精神障害者魔術師
私は魔術師になる
魔術師が人形を作り命を吹き込むように私は引き伸ばし機でフィルムプリントとしたフィルム写真に命を吹き込む
そして魔術師の思考はどうやって出来るのかですが読書、意外にはありません
結界を作る為に自分の思考を使うのです
それは読書でしか身に付かないのです
私は魔術師になり死を超越したい
それがこれから私をこう呼ぶでしょう
精神障害者魔術師
私は自分を精神障害者魔術師山川博士と呼ぶ事になります
私には既に魔術師としての能力は備わっていると思います
それは精神病と読書という分析心理学を発生させる事で思考を使っているからです
その思考こそ結界に他ならないのです
自己の為にこだわるより、私自身の写真にこだわりを持つことこそが魔術師の生き方
そこにはもう辛くても生きやすくしようとしている自分自身の思考があるのです
ただ自己保存より、写真を焼き続け生み出す傑作こそが魔術師の役目だと思っています
ここまで来れたのは皮肉にも山川家の犠牲と我慢に他ならいのです
それを強いているのが多くの人間なのです
その人間に問いかける、為に私は魔術師になるのです
それがフィルム写真に命を吹き込む
その生きた写真を作りたいからです
生きたフィルム写真こそ魔術師の宿命です
後一つ音楽にも自然の叡智を取り込む事ができます
私は音楽的魔術も可能だという事です
音楽は昔から儀式に使われて来ました
楽を奏でるとは人智を超える現象を作り出します
私は魔術師になる事で自分の到達するべき所に行けるやも知れません
私は超越します