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ファッションから「企業の経営方針と消費者が何を購入するのか」の両面から地球を守ることについて考えてみました

アンドピープル代表取締役の金賢守(キムヒョンス)です。
日中はまだまだ暑いですが、朝晩はようやく秋めいてきましたね。
 
そろそろ衣替えを始める方も多いのではないでしょうか。
私は経営者として、いろんな方とお会いする機会が多いので、服装にも気を使っています。
おしゃれであることはもちろんですが、私は経営者として人として、なによりも清潔さを意識した服選びをしています。
 
衣替えは日本の風物詩ですが、特に気温が変わりやすい時期は何を着ようか迷いますよね。
ファッションショップでも秋物や冬物が販売されていて、新しい服も欲しくなる時期でもあります。
 
そんな服に関心が高まる時期なので、今回の記事はファッション業界について書こうと思います。


 SDGs達成に向けたエシカルファッションについて

株式会社アンドピープルは横浜にEthical&SEA 横浜というエシカルブランドの商品を取り扱うセレクトショップを構えています。
 
同じように「エシカル」に注目したショップやブランドは多くあり、業界を挙げてSDGsに取り組んでいる業界もたくさんあります。
ファッション業界もその一つですね。

エシカルシファッションの価値とは

服は「衣・食・住」の一つであることからもわかるように、人の生活には欠かせません。

気温ごとでの使い分けはもちろんのこと、利用すればするほど劣化してしまうものでもあるので、定期的に買い替えなければならない消耗品です。
消耗品である以上、「使って捨てる」ことは仕方のないことではありますが、限りある資源を丁寧に使いたいものです。 

服を作るためには、多くの材料・エネルギー・水・人の労力が必要です。全ての人の必需品である服を大量生産・大量消費し続けることは、とてももったいないことです。

ファッション業界の課題は物質的な資源ももちろんですが、低賃金での労働問題も抱えています。 
持続可能な開発目標(SDGs)としては、エネルギーの消費量が関わっているSDGs8「働きがいも経済成長も」、SDGs12「つくる責任、つかう責任」、SDGs13「気候変動への対応」といった目標に大きく直結しています。

そのため、「地球の負担軽減」と「公正な労働条件の確保」を意識した「エシカルファッション」が注目されています。
 このように、「エシカルファッション」が重要視しているのは消費者が何を購入するか、という視点だけではありません。

「エシカルファッション」は企業がどのような経営方針を持って、「地球の負担軽減」と「公正な労働条件の確保」に取り組んでいるのか、ということも求められています。

地球を守るための経営方針と取り組み

ファッションブランドが地球のためにどのような経営方針と取り組みを行っているのかを調べてみました。
中でも私が気になった企業さんを1つご紹介します。

ファッションと地球と経営の関係性について

パタゴニア日本支社
パタゴニアはアウトドアブランドとして世界的に有名ですよね。
そんなパタゴニアの経営理念をご存知でしょうか。

 "We're in business to save our home planet" - 「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」

https://www.patagonia.jp/our-footprint/corporate-social-responsibility-history.html

かっこいいですよね。

パタゴニアが掲げている経営理念や、企業責任への熱い想いはHPで読むことができます。
企業がどんな想いを持って世の中に価値を提供しようとしてるのかを知れることは、経営者としても消費者としてもとても面白いです。

パタゴニアは地球に優しい素材を使用するだけでなく、製品の寿命を延ばすことにも力をいれているそうです。
 
「リペア・プログラム」として、お客さんが購入した製品を修理し、長く使えるサポートを提供することで「あえて購入しない」という選択肢を作り出しています。
一つのものを大切に、長く使う取り組みは素晴らしいですね。 

今のファッション業界が抱えている課題

現在のファッション業界は大量生産・大量消費が常態化し、地球への負荷が高い産業の一つとされています。
 
「水」
衣類の生産過程では多くの水を消費し、化学染料による水質汚染も深刻な問題となっています。
「ごみ」
毎年膨大な量の衣類が廃棄され、これが埋め立て地や海洋に悪影響を与えているのです。
「労働条件」
多くのファッション製品は低賃金で過酷な労働環境にある労働者によって作られており、労働者の権利が軽視されるケースが多々あります。
 
これらの課題に対応するためには、ファッション業界全体がよりエシカルで持続可能な経営モデルを採用することが大切となってきます。

これからのファッション業界

日本国内でも、多くの企業がエシカルな経営モデルを採用し、消費者もエシカルな選択をするようになってきています。
企業が透明な情報提供を行い、消費者が持続可能な選択をすることが、今後の地球と人に優しいファッション業界の発展の鍵になると思います。
 
地球の明るい未来のためにも、課題解決に向けた経営方針を取り入れたエシカルファッションが増えたらいいですね。

株式会社アンドピープル
代表取締役 金賢守(キムヒョンス)

【リンク集】
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