やりたいことが見つからないあなたへ: 好きを作る方程式を解き明かす
こんにちは、Hyko/ヒコです。
繰り返しの毎日に不満を感じ以下の悩みを持つ方が多いと思います。
・自分のやりたいことがわからない
・好きことを探しても見つからない
・色々試したけど好きなことがなかった
今回のnoteを読めばこれがわかります!
・やりたい事とそれ以外の事の違い
・好きは見つけるものではなく自ら作るもの
・好きの作り方
現在IT業界にいる僕ですが、これまでバドミントンを中高大の10年間、ロンドン芸術大学に23歳で入学、ロンドンをベースでヨーロッパを中心にファッション業界でフリーランスを3年間、ベトナムのダナンでオフショア開発のプロジェクトマネージャー、スクラムマスター、ウェブディレクターを6年間、そして今に至ります。
今では僕の人生もなんとなく方向性も定まってきて、形も少しずつ整ってきていますが、はじめから立派で明確な目的をもって行動していたわけではありません。
ただただやってみたいという気持ちを大切にして行動し、1つずつ小さな階段、ときには全く違う階段を上がってきただけでした。
そんな僕ですが、約10年前の大学を卒業するときに路頭に迷いました。そのとき10年を費やしたバドミントンを辞めたタイミングで、自分の中に好きなことや、やりたいことがないことにとても悩みました。
そんな経験をしてきた僕が見つけた僕なりの好きの作り方を解説していきたいと思います。
やりたい事とそれ以外のことの違い
やりたい事ってどんな感じの状態を想像しますか?
これは将来の生業だ!これはきっと天職だ!
みたいに思える事をやりたい事と想像していませんか?
それはかなりオーバーです。
やりたいと思える事とそれ以外の違いは、最初は興味が少しあるかないかくらいのわずかな違いです。
両親、兄弟、学校の友だち、会社の同僚、地元のクラブチーム、など自分の周りの環境から影響を受けて色んな興味を持つようになります。
今ならインターネットとスマホが普及しているので、SNSやYouTubeなどでも興味をもつきっかけになりますよね。
そういった自分以外の外部との接点の中から、「なんだか楽しそう」「こうなれたらカッコいい」「ちょっと自分の為になりそう」みたいな感情を抱くことで興味をもつようになります。
やりたい事って最初はそんなもんです。なんとなーく興味がある状態。これがやりたい事の一歩目です。
ではこれが一歩目だとしたら二歩目はなんでしょう?
二歩目がなければやりたい事にはならないと思っています。
では次はそのへんを解説していきます。
好きは見つけるものではなく自ら作るもの
幼少期までさかのぼって考えてみると、レゴ、砂遊び、サッカー、野球、ゲームなど色んな遊びをしたと思います。
この「した」というのがとても重要です。
その時を思い出してみて「初めからこれが好きだ!!」と思ってやったことってありますか?
あまりないですよね?色々やってみて好き嫌いがでてくると思います。
つまり始める動機と好きはまた違うものだと思うんです。
なんか面白そう、便利そう、友達に誘われたからみたいな感じで始めていることが多いと思います。
つまり好きな事というのは元々存在しているものではなくて実際に始めてみて芽生えてくる感情なのだと思います。
僕の例だと、10年続けたバドミントンも結果的に好きだから続けることができました。
けど、始めた動機は「ラクそう」だったからです。
中学入学後すぐにある部活動見学で、バドミントン部の練習の様子を見たときになんだかラクそうだったので入部を決めました。
このようにして割といい加減な動機で始めて、実際に練習したり試合にでて良い結果がでることで好きだという感情が生まれて結果的に10年間やりきりました。
始めたあとに好きになりました。
大人になってくるとここを大きく勘違いしちゃうんだと思うんです。
なんだかみんな好きだと思えることがあらかじめこの世に用意されていると思って、自分が好きなことを持っていないことに焦って苦しくなります。
けど実ははそんなものは用意されていないんです。
実は僕もこの勘違いで苦しみも経験してまして。。。
中学から大学までの10年間バドミントン一色の人生だった僕はバドミントンを大学卒業と同時に辞めることを決意しました。
しかし、いざバドミントンには関わらないと決めたものの、10年間ほとんどの時間をバドミントンに費やしていたので、自分が何に興味があって、将来何がしたいのか分からず毎日悩んでいました。
それが社会にでたとたん完全に自信を失ってしまいました。
まるでバドミントンに捧げた10年間の努力が無駄だったのではと感じるくらいでした。
そんな中、常に「自分が好きなことは何なんだ」と自問自答を繰り返し悩みながらも色々やってみたことが救いでした。
広告系の会社を受けてみたり、飲食でバイトしてみたり、iPhone 3Gか4がでたてくらいの時期だったんでiPhoneをめちゃくちゃ売ってみたり (このときにけっこう儲かってその後の海外進出資金となりました)、アパレル企業に入ってみたり。
そのなかで一番自分にしっくりきたのがファッションでした。
その当時ファッションが天職とか、めちゃくちゃ好きなことというわけではななかったですが、少し興味をもてたものでした。
たしかに大学時代は洋服が好きでよく京都の河原町、難波の堀江に買い物に行ってたな〜ぐらいの感じで。
そうして苦渋の決断でしたが「ファッション」の道で進むことを決めました。苦渋の決断で。。。笑
そこからロンドンのファッションの大学に行くくらい本気になり、その後フリーランスでヨーロッパをベースに4年働き、最終的にファッション業界で約5年働きました。
こうやって好きなことをつくって打ち込めることを見つけていきました。
この経験から好きをつくる1つの方程式に気づきました。
では最後にその方程式をご紹介しておわりにしたいと思います。
好きの作り方
先程お伝えしたように、これまで自分が好きになったことを振り返ると必ず経験しています。
その中で楽しくてもう一度やってみたり、繰り返していくうちに、好きになったり嫌いになったりしていました。
そこから頭の中で好きなことを探しても意味がなく、とりあえずやってみて、それを少し粘り強く続けてみることが好きを作る方程式だと気づきました。
とりあえずやってみる
これが好きなことをつくるための1歩目です。
最初の印象が良くても悪くてもとりあえずやってみて、そのとき感じたことで続けるかやめるか考えればいいんです。
こうやっていると意外と面白い、楽しい、美味しいという驚きが増えていきます。
とりあえず続けてみる
これが重要な2歩目です。
続けなければ見えてこないことが沢山あります。
始めた当初は楽しくなかったり、気分がのらないものでも続けているうちに楽しくなって、好きになることは沢山あります。
逆に初めは楽しくても続けていくうちに自分には合っていないなと感じてやめることも沢山あります。
とりあえず続けてみることを抜かして、1回2回やってみて好き嫌いや適正不適正を判断してしまって、色んなことをやっていても好きなことが見つからないと思っている人が多いのだと思います。
とりあえずやってみて、それをとりあえず続けてみる
これが好きを作る方程式です。
最後に
海外で生活してみたい。洋服を作りたい。英語を使って仕事がしたい。
どれだけの大人が現在、NeedではなくWantを持っているでしょうか。
大学卒業するけどやりたいことないな。。。
気がついたら仕事ばっかりしてる。。。
空いてる時間にしている勉強といっても仕事に関連することばかり。。。
趣味がない。。。
こういうのをよく聞きます。
直接耳にしなくても同僚とかと話をしていても仕事のことばかり気にかけている人は多いです。
今の時代、特に日本なんかは個人が自由に生きれる環境が整っていますよね。
インターネットでいつでもどこでも好きなことを学べる。
海外に行く費用もお手頃。
日本のパスポートなんて最強ですよね。
このように選択肢が多いが故になにか好きなことがないといけないと焦りになり、迷い、最終的に好きなことがない結論になるのだと思います。
そこで大事になるのが、自分で好きはつくっていくものという考え方です。
好きなことがないのは問題ではありません。この考え方を知らないことが問題です。
とりあえず何かやってみる。そしてそれをとりあえず続けてみる。
そうやって好きを作っていきましょう。
こうやって好きとうまく向き合って人生をより充実させるのが、とても健全なのだと思っています。
よし!色々試してこう!!と思ってくれた方は「Atomic Habitsが習慣の全て – 1日10分で人生を変える」を読むと良いと思います。
続けるためには習慣は必須なので、これを読めば習慣にするための仕組みがわかると思います。
それでは今日はこのへんで。