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アートでごみ問題・貧困問題に挑戦する、長坂真護さん
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CAMPFIREというサービスをご存知でしょうか。
インターネットを通じて支援者達から資金を募る「クラウドファンディング」の一つです。
2020年、このCAMPFIREの映画部門で3,000万円を超える資金を集め、歴代1位となったプロジェクトがあります。
それが、長坂真護さんの活動を描いたドキュメンタリー映画【Still A Black Star】の製作に関するプロジェクトでした。
長坂真護さんの活動は、【ごみとして捨てられた電子部品を使ってアートを作り、その売上でガーナのスラム街を救う】というものです。
素晴らしい活動ですね。
仕事にも日常生活にも欠かせない「電化製品」。
ごみとして廃棄されたものが、どう処分されるかご存知でしょうか。
世界各国から出る電子廃棄物。
それらが集まる、ガーナのスラム街「アグボグブロシー」は世界最大級の電子廃棄物の墓場となっています。
電子廃棄物が燃える際に出る煙は、人体にとてつもなく有毒です。
多くの方が癌となり、30代で命を落としているそうです。
その事実を目の当たりにした長坂真護さんは、
『彼らを犠牲にしてまで、我々が富を形成することがそんなに大事なことなのか?この真実を先進国に伝えたい、アートの力をもって。』
そうして活動を開始されました。
アート作品を販売し、そのお金で命を守るガスマスクを届け、学校を作り、文化施設を建設されています。
アート作品とその活動を通して、長坂真護さんの信念が伝わってくるようです。
今回、この長坂真護さんの取り組みを知り、【本当の豊かさ】を追及する姿勢に感銘を受けました。
そしてその想いがたくさんの人に届いてることは、クラウドファンディングの結果からも明らかです。
素晴らしい活動に感謝です。
金賢守(キムヒョンス)