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まどろみ

水平線の下瞼に紅い瞳が閉じていくのを眺めていた。

地球が微睡む中で、私は起きていた。起きているのだろうか。一面で目一杯に柔らかい色を使われると、ゆらゆら心が微睡んでいる気がした。

犬が吠えて、周りの音が聞こえる。六弦琴の音色で聞こえなくなる。

うつつとかくりを行っては帰り、確かに微睡んでいる。

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