逆に苦しい時って、あるあるよね
「ありのままを受け入れよう」というフレーズをテレビや本などで触れる機会が増えたようにわたしは感じている。
このフレーズには、自分自身あるいは他者がもつ「弱さ」、「コンプレックス」、「違い」と呼ばれるものを否定するのではなく、受け入れよう!という想いが込められている。
ただ、この言葉には1つ落とし穴があるようにも思うのだ。それは「弱さ」、「コンプレックス」、「違い」を「さらけ出すことへのプレッシャー」である。
仮に他の人とは違う「何か」をもっていても、ありのままを受け入れてくれる社会だとしても、誰かに打ち明けることって、本当に勇気がいる。
相手がわかってくれるとわかっていても、ことばにすることができない人もいる。そんな自分がとても苦しい人もいる。
「ありのままを受け入れよう」ということばが社会に広がれば広がるほど、反対に苦しい人もいるのではないだろうか。
「言いたくなければ言わなくてもいい。」
「隠してもいいんだよ。焦らなくて大丈夫。」
そう言ってくれる人が、近くにいたらもっともっと心が楽だったかもしれない。
「ありのままを受け入れよう」ということばをきっと多くの人は「その通り!」とそのままストレートに受け取ってしまうと思う。だって、わたしはこのことばは「正しい」と思うから。
だけど、ストレートに受け取る前にもう1度考えてほしい。
「ありのままを受け入れる」って何か、ということを。
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