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農作物の加工は設備よりも人の目、人の手、人の技術。
Vol.615
地方で6次化に取り組む生産者、
事業の挑戦を絶対に失敗させない!
ものづくりは暮らしづくりと考える
宮崎の農作物加工屋デス‼︎
宮崎県で2013年から
マンゴーなどのくだもの
農作物を加工しています。
田中陽一と申します。
僕は29歳の時に
未経験にも関わらず
借金8千万円でゼリー工場を立ち上げました。
我ながら素晴らしい情熱と
ビジネス意欲と勢いを持って始めましたが
全くうまくいきませんでした😅
相当な設備投資をしたので
あとはオートメーションで
利益が出るくらいに思っていたのです。
でも、現実は違います❗️
創業から丸8年経過して
黒字化出来た状態で
はっきりと申し上げると
農作物の加工は
農業の延長であり
人の目、人の手、人の技術
これが一番です!
欠かせない大切なこと。
むしろこれがベース。
つまり機械はそれをスピードアップしたり
より多くの量を加工できるようにしたり
そういった役割がベースになっています。
言わば人の代わり。
言い方を変えれば
全て人ができることなんです。
つまり、農作物の加工をスタートするときに
はっきり言って手間は掛かりますが
手間を掛ければ機械は無くても
ちゃんと加工品を
作ることが出来るんです❗️
どうしても補助や他の事例を見た時に
『機械設備』に目が行きがちなのですが
実際にはそれは手段の一つでしかないのです。
事実、僕自身どんだけ機械設備を入れても
農作物相手の加工では人の存在が欠かせなく
人の技術が本当にモノを言う世界で
ずっと工場の篭りっぱなしで
加工をし続けてきました。
先日も地元宮崎のライチを
ピューレにするお仕事を
したのですが
これ、みんなで一つ一つ
ライチの皮を手でむいてます❣️
ライチもa品であれば
一般的に見られるように
大ぶりで丸いのですが
加工にするライチの中には
⬆️のようにトゲが出たような感じで
形も丸く無く三角垂のようなものがあります。
これが手でむいてると
トンガリが指にあたりまくって
痛いんですよ😅
数十キロ加工するのに
何百を超えて1000個近いライチを
みんなでむいたんではないでしょうか…
やはり、加工をする農作物も
出来るだけ大きくて綺麗で美味しいものが
正直加工しやすいです。
トンガリが多いものは
ピグモンに見えた😁笑
でも、みんなで一つ一つ
包丁で切れ目を入れたりして
少しでも効率化しながら
無事に終了〜♪
これは正直、機械には出来ない仕事だと思うし
仮に出来る機械を開発しても
1年中稼働はしないし
コストを賄えないと思う。
だからやっぱり、僕たちの人としての
目、手、技術でさまざまな
農作物と向き合って生きていく
それが大切だと僕は考えています❣️
そして、一年を通して
本当に季節のいろいろな果物を
加工させて頂けることは
幸せなんですよね〜😁
その果物の色や香りで
季節の訪れを感じています😊
ひょっとこ堂のエンジェルたちが
一生懸命にむくライチの皮…
ぐっと力を入れて
んとこしょっ❗️
こうして姿を現した
ライチの実。
生産者さんの想いとご対面😊
本当はそのまま食べちゃいたいくらい😁
みんなそんな気持ちを抑えながら
加工してます❣️
はっきり言うと肉体労働です。
手前味噌ですがひょっとこ堂のスタッフは
本当に素晴らしい人たちです。
最近はチャットワークを導入して
生産者さんとの打ち合わせ内容や
作っている商品のことや
どんな農作物をどんなふうに
どんな想いで育てていらっしゃっているのか
そういったことを少しずつですが
みんなで、共有しています😊
そんなツールを活用しながら
今年はもっと皆さんと会いたいです😊
設備投資もバンバンしてますが
『人』が1番活躍するのが
ひょっとこ堂の加工場です😁
それでは今日はここまで。
また明日お会いしましょう😁