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外出先や出張先で困らないPCの選び方と使い方

コロナ禍はいまだ収束の兆しを見せませんが、各企業は客先を訪問したり出張をしたりと、日常を取り戻しつつあります。また、コロナ禍を機会にテレワークやハイブリッドワーク、フリーアドレスでのオフィスワークなどを推進し、PCを持ち運ぶ機会が増えた企業もあります。

外に持ち出すPCを選ぶときはどのような点を確認するべきなのか、またどんな使い方を想定しておけばいいのか、確認しておきましょう。

モバイルPCで重視されるディスプレイサイズ

モバイル用PCはディスプレイサイズ13~14インチが一般的です。解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)が主流ですが、解像度の高いQHD(2160×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)のPCも出ています。解像度が高いほど画面の表示は精細できれいですが、100%表示させると文字が小さくなってしまうため、事務職であればフルHDで十分です。

携帯性のよさを重視したときに意外と盲点となるのが充電器です。せっかく本体が軽くても重くかさばる充電器を一緒に持ち歩くことになってしまうとストレスになってしまいます。モバイルPCであれば比較的軽量の充電器がついていますが、念のため充電器の形状もチェックしておきましょう。

もちろん、PCの駆動時間が長ければ半日の外出に充電器を持ち歩く必要はないため、駆動時間の確認も大切です。

2in1という選択肢

PCとしてもタブレットとしても使える2in1を作業用PCとして購入するケースもあります。

LenovoのYOGAのような360度回転するタイプだと、客先で画面を見せる場面にもスムーズに対応できます。

https://www.lenovo.com/jp/ja/yoga/

MicrosoftのSurface Pro 8のようなキーボードが取り外せるタイプは、タブレットとして用いることが多い場合に便利です。移動中やテレワークなどで省スペースでの作業が必要なときは、タッチペンやソフトキーボードで入力できます。

https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-pro-8/8qwcrtq8v8xg?activetab=pivot:%E6%A6%82%E8%A6%81tab

ネットワーク機能を確認

モバイルワークで気になる機能の一つがネットワークです。

現在のWi-Fi最新規格はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)で、最大通信速度が9.6Gbpsです。型落ちのPCを購入する場合は、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までの対応かもしれませんが、Wi-Fi 5でも最大通信速度は6.9Gbpsあるため、事務系の業務などであればこれでも大きな問題はありません。

LTE/5G対応のPCを選ぶかどうかは、PCでの作業をする環境で決まってきます。

地方出張や客先などネットワーク環境のない場所で作業することが多いケースなら、LTE/5G対応の機種がおすすめです。LTE/5Gは通信プランによって通信容量に制限があるため、ネットワークの全てをLTE/5Gでまかなうのではなく、Wi-Fiと使い分けるようにしましょう。

逆に、モバイルワークといっても、サテライトオフィスなどネットワーク環境が整っている場所での作業が多い場合は、LTE/5G機能は不要です。もし突然の出張でネットワーク環境のないところへ行くことになったとしても、モバイルWi-Fiを用意すれば間に合わせることができます。

拡張性を求めるならインタフェースも大切

ディスプレイなどの周辺機器を利用する場合はインタフェースも確認しましょう。薄型PCの中には、インタフェースがUSB Type-AやUSB Type-Cなどにのみ対応していない機種もあります。省スペースを重要視しているため、これは仕方がありません。例えばセキュリティ等の問題で有線LANを使わなければならない、サブモニターにつなげて使うことが多いなどのシチュエーションがあるなら、LANポートやHDMI出力があるものを選ぶと便利です。

薄型・軽量のモバイルPCでも、有線LAN、無線LAN、HDMI、USB Type-A、USB Type-C、SDカードスロット、イヤホン/マイク端子なども備えている機種はあるため、必要に応じてよく確認してみましょう。ただ、購入を決めた機種にインタフェースが乏しい場合は、HUBやドッキングステーションを別途用意することで補うことができます。

HUB
USB Type-CまたはUSB Type-Aに差して使います。複数のUSBや、SDカード、有線LANなどとつなぐことができます。

アイ・オー・データ機器のこのハブは、SDカード/microSDカードリーダー付きです。

https://www.iodata.jp/product/hdd/option/us2c-hb2pd/index.htm

ドッキングステーション
USBに差し込むだけで、USB Type-A、SDカードスロット、HDMI、VGA、LANなどとつなげます。

エレコムのこのドッキングステーションはUSB Type-Cで使用しますが、USB Type-Aで使うタイプもあり、また、つなげる機器の種類や数は機種によってさまざまです。

https://www.elecom.co.jp/products/DST-C05BK.html

「インテル ® Evo™ プラットフォーム」という選択肢
モバイルPCのプラットフォームとして今注目されているのがインテル ® Evo™です。EvoのPCにはシールが付与されており、このシールが貼られたPCを選べば以下のスペック以上であることを示しています。

●第11世代Intel® Core™ プロセッサー
●Intel® Iris® Xe または Intel® Iris® Xe MAX グラフィックス
●256 GB PCIe NVMe SSD
●8GB デュアルチャネル RAM
●Wi-Fi 6

データをローカルに保存することが多い場合は、容量はさらに大きいものを選ぶほうが無難です。マルチタスクが多い場合や映像・画像編集などを行う場合はメモリも8GBでは物足りないですが、要件となっているスペックは最低限であるため、CPUやSSDがさらに上位のPCも出ています。

PC選びにどうしても迷ってしまうときは、EvoシールのついたPCを選ぶ、という手もありかもしれません。

まとめ

・外出先で使うPCは13~14インチ、フルHD以上の解像度のものがおすすめ
・2in1なら外出先で便利
・拡張性を考えるならインタフェースもチェック

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