント
傷みやすいコンポーネント(内容物)がないので、子どもがちょっと雑に扱っても大丈夫(笑)これは実は子どもと、またはこどもだけで遊び続けるのには結構大切なポイントです💦
大きなボードもなく、タイルとcoinとカカオ豆くらいの内容なので、箱から出してしまえば持ち運びもとっても便利です。(紛失には注意してね★)
勝ちたいと思う子なら、こどものお金の感覚の基礎をつくるのにもいいかもしれません( *´艸`)
”どんなゲームかがわかる”ルール説明!!
を文章だけで目指してみる…(笑)
カカオの栽培と交易で部族を繁栄させてる感じ…は、、あまりしない(笑)
から、最初の「世界観を読む!」が好きな私としては残念…デザイナーさんごめんなさい💦でもアートは好き❤
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どうなりたいの?
\様々な方法を使ってコインを沢山増やしたい!/
どうやって増やすの?
◇基本◇
手番に自分の手札である「労働者タイル」を「場」に配置して、その労働者(タイルの1辺に書かれている人型)の数 ✖ 隣り合う「ジャングルタイル」の効果でcoinを増やします。
注))各労働者がジャングルタイルの効果を得るのは一度のみ。
◇coinゲットの方法◇
1,カカオ豆を生産して、それを売って増やす
①タイルに書かれているカカオの数✖労働者、カカオをゲットして、自分のボードに保管します。
point★
→カカオ豆の生産には、2か所(2タイル)だけ生産量が倍になる場所がある
※自分が保管できるカカオ豆は5つまで!!
②保管しているカカオ豆を交易所でcoinに変えます。
交易所にはカカオひとつにつき何coin得られるか書かれています。
point★
2コインの場所が2か所
3コインの場所が4か所
4コインの場所が1か所 ある
2,金鉱(1コインor2コイン得られる金鉱がある)
隣り合うだけで得られます。
3,神殿の影響力で1位または2位になる
ゲーム終了後にその神殿タイル1枚(5枚ある)を囲んでる人が一番多い人に6コイン次位のひとに3コイン
point★
あとから誰が何人置いてくるかわからないので影響力が読めないのが難しいところ。さらに後述する太陽トークンがさらにやっかいにさせる。
4,海運業者を生産地に近づける
水辺のタイル一枚✖人の数分、自分のボードの水辺の海運業者を動かすと、
海運業者の居場所で -10→-4→-1→0→2→4→7→11→16 という風に上がっていき、ゲーム終了後にcoinとしてプラス(マイナス)される。
point★
最後の16coinまで行くには労働者が8人必要、コスパがいいところはどこなのか?見極めながら選択するところ。
5,ゲーム終了時に使用しなかった太陽タイル1枚につき1coin
太陽チップを使うと、ジャングルタイルがディスプレイ(後述)に無くなった後に、手札の労働者タイルを、すで場に配置済みの自分の労働者タイルに重ねて、その周囲のジャングルタイルの効果をもう一度新たに得られます。
※その効果を使用しなかった場合の救いポイントかなと思います。基本的に使った方がcoin数が上がることが多いです。
coinをゲットできる方法は以上!
これがゲームのメインだから、あとはタイルの置き方を知るだけ。
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この先は、ゲームのセッティングやお約束的なものなので、説明書が読みづらい場合に説明書の図と一緒に見ていただくか、リプレイ時のリファレンスとしていただくのがお勧めです♪
~タイルの配置や効果の適用の方法~
◇ジャングルタイル(場に出る共通のタイル)の初期設定◇
1、ジャングルタイルをシャッフルして裏向きの山にします。
2、山から2枚だけ場に出して、角と角だけを斜めにくっつけた状態で配置しスタートタイルにします。
3、場の邪魔にならないところに、山を配置して、その隣に常に3枚表にして並べておきます。(この表の3枚を「ディスプレイ」とします)
◇労働者タイル(手札)の使い方◇
1,自分の色のタイルをシャフルして手元に山にしておきます。
2,山の上から3枚を手札としてゲームスタート
3,手番に1枚配置して、1枚補充するを繰り返します。
◇タイルを配置して効果を得るパターン◇
1,各手番に、労働者タイル(手札)1辺をジャングルタイルの1辺に接するように場に配置する(回転OK)
→ジャングルタイルに接した労働者一人ごとに効果を適用
2,労働者タイルを配置後、空きジャングルスペースを埋める。
→2枚の労働者タイルで空き地2辺が囲まれた場合、手番の人がそこにディスプレイから好きな方向で配置する。(埋める場所が2か所以上の場合は好きな順番で効果を適用しながら配置)
3,ディスプレイから埋められたジャングルタイルの効果も適用する。その時、手番の人以外の労働者にも接した場合、その人にも適用する。
<タイル配置の制限>
●ジャングルタイルとジャングルタイル、労働者タイルと労働者タイル同志は辺で隣接してはならない。
●労働者タイルを置くときには、必ずジャングルタイルに最低1辺が接するように配置する。
このゲームがファミリーに人気な理由。
”8歳以上推奨で、
4:6くらいで、戦略性と運の要素があって、
同じく45分くらいで終わるゲーム”
小学生と遊ぶときに重宝するのは、だいたいこの辺です。
かつ、核家族を考えると、3~4人で楽しめることが望ましい。
ある程度頭を使うゲーム(やりごたえがある)には、やっぱりせめて30分以上のものが圧倒的に多いし、かといって、子どもは1時間を超えてくると集中が続かない子も多い。そのラインが45分ゲーム。これはたくさん小学生とゲーム会を重ねてきての経験です。
そして、相手がプレイしている間を待つ時間(ダウンタイム)は少なければ少ないほうがいい。
将棋やチェスのようにガチで思考のみのゲームになると、好き嫌いや得手不得手が分かれやすく、誰でも遊べるものではなくなるし子どもと大人の実力差も開いてしまうことが多い。できるだけ多くの人が年齢差や能力差なしに平等に遊びたいファミリーゲームでは、運の要素がバランスよく入っていることが人気の秘訣になります。
対象年齢が6歳以下のゲームになってくると今度は、「思考が難しい子どもも楽しめる」へ寄ってくるので大人には物足りないものが増えます。そうすると、ファミリーではなく、キッズゲームになる。幼稚園生から小学生くらいの子ども同志で遊ぶと楽しいもの、が多い印象です。(主に記憶やアクションが増えます)
カカオは、
・運とのバランス
・全体的な時間とダウンタイム
・ルールのとっつきやすさと考えどころのバランス
で低学年の娘も、高学年の息子も、大人のわたしもなんとなくみんな楽しく遊べてるゲームです。(大人にとっても仕事や家事の息抜き程度な時間と労力なのが出してきやすい(笑))
家族が顔を合わせて互いに集中する時間
うちは周囲の自然に恵まれていて、海へ川へ山へと休日には家族で外ではしゃぐことも多い家庭ですが、仕事が忙しかったりして、平日はパパは不在ですし食事をみんなで一緒に取れないことの方が多い。。
だけど、うちではその代わり、ゲームの時はお互いに同じ方見て、互いに集中してコミニュケーションをめっちゃ密に取る。なんだかそんな時間の代替えになってるような気がします。
そして、いろんなワークショップや講座でもアイスブレイクにゲームを利用したりするように、、家庭でもゲームが終わった後は、互いに楽しいモードにリラックスしてるから、ゲームの片づけをしながらお茶とかだしてきたりして、思春期にはいったこどもたちとも硬くならずにいろんな話に突入していく、、なんてことも少なくないのがゲームの魅力でもあります(*^^*)/
子どもとなんとなく話したいな~なんて思うときもぜひ!
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