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そもそも6次産業化は設備投資しないと出来ないのか⁉️ 地方の農産加工のお話し。③
Vol.606
地方で6次化に取り組む生産者、
事業の挑戦を絶対に失敗させない!
ものづくりは暮らしづくりと考える
宮崎の農作物加工屋デス‼︎
宮崎県で2013年から
マンゴーなどのくだもの
農作物を加工しています。
田中陽一と申します😊
会社の名前は株式会社ひょっとこ堂
宮崎県の高鍋町(たかなべ)にあります。
僕自身が2013年に29歳で
立ち上げたゼリー工場。
その時のお話しを
①設備
②加工技術
と、6次産業化チャレンジに必要な
要素のお話をしています。
大きな設備だけ作れば
ゼリーを、沢山作って
ドシドシ販売して
お金持ちになれると思ってました😁
すみません🙇♂️😅
設備もボタン一つでは
ゼリーを作ってはくれません。
機械操作にも慣れないといけませんし
そもそもどんなゼリーを作るのか❓
ゼリーをどうやって作るのか❓
ということも必要です。
おそらく通常であれば
こう言った経験があって
実際にチャレンジをするのでしょうが
何せ田中は猛烈な勢いで
始めたので
そう言った部分が
完全に欠落していました😁
そして今日お話しするのが
あともう一つ完全に欠落していたこと。
それは『販売』です。
なまじ勤めていた洋菓子店で
販売実績が良かったこともあり
『自分には販売力がある』
なんて勘違いしていたのですが
実際には会社の歴史や
ノウハウの上で働いていただけで
自分個人でどうこうできるほど
力は無いんだと後から悟りました😭
銀行での借り入れがしっかり出来たので
結果的に大きな規模の設備になって
操作することも
商品開発することも
販売することもままならないうちに
毎月90万円ほどの
返済がスタートし始めたのです😁
正直言って
すぐにうまくいくつもりだったので
販路が無くひたすら焦りました❗️
そもそも考えてみたら
『販売』をしていたけれど
『商品』を開発したことが無かったので
ゼリーだけでなく
それをパッケージングして
そして値段を設定する
こういった
『商品を生み出す』
という力が全くありませんでした❗️
でも、ゆっくりその力を
育んでいく時間も無く
とにかく販路を模索していきます…
沢山作ることができるので
沢山売る方法を模索しました。
沢山売るなら県外で
特に都心に。
大手の取引先を作ろう❗️
ツテを使ってメジャーな量販店や
スーパーに商品を卸す
『卸問屋(おろしとんや)』さんに
アプローチをしていきました。
とにかく、頭を下げまくって
少しでも早く売上げを立てたいと
必死な思いでしたが
実績も実力もない
新規の事業者。
本当にすぐには物は売れませんでした。
あの手、この手を使って
なんとか3月から
問屋さんとの取引きがスタートして
1度に100万円近いオーダーを
頂けるようになりました😁
でも、田中はここで相当やらかします。
卸問屋さんへは卸値で納品します。
例えば100円で販売する商品なら
50円とか60円くらいで納品します。
それから先のスーパーへ納品したり
スーパーからの代金回収
そしてスーパーさんの利益もあるので