未経験業種に転職した友人と話して気づいた、「働きがいも経済成長も」大事にする人が実践していること
株式会社アンドピープル代表取締役の金賢守(キムヒョンス)です。
先日、転職した友人が朝昼晩と香りを使い分けることで一日のメリハリをつけている話を書きました。
その友人と話をしていた際、「働き方」について考えることの大切さを再認識しました。
SDGs8は「働きがいも経済成長も」となっています。
近年働き方の多様化が進んでおり、働き手のニーズに合わせて採用側の経営方針も変化してきています。
皆さんは働きがいがあって、経済成長もするために大事なことは何だと思いますか?
私は「人」が全てだと考えています。
友人の話を聞いて、ますますその想いは強くなりました。
4月は入社、転職、部署移動などなど、新しい場で新しい人間関係を作ることが多い時期となります。
そんな4月からあっという間に半年が経ちました。
2024年も残すところあと4ヶ月を切りました。
皆様にとって、新年度からの半年はどのようなものだったでしょうか。
そろそろ新しい場や人にも慣れてきた方も多いかと思います。
今から2025年に目を向けている方もいらっしゃるかもしれませんね。
この記事が転職や就職、転勤など「新しい場で新しいことにチャレンジ」する方に少しでも参考になれば幸いです。
これからの社会と新時代を担っていく人財
日本は会社員として雇用される働き方が主流でしたが、世界的に見るとフリーランスとして仕事をしている人が多いです。
それだけ日本の企業制度がしっかりしていた、ということでもあります。
一方で、「自分自身で生きる力」は日本の「企業に属して働く」という働き方では、少し身に着けづらい状況だと感じています。
しかし、最近ではその流れも変わってきたように思われます。
自分自身で生きていく力をつけていこうとする人が増えることは、素敵なことですよね。
日本では、転職回数が少ない履歴書が「キレイ」とされる傾向にあります。
しかし、海外では様々な仕事を経験している人が重宝されます。
一つの仕事を極めた方の仕事っぷりは、本当に素晴らしいものです。
逆に、「どんな職場でも活躍できる人」も今後の社会をより良いものにしていく人財になっていくのではないでしょうか。
私は経営者として、たくさんの方とお会いする機会があります。
経営者の方はもちろん、他の企業の社員の方、アルバイトの方、フリーランスの方。
どのような立場、業種であったとしても気持ちよく仕事ができる人には共通点があります。
それは、「仕事を通して人間関係を創ることが上手い人」だと考えていきます。
素直さがある
この「素直さ」というのは、「自分の経験・先入観にとらわれず、意見を受け入れる」ことを指します。
【新しい場に飛び込む側】
転職した友人が入社した会社には、他にも中途採用の方がいるそうです。
同じ中途採用者と言えど、すぐにチームに馴染む方もいれば、うまくかみ合わない方もいらっしゃるそうで。。。。
前者と後者の違いの一つは「教えてもらったことに対する反応の違い」だそうです。
友人は、
「何かを教えてもらった際にこれまでの自分の経験や、前職での話を持ち出して強く主張する方はあまり好まれない傾向にある」
と言っていました。
例え同じ業種でも会社によって方針や、やり方はばらばらです。
場合によっては、同じ会社・同じ部署でも店舗によっても様々な違いがあります。
「なんでこんなやり方をしているのだろう、(私・前職)のやり方の方がやりやすいのに」
と違和感を持つこともあるでしょう。
しかし、一見不便に思うようなやり方でも、何かしらかの経緯や理由があってこそ、そうなっているのです。
(「不便だけど、特に理由もなく惰性でやっている」というのも、経緯です)
経緯や背景を理解する前に、自分の考えややり方をいきなり押し付けてしまうと、既存のチームメンバーは困ってしまいますよね。
友人曰く、
「あれ?思うことでも、3か月から半年は言われた通りにやってみる。教えてもらう時には、なぜなのか?も聞いておく。そして経緯と理由を理解してやってみた上で「さらにこうしてみてはいかがでしょうか?」とそっと提案してみると、むしろ喜ばれることが多い」
とのこと。
また、信頼関係があれば3ケ月~6カ月もかからない、と友人は言います。
そんな友人は転職1週間でチームメンバーと信頼関係を築き、いろいろ提案して、案を採用してもらっているそうです。
相手(チームメンバー)のことを理解した上で、より良くなるように!と提案する。
これはプライベートの人付き合いでも大事なことですし、営業職の方が実践されていることですね!
【新しい人を受け入れる側】
一方で、新しい方を受け入れる側の姿勢も重要です。
求人広告を見ていると「即戦力」「経験者優遇」という言葉をよく見かけます。
人手不足だからこそ求人をかけているのですが、受け入れる側が「経験があるんだからわかるよね!任せたよ!」は任された方は困ってしまいます。
これでは新しく入職された方のことを「受け身だ!」とは言えないですよね。
たとえ同じ業界からの転職者、同じ会社内での移動であったとしても、
・仕事の流れ
・作業の経緯、意味
をきちんと説明することはとても大切です。
「何をどうしたらいいのかわからない」となってしまうと手が止まってしまうことは多々あります。
目標・目的・やるべきことを明確にお伝えすることが、受け入れる側としては必須ですね。
これは会社員、フリーランス、経営者と働き方が違っても共通して大切なことだと思います。
私もスタッフと打ち合わせをする時は、曖昧な指示や丸投げにならないように細心の注意を払っています。
人とのコミュニケーションが円滑に進むと、作業の効率も上がり、それが巡り巡って利益に繋がります。
説明する側も質問する側も、自分の言葉や行動を工夫してみるのも大事なことですね。
明るく元気がある
大きな声でハキハキと、笑顔で話す方は素敵ですよね!
物事のとらえ方がポジティブ
明るい、と似ているかもしれません。
とある会社では面接時に「あなたは運がいいと思いますか?」と聞き、「はい!私は運がいいです」と答えた方を採用していた、というお話しがあります。
この質問は、物事をどう捉えているかを表しています。
物事をネガティブに捉えてしまうクセがついていると、行動もネガティブなものになってしまいます。
怪我の功名、ということわざもあります。
良いことと悪いことは繰り返しやってきます。
一時点の悪い状況だけで諦めてしまうと、悪い状況が結果として残ります。
今起きている出来事をポジティブに捉えて、行動できる人はかっこいいですよね。
会社を経営していると、様々なトラブルや壁と向き合います。
そんな時、私は「ピンチはチャンス!」とピンチを乗り越えることで経験を積み、力をつけてきました。
どんな出来事も、「貴重な経験がラッキー!」と思って取り組む姿勢は大事ですね。
責任感がある
どんな責任を持つかは業種によるかもしれません。
営業職のように、明確に目標数字がある場合はその数字を達成することが責任を持つことになりますし、高品質なものを作ることが最優先の業種であれば、完成した製品の品質に責任を持つことでしょう。
あるいは、数字に表しにくい事務系のお仕事であれば、滞りなく仕事を次の作業者に流すことかもしれません。
「どこまで責任を持って仕事をするか」という意識は、「視野の広さ」にも繋がることだとも思っています。
仕事は流れで行うものです。
自分の作業が終われば終わり!
ということは、基本的にはありません。
自分の作業が終われば、次に作業を行う人がいます。
それは違う部署の人かもしれませんし、違う会社の人かもしれません。
お客様である場合もあるでしょう。
自分の仕事の期限を守る・ミスなく行うことで、次にアクションする人がスムーズに引き継ぐことができます。
自分の仕事の「その先」の流れにも責任を持って動ける人と一緒にいると、とても気持ちよく仕事ができます。
私自身、そうであろうといつも心がけています。
一緒に仕事をする仲間と信頼関係をしっかり築くことができると、どんな仕事でも楽しいものです。
これも「働きがいも経済成長も」に繋がるのではないでしょうか。
この「仕事を通して信頼関係を築く」ことができる人が、「どんな職場でも活躍できる人」だと私は考えています。
他人の考え方や行動を管理することはできませんが、自分の考え方や行動を変えることはできます。
「うまくいかないな」と思った時ほど、言葉や行動を変えて成長するチャンスです。
個が変わればチームの雰囲気も変わり、結果的に仕事の成果も変わってきます。
仕事でいい結果が出るということは、経済的に成長することに繋がります。
SDGs8の「働きがいも経済成長も」に着目して記事を書いてきましたが、やはり一番大事なのは「人」であり、「人と人との信頼関係」だと私は思います。
この記事が少しでも、新しい場でチャレンジしている方、今の働く場をもっとよくしたいと考えている方のヒントになれば幸いです。
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