知らぬが仏
こんにちは、山下珈琲店です。
修学旅行担当として母校の添乗をしたいという夢を持っていた私は入社一年目からその夢が叶うことになります。自身が高校生だった頃にいた古典の先生などもその一団の中にいて、キラキラした状態でのお仕事。
まさかそのツアーで一番記憶に残るのが知らぬが仏というお話です。
修学旅行の先生方は日中の行事が終わった後に反省会という名の飲み会を行いますが、その場でノリダーと呼ばれていた古典の先生から衝撃的な発言が…。
「あなた達の修学旅行は○○高校史上最低の旅だったのよ」と。。。
昨日のカスハラ記事にも登場しましたが当時の校長先生と政治家さんとの繋がりで力のない旅行社が落札し、狭ーいゲレンデしか滑れなかったのとコメント。
当時はリフトってこんな並ぶんだとか、ゲレンデっていかに人を避けて進むかを考えるものなんだと認識していました。
その言葉が表すように大人になった私が乗った母校の添乗は志賀の横手山を広々と使い、ツアースキーの様に滑ってくる生徒達。私をスキーに連れて行ってという映画の舞台と同じ場所で最高のシチュエーション。ゲレンデでインストラクターの指導状況をチェックしていた私は、知らなきゃよかったと痛感した出来事でした。
※ちなみに現在は旅行中の飲み会などは固く禁じられている様です!
他にも中学校の体育系同窓会で当時の剣道部先生からも一言。
「あの当時な、教育指導の○○先生から殴れって言われてたんよ」
このご時世では考えられませんが、まさかの意思統一。。
テレビ取材が来るような強豪にいた私は気を失うまでボールを追い、石が転がるグラウンドでボールを落とさないように地面に胸から飛び込み、一滴も水を飲まず、フェイントすると逃げるなと殴られていた日々が脳裏を駆け巡りました。
でも、目の前で笑いながら話してる先生と元生徒達を見てると、これがあっての今だなと不思議と許せるもんです。
今、おかしいと思っていることも一人ひとりが流されずに疑問を感じていれば必ず未来に繋がります。
知らぬが仏ですが知って分かることもあるってことですね。
本日もお読み頂きありがとうございました。
知らない事がたくさんある人生は面白い。