【USER'S REPORT】 写真家 : 川辺優紀子

【プロフィール】
写真家モデル。群馬美少女コンテストにてグランプリを受賞を機に、芸能界入り。モデルやタレントとして多数の雑誌や広告掲載、CMやテレビ出演、イベントMC等を経験。写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとして多数のメディアで写真の魅力を伝えている。

【メディア】
Youtube - 川辺優紀子の写真ラボ
Instagram - @yukiko_kawabe 
Twitter - @moniyko
公式HP - Yukiko Kawabe Photography

【ご出演、掲載等】
デジタルカメラマガジン
富士フイルム レンズカタログ
タムロン レンズカタログ
インプレス「ポーズ・光・色」が最高の表情を作り出すポートレート写真術
玄光社 感動！ナイトフォトの撮り方ガイド
資生堂「モノクロポートレート トーク&ヘアメーキャップショー」

【使用機材】
富士フィルム X-T4
富士フィルム X-S10
富士フィルム XF 16-80mm F4 WR
H&Y 100mm K-SeriesフィルターホルダーKit Mark II
H&Y 100x150mm K-SeriesソフトGND8 マグネットフレーム付き
H&Y 100x150mm K-Series バランサー GND16 マグネットフレーム付き
H&Y REVORING Black Mist 46-62mm （ブラックミストフィルター）
H&Y REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 67-82mm

今回、バージョンアップしたK-Series フィルターホルダー MarkⅡを中心に、H&Y製品の魅力を伝えたい。

まずH&Y角型フィルターシステムの特徴として、

(1)マグネット式で簡単に脱着ができる。また、その恩恵として片手で簡単にフィルターを上下に動かせる為、グラデーション位置の調整が楽。(真冬の撮影にてグローブ着用時でも扱いやすい)

(2)角型フィルターがフレームで覆われていると共に、フィルター自体の高スペック（透明度、強度、撥水防汚、帯電防止）により、位置調整や保管中に汚れや指紋がついたり、フィルターに簡単に傷がつくという様なストレスがない。

(3)CPLなどの併用するフィルターをドロップインで一瞬で導入できる。（ナイトフィルターやクロスフィルター等もある）

そして、このH&Y角型フィルターシステムの母艦となるフィルターホルダーが今回、マイナーチェンジして100mm K-SeriesフィルターホルダーKit MarkⅡになったわけだ。

具体的にどんな部分がチェンジしたか見ていくと、フィルターを固定するノブの構造だ。これまで締めるネジ1点でフィルターを抑えてたのが旧式。特に問題なく十分なホールド力があるが後ろから衝撃があった時に外れる可能性もなきにしもあらずだった。

しかし、今回のマイナーチェンジで、ネジ1点の締め付けによる固定から、返し付きの板でフィルターを覆い固定する構造に変わった。前モデルと異なりフィルターを面で抑えることにより安定的に固定できるようになった。

このおかげで返しがついている為、大半の衝撃には耐えられると感じる。また、実際に手で叩いてみてもかなりガッチリとホールドされており心許なさは全く感じなかった。その為、例えば、撮影中にストラップをかけてフィルターをカメラにつけたままブラブラと歩いてしまったとしても、あまり心配がないと思う。

次は実際に、H&Y角型フィルターシステムを外に持ち出した際の様子を紹介したい。

GNDは部分的なハイライトを落としたり、逆に部分的に光量を落としたい時に便利なフィルターであり、画像編集で色味を取り戻すこともある程度は可能だが、撮撮影時にフィルターを用いて物理的に画像を処理することで、より高品質な撮影データになる。

落ち葉のテカリを抑えた

2枚のフィルター重ね付けで空と浜の光量を調整

ハイライトに合わせると全体が暗くなる為、左半分の露出をフィルターで抑えた

以上の様に、風景写真はおろかポートレート撮影においても角型フィルターを導入することで、これまで試してきた写真表現とは一線を画す作品づくりが可能になる。

さらに詳しい動画での紹介はこちら↓