タロット占い師のMちゃん 2
前回までのあらすじ
その後、私は自分の連絡先を教えて、後日に会うことにしました。
彼女「ねぇ〜、どうだった?」
後輩R「当たってた?」
私は『うん、あぁ、ビックリした…』と本音は違う意味でのビックリだったけど、そんな返答をしました。
その後に、みんなで食事をしたけど、何を食べて何を話したか記憶が定かではない。
2回しか会っていない(1回目は挨拶だけ)人に、いきなり「貴方に呼ばれて来たの!』って、三流のドラマでもあり得ない話しだろ!
しかも、真顔で言われたので凄く怖かった…。
そして、後日に会うことにしました。
しかし、彼女がアパートに来たら混乱するし、2人だけで会うのが凄く怖かった。
とりあえず、彼女と後輩に会っている事がバレたらまずいので、バレた時の予防線として『大阪の話題で僕の母親がMちゃんに聞きたいことがある。』みたいな言い訳を思いついた。←混乱していたので良い案が浮かばなかった💦
そして、思いついたアイデアを本当に実行してしまいました💦
当日、実家の自分の部屋で会うことにしました。
そして、関西人の母親と私の妹を紹介しました。←バカ丸出し😊💦
そして、私の部屋で本題が始まりました。
彼女は、ある事件がきっかけでタロットを封印していたみたいです。
そして、久しぶりに自分の事をタロットで占った時に、あるメッセージが出たみたいです。
また、Mちゃんは霊感が強いみたいで、「誰かに会って伝言を伝えろ。」みたいな言葉が頭に浮かんだみたいです。
私と初めて会った時に、「あっ!この人だ!」と感じたみたいで、それを伝える為に「また東京に来ないと!」と感じたとの事でした。
私は、現実離れした話にポカンとしたまま話を聞いていました。
ヒョ『それで、僕に会って何を伝えなければならないの?』
M「ごめんなさい。何かを伝える為に東京に来たのに、伝えたい事がわからないの!」
ヒョ『えー!! 凄い気になるんだけど…💧』
M「ほんま、ゴメンな〜!思いついて、話そうと思っててんけど、忘れてしもたわ〜💦なんやろな〜、この人や!って、あん時は思ったんやけどなぁー。」
さっきまで、標準語で上品に話していたMちゃんが、突然に陽気な関西弁に変わった瞬間でした。
更にMちゃんの話は続きます。
「標準語で上品に喋るのは疲れるわー!ホンマ!」
「キャラ設定を間違えたわ!」
ヒョ『えー‼️』
M「また、たまには逢って話そなぁー」
ヒョ『あぁ、うぅんんっ』
上品に話すMちゃんには、なにも感じなかったけど、突然に陽気な関西弁で話すMちゃんに、私の心は鷲掴みにされました。
あっ、惚れた…❣️ このギャップに惚れてしまった…💦
結局、私に会って伝えなければならない事は思い出せず、突然に陽気なキャラに変貌して「定期的に逢おうなぁー😊❣️」と言われて、ちょっと惚れてしまった私は、伝えなければならない答えに怯えつつ、惚れてしまった事に戸惑いつつ、なんとも言えない複雑な感情を抱えたまま、その日はMちゃんと別れました。
そこから、定期的にお互いの恋人同士でダブルデートをしつつ、こっそりMちゃんと定期的にバカ話をする不思議な関係が続きました。
私に伝えなければならない答えは「未だに見つからないまま」、この奇妙な関係が続きました。
ある時、私の彼女が『なんかさー、ヒョウガとMちゃんってお似合いのカップルみたいだよね!』と少しキレながら言いました。
ヒョ『えっ!そっ、そんな事ないけど…。』
彼女「だって、わたしと話している時よりも楽しそうな顔をしてるもん!」
それと、ほぼ同時期にMちゃんが後輩のRに、こんなセリフを吐いてました。
M『R君は、Y(ヒョウガの彼女)ちゃんみたいな性格の方が好きでしょ?、悪いけど私はYちゃんとは正反対の性格だからね!』と言っていたみたいです。
変な風にシンクロしてきた私たちは、ある事件から急展開を迎えることになりました。
つづく